<無料占い> 同級生。 バスケ部出身さんより。

 
 
 今回は、バスケ部出身さん(女性・30代)からのご相談です。「昔の友達、同級生と離れたいのです。昔からその友達からバカにされてました。でも、友達がいなかったのでしがみついていました。最近その人たちと、再びラインでつながりました。結婚して子供がいる人もいます。彼女達は地元に残り、私は勉強して大学に進みました。会社ではコツコツと努力し、結果を重ねてきたという自負があります。でも彼女達からは、大したことしてないとか馬鹿にされ。向こうは結婚して子供もいますが、私はひとりです。不憫に思われるのが居心地悪く、完全に話が合いません。彼女達は私と会いたがるのですが、私は嘘をついてでも断っています。昔の友達と仲良くやりたいのですが、彼女達の前だと防衛線を張ってしまい、苦しくなります。年一度の集まりくらい行けば良いのに、それさえ断り縁を切ろうとしている自分がいます。嫉妬心や心の狭さに絶望しているところです。私がやっていることは、間違っていますか?」とのご相談内容です。(身元バレにつながりかねない情報については、割愛いたしました。)
 
 
 得られた卦は、「臨之坤」(臨、坤へゆく)です。
 
 
 まずは「臨(地沢臨)」の卦を検討します。最上図、左側をご参照ください。
 
 「臨」は、「臨む」、つまり、見ることです。
 より詳しく言いますと、上から下のものを見下ろす、上から支配と保護を及ぼす、そのような運気です。「君臨」・「神降臨」という言葉がありますが、その「臨」です。
 ただじっと観察するわけではなく、能動的に見ていることでもあります。
   
 また、この卦は、岸(地)に立って沼沢(沢)に臨む、というかたちを象徴しています。
 やはり上から下を見るわけですね。
 六本の線のうち、下の2本が陽を示し、陽がだんだんと上がってきている様子を示しています。
 
 占いの言葉は、
 
 剛・陽の気がしだいに盛んになり、上下とも喜ぶ。
 天の道にかなって、大いに栄える。
 変わらぬ心を持っていれば、万事順調。
 しかし、もの盛んなれば必ず衰う。
 陽気が衰退する八月(太陽暦ならば8月末~10月初頭)には凶に転ずる。
 
 というものです。
 
 「臨」の卦は、陽の気が成長している途上にある、と解釈されます。
 「坤」(全て陰)→「復」(一陽来復、下一本だけが陽)→「臨」(下二本が陽)→「泰」(下三本が陽、最高の運気)……という流れです。ですから、このままいけば「泰」、最高の運気になって行く、と考えられている運気です。もっとも、「泰」以降、だんだん運気が衰えていく、その動きもまた必然的で止められないものと言えます。ですから、占いの言葉にも戒めが記されているわけです。
 
 「臨」は、「見る」という意味ですが、易にはもう一つ、「観」という「見る」の卦があります。
 「臨」と「観」の違いですが、前者には「上から下を見る」、また、「積極的に参加していく」ニュアンスがあります。(例えば神降臨、と言う言葉を使う時は、神が人に干渉している・影響力を及ぼしていますよね?)一方、後者は、「下から上を見る」、また、「一歩引いて、傍観者的な立場をとる」というニュアンスがあります。
 したがって、「臨」の卦が出た時には、積極的に行動を起こすのが良い運気です。
 
 「臨」の卦は「復」(一陽来復)から来て「泰」(安泰)に行く、良い運気です。
 もっとも、「臨」の卦の内部には、「震」(から騒ぎ)の要素が含まれています。すなわち、運気が良く、積極的になるのが良いといっても、調子に乗ると大変なことになりかねない、そのような運勢でもあるわけです。つまり、「うまい話には気をつけろ」という時期であると言うことができます。
 運気が良いからこそ、気を引き締めて、本業に邁進しましょう、ということですね。
 人間関係一般を見るときには、こちらを「沢」、相手を「地」と見ます。「地」は、誠実で柔軟、懐が広いのですが、優柔不断。「沢」は少女を象徴し、軽快な人柄、明るくおしゃべりだが、失礼ながらやや軽薄かも、と考えていきます。
 恋愛運についても、「臨」ですので、やや好調とみることができます。ただ、「臨」は、上で申し上げたように、自分から行動を起こして行くことが重要になります。
 
 
 
