<無料占い> 行く末。 ふみさんより。

 
 
 今回は、ふみさん(50代・女性)からのご相談です。「以前は俳句の事でお世話になりました。病気が進み、その治療薬の処方過多による副作用にとても苦しんでいます。いまかかっている病院からは入院を勧められましたが、費用が工面できず断りました。ネットで調べると、『その薬を完全に抜かないかぎり完治は無い』とあったので、その薬を出し続ける病院にも不信感を覚えました。自分の判断でその薬を抜き始めたところ、症状が改善されました。そのことを病院にも報告し、現在断薬を続けています。要介護認定を受け、福祉のお世話になりながら寝たり起きたりの生活です。入院は高額医療のシステムや相談窓口に相談すれば何とかなるのかもしれませんが、いま勧められている入院の仕方では完治できないとネットにはありましたので、余計入院したくないのです。完治させた実績を持つ病院は遠方にあり、費用が高額でもあるので、そちらにかかることは不可能です。私の余生を占ってください。」とのご相談内容です。
 
 
 冒頭から、お詫びを申し上げます。
 私は、病占を行うことを、控えております。現代では何と言ってもお医者様が専門家だからです(また、問題ないように配慮は行っておりますが、各種専門分野と重なる問題については、業法との兼ね合いが問題になりうるという点において、考えなくてはならない問題が残るからです)。ご理解賜りたく、お願い申し上げます。
 その前提の下に占いを立てたのですが、得られた卦には示唆的なものがあると感じられましたので、記事を作成いたしました。
 
 
 得られた卦は、「同人之旅」(同人、旅へゆく)です。
 
 
 まずは「同人(天火同人)」の卦を検討します。最上図、左側をご参照ください。
 
 「同人」は、「同人誌」の語源となった卦です。同士を広く求めて実行すればうまくいく、という運勢です。
 
 「同人(天火同人)」は、常に高い所にある天と、常に高みを目指そうとする火を組合わせたかたちであり、両者は親しい関係にあると考えられています。
 それを表すものとして、「同人は親しむなり」という言葉が示されています。
 
「同人」の占いの言葉は、
 
 広く同士を集める。
 そうしてたくましい実行力を持てば、難事業でも成功する。  
 知性(火)と実行力(天)が合わさっているのだ。
 
というものです。
 
 「同人」の卦は、ほかの人と一緒に行動すること。心を一つにすること。心を一つにするからには、その目標は不正であってはならないこと。そして、「実行する」こと。等がポイントとされる運勢です。
 いかにも他の人と仲良くやっていそうな運勢ですが、卦の内部を見ると、実は人間関係がうまくいっていない、という運気が見て取れる運気です。それだからこそ、逆に、協力することの重要性を説いた運勢であるということもできるのです。
 
 
 
 次に、「旅(火山旅)」の卦を検討します。最上図、右側をご参照ください。
 
 「旅」は「たび」です。これは、現在のような楽しい旅行ではなく、古代の「たび」ですから、むしろ放浪・流浪といった厳しい状態のイメージです。
 
 「旅(火山旅)」は、山の上に火が出ているかたちです。困難を示しています。自戒を心がけ、刑事事件はすばやく解決すべき、という言葉があります。
     
 また、「山」は「門」をも意味します。松明(火)を持って、門から出て行く。そのため、「旅」のイメージとなります。
 
「旅」の占いの言葉は、
沈着(山)にふるまって、知性(火)を失わない、そのため、やや運勢が開ける。  
この態度を固く維持していこう。
といったものです。
 
 「旅」の卦は、困難な運勢を示します。物の乏しいこと、安定を得難いことを象徴する運気です。
 「豊」(豊かかな実りという一番いい時期)を過ぎて、困難な局面にさしかかったという運気の流れです。  
 しかし、「旅」の卦は、そのような困難を克服するために、旅に出るような運勢でもあります。つらい上に先が見えにくいのですが、それでも希望を持って前へ進み出した、そのような運気であるわけです。
 
 この卦が出た時は、黙々と歩く旅人のように、地味に努力を重ねる、物事を淡々と処理することが重要です。また、事故や山賊に注意しなければならない危険な旅路を行くように、用心すること・慢心しないこと、等の心構えが必要です。    
 宗教や学問といった、精神的に孤独な作業については吉とされますが、願い事はかなえるのが難しいと言われています。    
 仕事運については、新規事業にはあまり向きません。従来の仕事を淡々とこなす方が良さそうです。  
 恋愛運は、特に女性の場合、さびしげに見られてあまり良くないと捉えます。また、「旅」だけに、いわゆる行きずりの関係が生じやすく、それが良い方向にはつながらない、という運気です。 
 
 
 
 以上のような「同人」「旅」の卦を踏まえて、ふみさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、卦の性質からみて、内包関係であろうと判断されました。
 
 
 
