<無料占い> 占っていただきありがとうございました。 ユエさんより。

 
 
 今回は、ユエさんからのご相談です。「いま、上司から、『後輩なんだけど、会ってみない?』と言われた方がおります。デートの予定日が、ダブルブッキングとなってしまい、お断りいたしましたが、上司が出張から戻り次第、またスケジュールを合わせようとのことになりました。この方と会える日はいつになるか、占っていただきたいです。」とのご相談内容です。
 
 
 申し上げます。易占(周易)は、少なくとも私の場合は、「当てもの」を意識していないという理由もありまして、「当てもの」系の占いを非常に不得意としております。
 そこで、恋愛運全般や、「今後の方針」的なものとして占いを立てました。
 ご相談内容に対する直接の回答にはなっていないのですが、それでも何と言いますか、「示唆的なところのある卦」が得られました。
 それを記事とすることで、お許し願いたく思います。
 
 
 得られた卦は、「益之履(益、履へゆく)」です。
 
 
 まずは「益(風雷益)」の卦を検討します。最上図、左側をご参照ください。
 
 「益」は、「増す」という意味です。これは「損」(ボランティア)の反対で、上に立つ者が下の者に利益を及ぼす、という意味です。
 
 「益」の卦は、上が風、下が雷を象徴しています。風は従うもの、雷は動くもの。下が動けば、上もそれに応ずるという様子を表しています。
 ですから、この卦のかたちを示す言葉は、まさに「疾風迅雷」です。よいものを見たら直ちにそれを学び取り、悪い点があったらすぐに反省すべきである、と言われています。
 
 占いの言葉は、
 
 上が骨を折って下を潤す。上下とも大喜びだ。
 大事業でも成功する。
 盛んな活動力(雷)と順応性(風)があるのだから、とどまることなく突き進む。
 天地の恵みは時の流れに従うのだから、「益」は時宜を得ることが重要だ。
 
 というものです。
 
 この卦は、かなりよい運気を示しています。
 やや専門的になるのですが、この卦は「否」という、非常に悪い運気が動いてこの運気になる、と考えられているので、最悪の状態は抜け出した、と考えられる運気です。
 上の立場にある人の助力が得られるという運気も示されています。また、友人等の手助けを求めるべき、とも言われています。依存してはいけないのですが、人のつながり、きずなの助けを求めるのがよいということです。
 もっとも、この卦は疾風迅雷。運気がいい状態が長期安定するわけではありません。チャンスを見たら、素早くつかまえるべきだと考えられています。
 縁談にはよい運勢です。もっとも、あわただしかったり、あちこちから横やりが入ったりしがちではあります。それでもまとまりやすい、という運勢です。
 
 
 
 次に、「履(天沢履)」の卦を検討します。最上図、右側をご参照ください。
 
 「履」は、もともとは「くつ/はきもの」の意味です。そして、「履行」という言葉からわかるように、「ふむ」「実践する」という意味です。また、この言葉は「礼」と関係が深い言葉です。
 「虎の尾を踏む」と言う言葉がありますが、どのようなことであっても、実践しようとすれば危険が伴います。一方で、危険を恐れては何もできません。成功のために危険(不安)を伴うような運気であることを示す卦であると言えます。
 
 「履(天沢履)」は、上に天があり下に沢があるかたちです。天は「陽・剛」、「年長の男性・父親」を象徴します。沢は「柔順」、「年少の女性」を象徴します。ですから、リスクのある事態に対処する際には、経験者や年長者の経験を尊重する(礼)のがよいと考えられてきました。
 このかたちについて、「上下のけじめをきっちりつける」という言葉が示されています。
 
「履」の占いの言葉は、
 
「履」は、柔(沢)が剛(天)に従うかたちである。
心から喜んで(沢)先人に従うならば、虎の尾を踏むような危険を冒しても、かみ殺されずに成功するだろう。
剛の気が、リーダーの地位にあってやましいところがない。光り輝いている。
 
 というものです。
 
 「履」の卦が出た時は、危険があり、そのために不安がある、という運気です。成功をつかむためには、よほど慎重に、そして精一杯の努力をしなければならないと考えられます。物事の進捗状況ははかばかしくありません。
 しかし、一方で、成功をつかむためには危険をかいくぐり努力をしなければならないわけです。
 その点をどう考えるべきかは、相談者も易者も判断が悩ましいところです。
 易者としては、「大きな危険がある」のだから、励ます(あおる)よりは、「慎重に」とか「とりやめては?」というアドバイスをすることが多くなります。相談を受ける立場の者としての、あるべき基本的なスタンスだろうとは思います。
 また、伝統的な農村社会は、「冒険」「ベンチャー」的な試みには否定的でした。
 これらの理由から、従来この卦が出た時は「とりやめるべき」「難しい」という解釈に重きが置かれています。
 それを現代ではどう考えるべきか、これもまた悩ましいところです。
 また、「履」は、「虎の尾を踏む」という言葉と関連付けた占いの言葉が多く示されている卦です。
 「虎の尾を踏む」べき状況か否か、慎重な判断が必要とされる運気です。
 
