<無料占い> 恋愛について。 いねさんより。

 
 
 今回は、いねさん(女性)からのご相談です。「去年、共通の知り合いのところで、偶然出会った男性がいます。その後3人で飲みに行き、2人で話す時間もあったりして、楽しく過ごしました。でもその時、私には彼がいたので、連絡先はもらいましたが、何もしないでいました。その後彼と別れてしばらくたってから、急にその方のことを思い出しました。一度お話をしただけなので、相手は忘れているかもしれませんが、連絡してみたいなと思っています。私はその方と付き合うことができるでしょうか?今後どうなっていくかを知りたいです。」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「姤之漸」(姤、漸へゆく)です。
 
 
 まずは「姤(天風姤)」の卦を検討します。「こう」と読みます。最上図、左側をご参照ください。
 
 「姤」は、「邂逅」の「逅」と同じで、「偶然・突然の出会い」という意味です。それも、大勢の男性を手玉に取るような、悪女的な女性との出会い、といったイメージです。(「いい女」とも言えるかもしれません。『ルパン三世』の峰不二子的なイメージと言ってよいかと思います。喩えが古いかもしれませんが。)
 
 「姤(天風姤)」は、天の下に風が吹き渡る、というかたちです。為政者は風のように政令を通達すべきである、という言葉が示されています。
 もっとも、「姤」については、「天」と「風」という他に、六本の線が「一陰五陽」になっている、というかたちに注目すべきとされています。
 全体が陽であったところに、下から一本の陰が入り込んできたというかたちは、多くの男性(陽)をうまく持ち上げ、手玉に取る女性(陰)というイメージである、ということです。
 
「姤」のうらないの言葉は、
 
 「姤」とは、遭遇することである。
 一本の柔が五本の剛に遭遇する。多くの男の中に忽然と一人の女が現れて、魅了する。
 このような女はしたたかもの。妻にすべきではない。長続きしないであろう。
 天地が遭遇すれば、万物がみな美しく育つ。
 「中正」であるリーダーに、剛強なものが出会えば、天下に道が行われる。
 「姤」の意義は重大である。
 
というものです。
 
 「姤」は「突然の出会い」。それも多くの場合、「あまり歓迎できない出会い」です。思いがけない災害やもらい事故に出会ったり、詐欺被害や株価の暴落にあってしまったり。そのような運気です。
 特に、陰が内側に入り込んでいるというかたちですので、うまい話をもって近づいてくる陰湿な人間に注意すべき、他人の口車には乗らないように、といった運気です。
 天の下に風が吹き廻る、どこまでも行くとも言えますが、どこに行くやらわからない、というかたちでもあります。いろいろ迷いが生じやすい時期と考えられます。このような時は基本に返って考えるのが良いと言われています。
 結婚運には良くありません。男性からすれば、女性がしたたかすぎて(あるいは肉食系過ぎて)心身ともに参ってしまう。女性からすると、「男性が多い」というかたちですから、夫に落ち着くことができかねる、という運気とされてきました。
 もっとも、現代の価値観からは少し考え方を変えるべきかもしれません。積極的に社会に出て、男性を相手に渡り合って経営等をこなす強い女性こそが良いと考えるのであれば、男性からすれば悪い結婚ではないと考えうるからです。
 
 ここまで、「姤」の悪いイメージを中心に述べてきましたが、「姤」にも良いところはあります。
 まず、たとえば、いわゆる客商売・水商売と言われる業種や芸能関係を占ってこの卦が出た場合には、魅力的な女性ということで、非常に良い運気といえます。
 さらに、そのような限定的な場面だけでもないのです。「姤」は、「偶然の出会い」。占いの言葉に、「万物がみな美しく育つ」とありますが、この「美しい」は、原文では「章」、つまり「あや」です。異質なものとの偶然の出会いが、思わぬ「あや」となり、運勢が動いて行く。そのような可能性をも含んだ卦でもあるのです。「『姤』の意義は重大である」といわれるゆえんです。
 
 
 
 次に、「漸(風山漸)」の卦を検討します。最上図、右側をご参照ください。
 
 「漸(風山漸)」は、山の上に木があるかたちを示しています。
 山の頂上に生えている木は、地上から見ていると気づけないのですが、実は陽の光を浴びて着実に成長しているものです。「自分の徳を固く守り、周りにもだんだんと好影響を与えよう」という言葉が示されています。
 
 「漸」の占いの言葉は、
 
 女子の婚姻に吉。
 順序正しく、正道を進めば、国家全体を正しくすることさえ可能なのだ。
 とどまるべき時にとどまり(山)、時勢に従う(風)。それゆえ行き詰まることはない。
 
