<無料占い> 先日の投稿より。 LOVEさんより。

 
 
 今回は、LOVEさんからのご相談です。「あれから2ヵ月後、気になっていた上司は見えないフロアに異動してしまいました。突然のことに彼も驚いていましたが、出世に近いと思います。もうほとんど会うことはありませんが、私はまだ彼を忘れておらず、完全にひきずっています。なかなか好きな人ができません。いつになったら新しく気になる人ができるでしょうか。相当好きだったようで、このままずっとひきずりそうで怖いです。」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「臨之需」(臨、需へゆく)です。
 
 
 まずは「臨(地沢臨)」の卦を検討します。最上図、左側をご参照ください。
 
 「臨」は、「臨む」、つまり、見ることです。
 より詳しく言いますと、上から下のものを見下ろす、上から支配と保護を及ぼす、そのような運気です。「君臨」・「神降臨」という言葉がありますが、その「臨」です。
 ただじっと観察するわけではなく、能動的に見ていることでもあります。
   
 また、この卦は、岸(地)に立って沼沢(沢)に臨む、というかたちを象徴しています。
 やはり上から下を見るわけですね。
 六本の線のうち、下の2本が陽を示し、陽がだんだんと上がってきている様子を示しています。
 
 占いの言葉は、
 
 剛・陽の気がしだいに盛んになり、上下とも喜ぶ。
 天の道にかなって、大いに栄える。
 変わらぬ心を持っていれば、万事順調。
 しかし、もの盛んなれば必ず衰う。
 陽気が衰退する八月(太陽暦ならば8月末~10月初頭)には凶に転ずる。
 
 というものです。
 
 「臨」の卦は、陽の気が成長している途上にある、と解釈されます。
 「坤」(全て陰)→「復」(一陽来復、下一本だけが陽)→「臨」(下二本が陽)→「泰」(下三本が陽、最高の運気)……という流れです。ですから、このままいけば「泰」、最高の運気になって行く、と考えられている運気です。もっとも、「泰」以降、だんだん運気が衰えていく、その動きもまた必然的で止められないものと言えます。ですから、占いの言葉にも戒めが記されているわけです。
 
 「臨」は、「見る」という意味ですが、易にはもう一つ、「観」という「見る」の卦があります。
 「臨」と「観」の違いですが、前者には「上から下を見る」、また、「積極的に参加していく」ニュアンスがあります。(例えば神降臨、と言う言葉を使う時は、神が人に干渉している・影響力を及ぼしていますよね?)一方、後者は、「下から上を見る」、また、「一歩引いて、傍観者的な立場をとる」というニュアンスがあります。
 したがって、「臨」の卦が出た時には、積極的に行動を起こすのが良い運気です。
 
 「臨」の卦は「復」(一陽来復)から来て「泰」(安泰)に行く、良い運気です。
 もっとも、「臨」の卦の内部には、「震」(から騒ぎ)の要素が含まれています。すなわち、運気が良く、積極的になるのが良いといっても、調子に乗ると大変なことになりかねない、そのような運勢でもあるわけです。つまり、「うまい話には気をつけろ」という時期であると言うことができます。
 運気が良いからこそ、気を引き締めて、本業に邁進しましょう、ということですね。
 人間関係一般を見るときには、こちらを「沢」、相手を「地」と見ます。「地」は、誠実で柔軟、懐が広いのですが、優柔不断。「沢」は少女を象徴し、軽快な人柄、明るくおしゃべりだが、失礼ながらやや軽薄かも、と考えていきます。
 恋愛運についても、「臨」ですので、やや好調とみることができます。ただ、「臨」は、上で申し上げたように、自分から行動を起こして行くことが重要になります。
 
 
 
 次に、「需(水天需)」の卦を検討します。最上図、右側をご参照ください。
 
 「需」は、「待つ」という意味です。
 それも、準備万端を整えた上で、積極的に、期待して待つというものです。
 たとえて言えば、100メートル走で、「位置について、よーい」で腰を上げている状態。
 後は「ドン」が来るのを待つばかり、そのようなイメージです。
 
 卦のかたちでいうと、天の上に雲がもくもくと上がっている状態。
 後は雨が降るのをまつばかり、そういうイメージです。
 
 この「需」の占いの言葉は、
 誠意をもって、じっと待機せよ。そうすれば大成功するであろう。
 あせらずさわがず、はらごしらえするというぐらいの余裕を持て。
 というものです。
 
