<無料占い> 二人の友達。 ゆうさんより。

    

 
 
 今回は、ゆうさん(女性・40代)からのご相談です。「二人の友達との付き合い方に悩んでいます。一人は、以前の職場の先輩です。初めは良くしてくださったので慕っていましたが、理解できないところがあったので、ある日を境に私が避けるようになりました。つい最近、相手から連絡があり、話をするようになりました。どうつきあって良いのか、相手の気持ちも分かりませんので、お願いします。もう一人は、直前の職場の同僚です。連絡をしてから一ヶ月以上経ちますが、全く連絡がありません。家の事情かなとも思う反面、余計なことも考えてしまいます。話をしたい相手でしたので、気になっています。私への気持ちとなぜ連絡ができないのかを占っていただきたいです。」とのご相談内容です。
 
 
 以前の先輩について。
 得られた卦は、「既済(水火既済)」です。「きせい」と読みます。最上図、一番左側をご参照ください。
 
 「既済(水火既済)」は、「すでになる」と訓読みします。万事が完成した状態を表しています。
 
 「既済(水火既済)」は、火の上に水があり、燃え盛る火を水で消し終わったことを示すかたちです。「立派な人間は、災厄の予防に努める」という言葉が示されています。
 
 「既済」の卦の占いの言葉は、
 
 少しだけ伸び栄える。
 運勢の完成型であり、現状を維持すれば順調である。
 初めは吉であるが、やがて混乱に転ずるだろう。
 
 というものです。
 
 「既済」の卦は、六本の爻(横線)が、全て理想的な形に配置されている卦です。
 そのため、運勢の完成型であり、万事が完成した状態であるために、「すでになる」=「既済」なのです。この卦は、「泰」とならび、運勢が最高の状態にあることを示しています。
 しかし、『易経』は変化の書。
 今が最高ということは、後の伸びしろが望めないばかりか、むしろこれから運気が悪くなりかねないことを示しています。
 それが、「少しだけ伸び栄える」であり、「現状維持が吉」であり、「混乱のおそれ」であり、「災厄の予防」である、という占いの言葉に表れているのです。
 ですから、この卦が出た時は、「現状維持」・「新規事業には手をつけない」・「油断大敵」の3つを心がけるのがよいとされています。
 恋愛・結婚運も悪くありませんが、長続きさせるためには十分な注意が必要と考えられる運気です。
 
 
 
 前の同僚の方について。
 得られた卦は、「解之坤」(解、坤へゆく)です。
 
 まずは「解(雷水解)」の卦を検討します。最上図、左から二番目をご参照ください。
 
 「解」は、「とける」という意味です。雷(春の訪れ)によって氷がとけるように、苦しみから解消される運気があるという卦です。
 
 「解(雷水解)」は、雷がとどろき雨が降るというかたちです。このかたちについて、「慈愛の心を持つべきだ」という言葉があります。
 
 「解」の占いの言葉は、
 
 困難(水)の中を動いて(雷)ゆき、苦しみを抜け出る。
 平易なことがらを選択しよう。
 困難が解決したら、静かにするのがよい。
   
 というものです。
 
 「解」は、雪解けです。今まで苦労されていた人にとっては、運気の上昇が見込める卦です。
 また、「解」が、「解答」「解決」「理解」という語にも使われるように、問題を抱えていた人にとっては、その問題が解けるという運気です。
 もっとも、春の氷はゆっくりととけていくもの。急激に運気が上昇するというわけではないことに注意が必要です。
 そして、占いの言葉に、「平易なことがらを選択しよう」とありますが、これは、「解、利西南」(「解」の卦は、西南に利がある)という言葉を翻訳したものです。詳しくは後述します。
 また、対人関係については、「あまりに情けをかけすぎるのは、その人が「懈」になってしまうのでよくない」という意味になります。
 恋愛・結婚運については、一般的には悪くないと見ていきますが、まとまるまでは予断を許しませんし、まとまってからも油断すると破綻しかねない、という運気でもあります。
 
 
 次に、「坤(坤為地)」の卦を検討します。「こん」と読みます。最上図、一番右をご参照ください。
 
 「坤」は、柔軟さ・女性性・消極性を象徴します。この卦は、六本すべてが「陰・柔」となっていますから、純粋な「陰・柔」という状態です。静止しながら豊かな力を蓄えている様子です。
 
 「坤(坤為地)」は、上下とも「地」というかたちです。万物を生み育てる豊かさを象徴しています。「乾」とは逆に、静止している様子でもあります。
 このような「坤」のかたちについて、「大地の働き、それが坤である。立派な人間は徳性を厚くし、人々を包容していく」という言葉が示されています。
 