 というものです。
 
 「漸」は、全体として、急激な成長は望めないが、着実な進歩は期待できる、という運勢を示しています。
 これまでは行き詰まっていた、あるいは行き詰まっているかのように進展が見えなかった事業・苦労がだんだんに実を結ぶという結果になることが予想されます。
 何事につけ、手順を踏むのが良いとされる運気です。
 金運・仕事運も同様です。だんだんに良くなってくるという運気です。
 また、「女子の婚姻に吉」という占いの言葉通り、特に女性側から見た場合の結婚運としては、良い運気であるということができます。
 
 
 
 以上のような「姤」「漸」の卦を踏まえて、いねさんのお話しとあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、どちらで解釈してもほぼ同じ、というケースかと感じられました。変化として解釈しております。
 
 
 
 結論です。
 
 可能性は、十分にあるのではないかと感じられました。
 「焦らない(食いつかない)」ことと、「状況をコントロールする」こととが、お勧めになるのではないかと見立てます。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「姤、漸へゆく」です。
 
 現在の運気を示す「姤」のイメージは、上でも申し上げましたように、「全体が陽であったところに、下から一本の陰が入り込んできたというかたち。多くの男性(陽)をうまく持ち上げ、手玉に取る女性(陰)というイメージ。」とされています。
 またあるいは、「邂逅」。つまり、「突然の出会い」です。
 少し言葉が悪いかも知れませんが、「悪女」ですね。「男性を手玉に取る女性」です。
 もう少し現代社会的に解釈しなおすならば、「積極的に、男性と対等に向かい合う女性」です。
 
 ひと工夫、必要かも知れません。
 「一度だけしか会ったことの無い人から、一年ぶりに連絡が来た」となると、怪しまれてしまうことも、あると思うのです。
 そこをどう取り繕う(?)か、「状況をコントロールする(男性を手玉に取る)」という「姤」の発想が求められているのかな、と感じられました。
 
 たとえば、「共通の知り合い」に、「つなぎを頼む」ようなことは、可能でしょうか。
 あるいは、あざといかもしれませんが……「意図的な誤送信」という手も、あるかもしれません。何の意図も無いような、どうでも良い話を誤送信しておいて、「『すみません、間違えました』を突破口にする」ようなやり方です。
 友人の女性が、それで男性を落としたと言っていたものですから……。
 (もちろん、大量送信や、しつこく送るなどの行為は、ストーカー行為になってしまいますので、絶対にやってはいけないと存じます。)
 
 「姤」は、そうした、「少しいやらしい」やり方や、「あざとい」ようなやり方を駆使していくような、そんな発想を象徴する卦です。
 「『女性が』それをやる分には、構わない」という性質を有する卦です。(男女差別であるという問題は、この際ご容赦いただきたく存じます。)
 上の「意図的な誤送信」を例に取るならば、さらに話題の選び方や、送信の曜日・時間帯等まで、細やかに・計算高く……というイメージを持ちます。
 「そういう考え方は、好みではない」ということでありますならば、耳の汚れとして放り捨てていただきたく、お願い申し上げます。
 
 
 このような「姤」が、やがて「漸」へと変化していくと解釈されます。
 「漸」のイメージは、「山の頂上に生えている木」です。山の頂上に生えている木は、地上から見上げていると、高いのだか低いのだか、伸びているのだかいないのだか、よくわからないところがあります。しかし、実際にはさんさんと日を浴びて、すくすくと育っているものです。
 これと同様に、「どうも実感としては良く分からないながらも、現実には着実に運気が上昇している」。それが、「漸」です。上昇のペースは非常にゆっくりしていますが、ゆっくりである分だけ堅実で、転んでしまうようなことはありません。気づきにくいのですが、これはなかなか得られない貴重なものです。無理をして今の状態を壊してしまうことだけは避けなければいけません。階段を一歩一歩登っていくように、「物事を段階的に・順々に・一つずつ、片づけていくと良い」という運勢です。
 
 「焦らない(食いつきすぎない)」ことも、お勧めになりそうです。
 「少しずつ、前に進む」という性質を有する卦ですので、「きっかけを作ることができたら、後は流れに乗る」のが良いかと。
 本来ならば「自然に進む」というところがある卦なのですが、もう一つの卦が「姤」ですので、「ペースを意図的にコントロールする、自分が乗り気になる以上に、相手を乗り気にさせるようにしていく」といった発想がお勧めになるかとも感じられます。
 
 
 可能性は、十分にあるかと感じられました。
 上に申し上げたやり方の可否はともかくとしましても、「きっかけ」を含め、「工夫を重ねて、うまく状況をコントロールしていく」ようなやり方がお勧めになるのではないかと、見立てます。
 
 
 

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