 次に、「坤(坤為地)」の卦を検討します。「こん」と読みます。最上図、右側をご参照します。
 
 「坤」は、柔軟さ・女性性・消極性を象徴します。この卦は、六本すべてが「陰・柔」となっていますから、純粋な「陰・柔」という状態です。静止しながら豊かな力を蓄えている様子です。
 
 「坤(坤為地)」は、上下とも「地」というかたちです。万物を生み育てる豊かさを象徴しています。「乾」とは逆に、静止している様子でもあります。
 このような「坤」のかたちについて、「大地の働き、それが坤である。立派な人間は徳性を厚くし、人々を包容していく」という言葉が示されています。
 
 「坤」の占いの言葉は、
 
 「坤」の生成力は偉大である。その力を受けて万物は生まれるのだ。
 「坤」は大地の象徴である。大地は厚く万物を乗せる。その徳は天の広大さと等しい。
 「坤」の限りない包容力によって万物すべてが伸び栄える。
 「坤」の道は、従順に、堅くわが道を守ること。人に従って目的に達するのだ。
 良い友人に恵まれる。同類に背を向ける時は、友を失うも、よりどころが得られる。
 
 というものです。
 
 「坤」の卦が出た時は、一般的には隠忍自重が良い結果をもたらします。また、先生について勉強をするとか、上司の指示に従って働くということについては、良い運勢です。決断をするようなことには向いていません。「柔」ですから、「優柔不断」で決められないと見るのです。
 仕事運等について言えば、リーダーシップをとるよりは、リーダーを支えて裏方に回る方が良い。
 また、この卦には「西南に朋を得るに利あり……」という占いの言葉があります。これには、「友人と仲良くするのが良い。一方、友人に背を向ければ、配偶者に出会える」であるとか、「簡単なほうを選ぶのも良い。難しい方を選ぶと、孤独になるが結果は出る。これも良い。」とか、「西南方向に移動するなら、大勢で行く方がいいが、東北方向へ行くならば、一人がいい」などのいろいろな意味があり、何か思い当たるところがある場合には参考にできると考えられます。
 恋愛・結婚運で言えば、まとまりにくいとされます。良縁の場合は孤独で困難なものになると考えられています。また、注意すべきこととして、「坤」の場合は、人にだまされるおそれ、という問題があります。
 
 
 
 以上のような、「臨」「坤」の卦を踏まえて、バスケ部出身さんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、卦の関係性から見て、変化と解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 卦を踏まえると、「間違っていない」と感じられました。
 「自分の思うように振舞って良い。後ろめたさを感じる必要はない。やがて平穏になる。」というイメージであろうと見立てました。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「臨、坤へゆく」です。
 
 現在の運気を示す「臨」は、勢いのある良い運気です。イメージは、「君臨」です。「自分から積極的に、リーダーシップをとる(流れを決めてゆく)」のが良い、とされます。
 勢いのままにまとめやすいと言える運気です。多少強引でも行動していけば、周りもそれに合わせて動いていく、というイメージです。
 また、「臨」には、字の如く「臨機応変」のイメージもあります。積極的に動いていけば、後はどうにかアドリブで回していけそうだ、というイメージなのです。
 
 「臨」の卦は、青臭く芝居がかった表現になってしまいますが、「自分の人生の主役は、まさに自分自身なのだ」という性質を象徴する卦と言うことができます。
 「嫉妬深い、心が狭い」などとご自分を責める必要はないかと、見立てます。
 「ものの感じ方が違う。仕事や生活の場が、隔たってしまった。」ならば、完全に話が合わなくても、仕方無いと思うのです。どちらが良いとか悪いとか、優れているとか劣っているとかではなく。
 いまの生き方の足を引っ張るものでしかない、いまの生活・活動をするための精神衛生に良くない。そういうものであるならば、係わり合いになることもないかと。
 
 
 このような「臨」の卦が、やがて「坤」へと変化していくと解釈されます。
 「坤」は、「母なる大地」を象徴します。どこまでも広く平らにつづく大地です。そうしたイメージから、「受容性、柔軟さ、分厚く鈍重、動きが少ない…」といった性質がイメージされる運気です。
 
 「パッとしない」というところが存在する卦であることは、確かです。
 しかし、この「坤」の卦は、「どこまでも続く、母なる大地」であり、「受容性」を象徴します。
 「やがて、気にならなくなる。平穏で心が波立たなくなる時が、やってくる。」と、そのようなイメージかと見立てます。
 
 
 2つの卦の解釈について、バスケ部出身さんの問いに正面から答える言い方をするならば。
 「間違っていない」と感じられます。
 私はそのように見立てました。
 
 
 

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