 「坤」の占いの言葉は、
 
 「坤」の生成力は偉大である。その力を受けて万物は生まれるのだ。
 「坤」は大地の象徴である。大地は厚く万物を乗せる。その徳は天の広大さと等しい。
 「坤」の限りない包容力によって万物すべてが伸び栄える。
 「坤」の道は、従順に、堅くわが道を守ること。人に従って目的に達するのだ。
 良い友人に恵まれる。同類に背を向ける時は、友を失うも、よりどころが得られる。
 
 というものです。
 
 「坤」の卦が出た時は、一般的には隠忍自重が良い結果をもたらします。また、先生について勉強をするとか、上司の指示に従って働くということについては、良い運勢です。決断をするようなことには向いていません。「柔」ですから、「優柔不断」で決められないと見るのです。
 仕事運等について言えば、リーダーシップをとるよりは、リーダーを支えて裏方に回る方が良い。
 また、この卦には「西南に朋を得るに利あり……」という占いの言葉があります。これには、「友人と仲良くするのが良い。一方、友人に背を向ければ、配偶者に出会える」であるとか、「簡単なほうを選ぶのも良い。難しい方を選ぶと、孤独になるが結果は出る。これも良い。」とか、「西南方向に移動するなら、大勢で行く方がいいが、東北方向へ行くならば、一人がいい」などのいろいろな意味があり、何か思い当たるところがある場合には参考にできると考えられます。
 恋愛・結婚運で言えば、まとまりにくいとされます。良縁の場合は孤独で困難なものになると考えられています。また、注意すべきこととして、「坤」の場合は、人にだまされるおそれ、という問題があります。
 
 
 
 以上のような「既済」「解」「坤」の卦を踏まえて、ゆうさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、卦の性質からみて、内包関係として解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 以前の先輩の方については、「気にせず、話をする。進展させるでも後退させるでもなく、現状維持」という方針がお勧めかと。
 それほど悪い気持ちを持っているわけではないと見立てます。
 前の同僚の方については、「特に大きな問題は無さそうだ。ゆっくりと回復してくるのではないかと思われる。いきなり大きな話題を振るのではなく、まずは友達づきあいを再開させるところから。」という方針では、いかがでしょう。
 特にこれといった感情を抱いてはいないのではないかと見立てます。
 
 
 
 
 以前の先輩について。
 得られた卦は、「既済」です。
 
 「既済」は、「運勢の完成型」を示します。非常に良い状態ですが、易では「運勢は変化する」と考えていきますので、「いまが完成型」ということは、「今後は伸びしろがない」、「むしろ傾いていきがちだ」という意味合いも持ちます。慎重になる必要があります。
 
 「既済」ですので、「現状の関係が、ベスト」というイメージかと、見立てました。
 「時々は、お話をする。これ以上踏み込むこともせず、かといって関係性を断つこともせず。」という方向性がお勧めではないかと見立てます。
 
 お二人の関係性については、先輩が「水」で、ゆうさんが「火」。
 正反対と言うとおかしいかもしれませんが、やや「違うところがある」ことは、確かかと。ただ、「違う」からと言って仲が悪くなるというものでもありませんよね。「既済」ですので、むしろ「違うところ・違和感を覚えるところがあるけれど、だからこそうまくかみ合う」というところがあるのではないでしょうか。
 先輩は、「誠実」で、「考えすぎ」。ゆうさんが「どうも心を見せられない」。そういう関係性ではないかとも、見立てます。
 
 
 
 前の同僚について。
 得られた卦は、「解、坤へゆく」です。
 
 「解」は、「春の雪解け」です。長く続いた低調な運気が、ゆっくりと回復してくると思われます。とはいうものの、回復のペースはあくまでもゆっくりしたものですので、無理はいけません。やれそうなこと、簡単な問題から手をつけて行くのが良さそうです。
 
 このような「解」に内包されているサブの運気が「坤」です。
 「坤」は、「母なる大地」を象徴します。どこまでも広く平らにつづく大地です。そうしたイメージから、「受容性、柔軟さ、分厚く鈍重、動きが少ない…」といった性質がイメージされる運気です。
 
 この二つの卦から見て、「内なる事情としては、特にこれと言った問題は無い。けれど、やや気分が重いといった状態にあるのでは?」(坤)と見立てます。
 今後については、「ゆっくりと回復してくると思われる」けれど、「関係を再開させたばかりで、いきなり重い悩みを相談したりであるとか、そういうことは『無理がある』のではないか?」(解)というイメージです。「少しずつ、関係性を育むところから。まずは友達づきあいを再開させ、他愛も無い会話から始めていくべき」時期なのではないかと見立てます。
 
 
 

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