<無料占い> ぬるま湯に浸かった生活がいいものか悪いものか。 いくらさんより。

 
 
 今回は、いくらさん(女性・20代)からのご相談です。「お付き合いをして数年になる恋人がいます。同棲しているので付き合いたてのような感じではありませんが、仲も良く喧嘩をしてもすぐ戻れるような関係性です。そろそろ結婚適齢期ですし、私は結婚したいと考えています。しかし彼は20年来の夢を追い続けていて、そのため経済的にも楽とはいえない状況です。以前から結婚については話し合いをしてきましたが、彼にはあと一年しか待てないと告げました。彼も結婚はしたいけど、優先順位としては夢が一番だと返されました。そのタイミングで最近素敵な人と知り合いました。結婚のための条件も人柄もとても良い方ですが、彼よりも好きになれるだろうか?と考えてしまいました。それに、お互いの仕事や休みのタイミングがうまく会わず、結局疎遠になってしまいました。その後も、結局今のぬるま湯に浸かったような生活を続けています。今の彼と決別して次に進む強さが私にはありません。良く考えると、これまでも素敵な人と知り合ってもいつもタイミングが合わず、結局疎遠になることが多かったなと意識し始めました。いまの恋人よりも合う人がいないのかもしれないと思うようにもなりました。ただ、これ以上彼の夢を一緒に追いかけていても、結婚・出産という私の夢が遠ざかってしまいます。このままの状況が良いとは思えないこともあり、相談した次第です。私の人生はこれからどうなっていくのでしょうか?」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「夬之巽」(夬、巽へゆく)です。
 
 
 まずは「夬(沢天夬)」の卦を検討します。「かい」と読みます。最上図、左側をご参照ください。
 
 「夬」のかたちは、上が沢、下が天です。天よりも高いような高地にある池に切れ込みを入れれば、水が下に流れてきて、下にいるみんなが潤う、そういうことばが示されています。
 また、この卦は、一番上が陰を示す波線です。陰湿な独裁者に押さえつけられているが、それを下から打倒するようなイメージも持ちます。
 
 「夬」の占いの言葉は、
 
 「夬」とは切り開くことだ。
 毅然とした態度でつまらないトップを打倒すれば、みな幸せになる。
 正しい議論と誠意でもって、仲間を募ろう。
 まず、自分の脇を固めるのを忘れるな。
 断固として行動するのだ。
 
 というものです。
 
 「夬」の卦は、下の立場から見た、いわばクーデター決行のような運勢を示しています。それと同時に、上の立場から読み取れる運勢、クーデターを起こされないように、早めに対策を取るべきだ、という運勢です。
 もう少し普遍化すると、「問題があるならそれを変えるべく断行すべきだ。また、問題があるなら、それが爆発する前に対処すべきだ。」という運勢です。
 そのため、この卦が出た時は、「クーデターを起こす時のように慎重に」・「クーデターを起こされないように穏やかに」と解釈することが多いとされます。
 全体として、無理をしたり、力不足であったりすることが原因で、ものごとがうまくいきにくい、という運気です。
 恋愛・結婚運でも同様です。なかなかうまくいかないと考えられます。
 
 
 
 次に、「巽(巽為風)」の卦を検討します。「そん」と読みます。最上図、右側をご参照ください。
 
 この卦は、上下とも風を現し、まさに風を象徴します。
 また、「巽(そん)」は、「遜」に通じ、謙遜・譲ることを示します。
 
 風はものにぶつかれば方向を変え、どのような隙間にも入り込みます。
 そのぶん、何事にも適応でき、柔軟な人間関係を築けますが、優柔不断に陥る危険もあります。
 決断に迷う運気を示しています。すぐれた指導者にしたがうべき、とされてきた卦です。
 
 占いの言葉は、
 
 やや運が開ける。
 進んでことを行えば順調である。
 謙虚に、指導者にしたがうべきだ。
 
 というものです。
 
 この卦は、柔軟に、ことを進めればやや運が開ける運気であることを示しています。
 もっとも、内部に「大過」(不安定な運気)や「睽」(反発しあう運気)を含んでおり、また風に吹かれる卦でもあることから、不安定さ・動揺という運気をも示します。細かいことが気になり、やや神経質になってしまう、そういう運気です。
 新規の事業には良くない、今までの関係を重視すべき、と言われています。ただ、株や商売関係では、大きくはないが利益が出る、とされます。ただ、「風」ですから、動きやすい局面で、その点に関する注意が必要です。
 一般的に言って、「かたちのないもの」については良い運気です。ですから、精神的な活動には良く、また、サービス業等についても吉とみます。
 