 結論です。
 
 長い戦いになるのではないかと、見立てます。「病気との付き合いはどうしても、『つまるところ、自分ひとりで向き合うもの』という性格がある。しかし、『逆説的だが、だからこそ、周囲の人とのコミュニケーションが大切になるのではないか』」というイメージです。
 もうひとつのイメージとして、俳句や短歌については、非常に良い運勢です。活動を続けられて吉かと見立てます。可能であるならば、そちらのお付き合いができる方ともできる限りコミュニケーションを取っていくことが、お勧めになるかと感じられました。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「同人、旅へゆく」です。
 
 メインの運気を示す「同人」は、まさに「同人活動」「同人誌」のイメージです。「同じ志を持った人が何人も集まって、みんなで協力して一つの方向に進んでいく」というイメージの運気です。「二人の協力関係」である「比」とは異なります。周囲のみんなを巻き込むように活動するのに向いた運気です。
 内部に対立をはらんでいるという性質を持つこともありますが、「協力して前へ進む」という運気ですので、人間関係に関しては、一般的に吉であると言えます。 
 また、「同人」と言いますと、「内向き、仲間内」的なイメージを想像されるかもしれませんが、実際には少しニュアンスが異なります。
 「地縁・血縁といったムラ社会的な繋がりで固まらずに、外に仲間を探しに行こう」というのが、「同人」の本質です。
 
 ネットが悪いとは、申しません。良質な情報も多いですし、何よりもご自分の体のこととして真剣に調べれば、かなりしっかりした知識が得られるということは、確かだと思います。
 それでもやはり、専門家の意見も、大切だと思われるのです。「ネットの情報(ネットに限らず、書物でもそういうところはあると思うのですが)については、気をつけないと偏った意見ばかりを吸収してしまう」という危険も、あると聞きますので。
 薬の件で入院するかどうかについても、「経済的にも厳しいし、どうも今のお医者さんが信用できない」というご判断は、「あって良いもの」だと思います。
 しかしそれでも、「一応は話し合ってみる」過程もまた、あって良いかと感じられました。
 「同人」はもともと、「地縁・血縁のコネで固まらず、同志を外に求める」という卦です。今回の問題に敷衍するならば、「ネット上の、ある見解を取る一派の意見だけではなく、(病気を治すという問題についての同志である、)お医者さんの意見も聞くべきだ」という意味合いではなかろうかと、私には感じられました。今の主治医が信用できないということであれば、セカンドオピニオン的に、「近所の、別のお医者さんの意見も聞いてみる」という方向性も、あると思うのです。
 
 「同人」ですので、お医者さんばかりではなく、「その他の周囲の人」とのコミュニケーションも、積極的に図って行くのが良さそうだと感じられました。
 「福祉のお世話になりながら」と伺いました。どこかで遠慮されるようなお気持ちも、悪いものではないと思います。しかし福祉の業者さんも、「お付き合いのある相手(『同志』)」ではありますし、いろいろとおしゃべり等を、楽しまれても良いと思うのです。
 
 多くの人とコミュニケーションを取っていくことができれば、「闘病生活/あるいは病気との付き合い」にも張りが出て、「やっていける」のではないかと、見立てます。
 
 
 このような「同人」に内包されているサブの運気が「旅」です。
 「旅」は、「孤独な旅路」を象徴します。基本的には厳しい運気と言えます。(例外的に、学問・芸術分野では吉とされます)
 
 どう表現し直すとしても、闘病生活を送っていらっしゃるということは、確かな事実かと感じられました。
 病気とのお付き合いは、それが大きな病気であれ小さな病気であれ、「つまるところ、自分の問題。自分ひとりで向き合わざるを得ないところがある問題。」だとは、思います。
 「旅」、「孤独で長い旅路」とは、そういう意味合いで現れているかと。
 
 だからこそ、メインの卦が「同人」であることを意識すべきではないかと、そのように感じました。
 「孤独であることは確かだからこそ、逆説的に、周囲の人とはできる限りコミュニケーションを取っていく。孤独にならないよう、人付き合いやつながりは、保っておく。生活と気持ちの支えにして、戦ってゆく」という姿勢がお勧めになるのではないかと、見立てます。
 
 
 
 「同人、旅へゆく」という卦からは、もう一つ示唆的なものが得られると感じました。
 「同人」は、まさに「同人誌」の語源。「旅」は、「学問、文化芸術に吉」です。
 ここから考えて、趣味の俳句や短歌は、できる限り続けていくのがお勧めではないかと見立てます。
 
 私の祖母は、朝日新聞の歌壇に短歌を投稿していたのですが、一枚のはがきに近況報告のようなものを書きこみつつ投稿していたようです。
 (以前、「俳句の会を抜けた」というお話を伺いましたが、)たとえばそのようなかたちであっても、「同人」的なつながりを意識されていくのが良いのかなと感じられました。
 これまでも、何度も入選されたというお話を伺っております。まだまだもっと大きな賞を狙えるかもしれませんし、「これぞ」という作品を生み出すことも、できるのではないでしょうか。
 「文化芸術に吉」の卦ですので、明るい可能性があるのではないかと見立てます。
 
 
 

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