 「需」の卦が出た時は、いかにも行けそうな状況が整っているという運気です。
 そこをこらえてタイミングを見計らうのが重要、フライングだけはしないように、そういう運勢です。
 (「需」の卦が単独で出た場合に)ポイントとなるのは、下から五本目の実線です。この線は、非常に良い位置に、良い状態で存在しているものですから、じっと待ってタイミングを合わせればうまくいくと考えられるのです。ただし、下から数えて五本目…チャンスまではなかなか遠い、というイメージも含まれているわけです。
 人間関係を見る場合、相手側に聞き入れる気分がないという運気です。やはりしばらく時機を待つのが良いとされています。また、誠実な人であるのに、どうもタイミングが良くない、そのように考えられる運気です。こちらから動いてもうまくいかない運気です。
 恋愛・結婚運としても良くありません。こちらは乗り気であり、話をまとめたいが、相手側が乗り気ではない、という運勢であると考えられています。
 
 
 
 以上のような「臨」「需」の卦を踏まえて、LOVEさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、ご相談内容を考え合わせると、変化の関係と見ても良いかとは思ったのですが。卦の性質から見て、内包関係と解釈したほうが印象をまとめやすかったので、内包として解釈しました。いずれにせよ、大きな差はありません。
 
 
 
 結論です。
 「無理をして忘れようとすることはなさそうだ。今の気持ちにひたっていても良いのでは?」と見立てました。
 「自然と忘れる時期が来て、別に好きな人ができる(その前後関係がどちらなのか、というのは難しいところですが。)」のではないかと見立てます。
 「当てもの」はあまり意識しておりませんので、参考程度ですが……。三ヵ月後、五ヵ月後、1月、9月、等のイメージがあります。秋と、年明け前後が一つの可能性になるかもしれません。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「臨、需へゆく」です。
 
 メインの運気を示す「臨」は、勢いのある良い運気です。イメージは、「君臨」です。「自分から積極的に、リーダーシップをとる(流れを決めてゆく)」のが良い、とされます。
 勢いのままにまとめやすいと言える運気です。多少強引でも行動していけば、周りもそれに合わせて動いていく、というイメージです。
 また、「臨」には、字の如く「臨機応変」のイメージもあります。積極的に動いていけば、後はどうにかアドリブで回していけそうだ、というイメージなのです。
 
 「思いのままに振舞って良い」という運気を象徴します。
 「忘れられないのであれば、その気持ちのままでも良い」と見立てます。「自然に良いほうに動いていく、回ってゆく」かと。
 その流れのままに、「自然と忘れる時期が来る/別に好きな人ができる」のではないかと見立てます。
 忘れた結果好きな人ができるのか、気になる人ができた結果忘れられるのか、それは難しいところかとは感じられますが。「臨」ですので、「自然とそう回っていく」的なところがあるかと。
 
 
 このような「臨」に内包されているサブの運気が「需」です。
 「需」は、「待つ」という意味です。それも、「できる限りの準備は整えて、いつでも動ける状態にしておきつつも、気持だけは焦らず落ち着くようにして待つ」という意味です。
 たとえるならば、「田んぼに雨が欲しい。西の空には分厚い雨雲が見える。でもまだこっちには来ていない。」そのようなイメージでもあります。非常に気持ちがジリジリしますが、ここは一つ、落ち着くことが必要となります。フライング・暴発だけはいけません。
 
 「需」は、「焦りは禁物。じっと待つべし」という運気を象徴します。
 無理に焦って「次」を探すことはなさそうです。
 メインの「臨」と合わせて、「気持ちの整理がついてくる中で、自然と次の段階に入ってくる」のではないかと感じられました。
 
 
 「いつになったら」とのご相談です。
 私は「当てもの」を志向しておりませんので、時期の問題についてはまさに、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」というところはあるのですが……。
 
 「臨」には「1月」、「需」には「9月」のイメージがあります。
 また、「臨」には、占いの言葉として、「陽気が衰退する八月(太陽暦ならば8月末~10月初頭)には凶に転ずる。」という言葉があります。
 この言葉は、必ずしも具体的に秋を指すという意味には限られないのですが、それでも一応、「9月頃に運気の潮目が変わる」と読むことも可能です。「凶に転ずる」という言葉ですので、悪い意味にもとれますが、今回のご相談については現状「吉」の状態ではありませんので、「潮目が変わる」ぐらいのイメージで良いかと。
 
 易占で時期について占う場合には、変爻(へんこう)の位置を見ます。
 前回のご相談でも参考にしていただけたということですので、説明は省略いたします。
 今回の変爻は、三爻と五爻ですので、「3ヵ月後、5ヵ月後」というイメージがあるかと。
 
 全てあわせますと、「三ヵ月後」、「五ヶ月後」、「9月」、「(来年の)1月」といったイメージがあります。
 秋と、年明け前後が一つの可能性になるかもしれません。
 
 
 数字についてはあまり意識されることもないかと思います。
 「無理に忘れようとしなくても良さそうだ。自然に忘れられる。その頃に新しい出会いがある。」かと見立てます。
 
 
 

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