 「風」ですから、おおまかにいって、動きが多く安定が難しい、という運気であることが多い卦です。
 そのため、身辺になんらかの異動・変化が起こる可能性があります。また、安定していないのですから、何事についても周囲に相談していくのが良いと言われる卦でもあります。
 婚姻は、「風のように動く」のでまとまりにくく、末を遂げない可能性もある、とされてきた運気です。
 
 
 
 以上のような「夬」「巽」の卦を踏まえて、いくらさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、卦の性質からみて、変化の関係であろうと解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 「決断すれば、状況に応じて回っていく」という運勢かと見立てました。
 もし、「やはり彼しかいない」と思われるのであれば、結婚する方向で決断し、動くのが良いかと。
 「彼を待つかどうか迷っている」とお考えの場合には、少し視点を変えてみるのが良いのかもしれません。「待つかどうか」ではなく、「彼で良いか、彼では無理なのか」という発想です。
 「彼で良い」ならば、「待たずに、結婚だけはしてしまう」という方向性。「彼では無理だ」とお考えならば、別れる方向性。
 彼の夢の性質(待てば結果が出るものなのか、待っていても結果を出すのが難しいものなのか)にもよりますが、「決断するか否か」という視点を取り入れてみるのはいかがかと、提案いたします。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「夬、巽へゆく」です。
 
 現在の運気を示す「夬」は、「決断」や「クーデター」などを象徴します。
 古代の社会情勢(クーデター・下克上は不道徳とされていた)や、アドバイスをする側の事情(占い師は、責任を取れる立場にないのだから、できるだけ「なあなあ」な物言いをする方が安全だ)といった問題もあるために、「できるだけ穏やかに」と解釈されがちな卦ではありますが、この卦の本質はあくまでも「決断」です。
 全体として、何かうまく行かない状態です。「上からの圧力」的なものがあったり、どうも力不足であったり、そのようなイメージです。
 それに耐えて、大きな決断をすると、運気が変わってくると考えられています。
 
 「決断」という発想から考えてみるのはいかがかと、見立てます。
 「彼と結婚するか、別れるか」という発想です。
 「待つ、待たない」とは少し違った考え方はいかがかと、提案いたします。
 
 もし、「待つことになっても、彼が良い」ならば、「(『それなら、待つ』のではなくて)待たずに、結婚だけはしてしまう」という方向性で考えてみる。
 もし、「待つ気になれない」ならば、「それは待つ待たないの問題ではなく、彼との付き合いが問題なのだ」という方向性で考えてみる。
 たとえばそうした視点から見直してみると、何か手応えが得られるのではないかと、そのように見立てました。
 
 もちろん、彼の夢の性質もあります。
 「待てば結果が出るもの」なのか「待っていても結果を出すのが難しいもの」なのかは、大きな問題ですよね。
 さらにもちろん、それに対するいくらさんの考え方もあると思います。
 「待てば結果が出ることは分かっているけれど、待てない」かもしれませんし、「待っていても結果を出すのが難しいものだと分かっているが、彼とは別れられない」ということもあるかもしれません。
 もし前者ならば、「先に結婚だけしてしまう」という手もあると思います。もし後者ならば、「結婚して、いわば彼に『重石をつける』ことで、諦めさせる」という手もあるのではないでしょうか。
 何も「結婚に決めるべきだ」と言っているわけではありません。どう考えてみても結婚という気になれないならば、それは別れる方向で決断すべきだということになると思いますので。 
 
 
 このような「夬」が、やがて「巽」へと変化していくと解釈されます。
 「巽」の卦が内包されているために、決断(夬)の後にはそのような運勢に向かうであろう、というイメージです。
 
 「巽」は、上下とも「風」というかたちです。「風」は「動くもの」ですので、「巽」の卦は、良くも悪くも、「動き」「動揺」「不安定」というイメージを持ちます。
 また、「風」は「入り込むもの」というイメージを持ちます。「かたちがない」ので、どこにでも柔軟に入り込みます。それだけに、「だいたいのことはうまくいく」けれど、「やや八方美人的」ですし、自ら道を切り開いて大成功するというところまでは期待できない、というイメージです。(仕事面で、サラリーマンとして出世はできるが、一世一代の大仕事というまでの勢いはない、的なイメージです。)
 また、身辺に何らかの変化・異動が起こるというイメージを持ちます。
 
 「だいたいの事はうまく行く」、「身近に変動が起こる」という運勢を象徴します。
 「いずれにせよ決断さえしてしまえば、その後はその決断に合わせて物事が変化して行き、それなりに回っていく」かと見立てました。
 
 大きな心配は必要ないかと感じられました。
 結婚されるにせよ、別れるにせよ、「なんとかなっていく」、それも「けっこううまく行く」と見立てます。
 ただ、いくらさんも心配されているように、「ぬるま湯」は良くなさそうです。
 「結婚するか、別れるか。どちらかにしっかり腹を決める」という発想はいかがかと、提案いたします。
 
 
 

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