 全体としては、経験者や年長者の言葉は聞いておいた方が良い、とされます。「履」の卦の底流には、経験から判断材料を引き出すべきだという考え方があります。
 また、「目上・目下」の関係にはこだわっておいたほうが良いという運気です。このような考え方は、場合によっては古臭くてものごとの発展を阻害しますが、「履」の場合は良い方に転がる、という運気であると言えます。
 先輩には敬意を払い、喜んで指導に従った方が良い、そのような運勢です。
 いやらしい言い方をすれば、先輩の機嫌は損ねない方がいい、虎の尾を踏まないように、という運気であるわけです。
 恋愛運に関して言うと、女性のほうが積極的になっているという運気です。また、女性から見た場合、妻子のある男性に惹かれがちな運気であると言われています。
 
 
 
 以上のような「益」「履」の卦を踏まえて、ユエさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
  「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、卦の関係性から見て、内包と解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 すんなり予定が決まりそうだ、とんとん拍子で会える日が決まるのではないか、というイメージです。
 「益」も「履」も、いわゆる「上司」の助けでことが進む、「上司」のリードに任せておくのが良い、とされる卦ですので、その方向性で行動されて良いかと。
 数字のイメージとしては2、4があります。一つの可能性として、2週間後・4週間後でしょうか?それ以上に、卦の持つイメージとして、「早々と動いていく」というところがあるのではないかと、見立てました。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「益、履へゆく」です。
 
 メインの運気を示す「益」は、「利益が上がりやすい」「自分からリーダーシップを取って動くと良い」という運気を示します。
 物事全般について、成功しやすい時期であることを示します。特に良いのはお仕事運と、人間関係です。人の繋がりが得られやすいと考えられています。
 もうひとつのポイントとして、「益」は、上が「風」で下が「雷」というかたちをしています。そのため、「益」のキーワードは、「疾風迅雷」です。チャンスと見たら、素早く動く必要があります。
 
 人間関係、恋愛運、そういった方面には特に良いとされる運勢です。
 「疾風迅雷」ですので、とにかく物事がとんとん拍子に決まっていきそうなイメージ。それをさっさとつかむのが良い、という運勢でもあります。
 さらに、「周囲の助けが得られる」という卦です。いわゆる「上司」的な存在からの引きがある、というイメージで語られます。
 
 したがいまして、すんなり予定が決まりそうだ、とんとん拍子で会える日が決まるのではないかと、そのように見立てました。
 
 
 このような「益」に内包されているサブの運気が「履」です。
 「履」には、いろいろな意味があります。
 まず、「決断の時である」ということ。「あえて進むか、それとも無理せず自重するか」、です。
 また、「履行」の「履」ですから、地道な実践が大切になります。
 さらに、「礼」に通ずることから、「いわゆる先輩と言われるような人たち」との人間関係が大切になってくるという運気です。
 
 今回は、「決断」や「履行(あるいは、エネルギーを溜める)」的なケースではありませんので、「先輩との関係が大切」という要素が強く出てくるケースではないかと感じられました。
 メインの運気を示す「益」にも、そういうところがありますので、やはり、お話を持ってきてくださった上司の方のリードに任せていくのが、お勧めではないかと。(催促してはいけない、という意味ではありません。「上司の方と、連絡を密に」的なイメージかと、見立てます。)
 
 
 「そういうことが聞きたいのではない。ダブルブッキングが怖いから、具体的な日時を聞きたいのだ。」というお話だったとしますと、「当てものに弱い」という、私の占いの欠点が直接に問題となってしまいますが……。
 「当たるも八卦、当たらぬも八卦」的な要素としまして。
 変爻(変化する横棒のことです。最上図をご参照ください。右と左では、下から2本目と4本目が変化していますが、これが変爻です。)からみて、2、4というイメージが得られました。
 ここから、一つの可能性として、2週間後・4週間後でしょうか?
 
 しかし、そうしたイメージよりも、やはりメインの「益」のイメージかと。
 「疾風迅雷」ですので、デートの日取りのお話については、とんとん拍子で進んで行くのではないかと、見立てました。
 
 
 

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