<無料占い> また投稿。 徹さんより。

 
 
 今回は、徹さん(男性)からのご相談です。「気になっている社内の部下ですが、異動前の最終日に優しいメールをくれたり、他同僚を交えたランチに誘ってくれて、自分との接点を保とうと努力しているように見えます。冷たくはできず、ランチくらいならいいかと行ってみたら、生まれてくる子供あてのプレゼントをくれました。どうやら彼女が企画して選んでくれたようです。何となくですが、これを最後に彼女は自分から離れようと努力しているような気がします。久しぶりに会った彼女はとても優しく大人びてきれいに見えました。彼女は今、新しい恋をして幸せでしょうか。もう会う口実がないので、よほどのことがなければ会わないと思いますが、彼女は自分を吹っ切って幸せになれますでしょうか。綺麗な子なのに、自分のような既婚者に惑わされたりして、なかなか好きな人ができなかったりしたらかわいそうです。彼女が幸せになるためにも、自分はもう冷たくして関わらないようにしますが、ちゃんと結婚して幸せになれますでしょうか。」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「恒之坤」(恒、坤へゆく)です。
 
 
 まずは「恒(雷風恒)」の卦を検討します。最上図、左側をご参照ください。
 
 「恒(雷風恒)」は、上が雷、下が風というかたちです。雷は成熟した男性、風は成熟した女性を意味することから、長年連れ添って関係が安定した夫婦のイメージです。このかたちについて、「自分の立場をしっかり定め、方針をぐらつかせない」という言葉があります。
 
「恒」の占いの言葉は、
 
 恒久不変、安定したかたちである。
 それゆえに伸び栄える。とがめもない。
 一貫して道を守る者は順調。
 天地の道も恒久不変、一つが終われば一つが始まる。
 この変化に対応しよう。
 
というものです。
 
 『易経』は変化の書である、と申し上げてきましたが、「恒」については、たとえば、「季節には四季という変化があるが、それでも四季がめぐるという点では不変である」、そういうイメージです。
 全体としては、安定した運気です。今まで通りのことをコツコツやるのが良いとされます。
 安定ですから、逆に言うと急成長は見込めません。もし何か大きなことをしようという場合には、気長に構えてじっくりと進めれば成功すると考えられます。
 この卦は、安定を意味しますから、変化の結果となる之卦(「A之B」のB)である時には非常に良い運勢なのですが、本卦(A)である時には注意しなければなりません。
 本卦にある場合は、安定した運気から、ある意味それに飽きてしまって変化が起こりうる、それもあまり良い変化ではなさそうであるから、従来のやり方を変えない方が良い、という運気になることが多いです。逆に之卦にある時は、吉です。
 仕事運全般で言うと、「恒」ですから、現状維持がよく、転職や新規事業はあまり良くありません。もっとも、「雷」も「風」も動くものですから、動きを止めないこと、努力の継続等が重要となります。
 恋愛・結婚運について言うと、これはいわば熟年夫婦の卦と言われています。安定した家庭関係を象徴するものです。ですから、これから結婚する人や、今結婚している人にとっては非常に良い卦なのですが、これから相手を探して行こうという人にとっては、「運気に動きがない」ということで、「やや時間がかかりそうだ」と見ていくことになります。
 
 
 
 次に、「坤(坤為地)」の卦を検討します。「こん」と読みます。最上図、右側をご参照ください。
 
 「坤」は、柔軟さ・女性性・消極性を象徴します。この卦は、六本すべてが「陰・柔」となっていますから、純粋な「陰・柔」という状態です。静止しながら豊かな力を蓄えている様子です。
 
 「坤(坤為地)」は、上下とも「地」というかたちです。万物を生み育てる豊かさを象徴しています。「乾」とは逆に、静止している様子でもあります。
 このような「坤」のかたちについて、「大地の働き、それが坤である。立派な人間は徳性を厚くし、人々を包容していく」という言葉が示されています。
 
 「坤」の占いの言葉は、
 
 「坤」の生成力は偉大である。その力を受けて万物は生まれるのだ。
 「坤」は大地の象徴である。大地は厚く万物を乗せる。その徳は天の広大さと等しい。
 「坤」の限りない包容力によって万物すべてが伸び栄える。
 「坤」の道は、従順に、堅くわが道を守ること。人に従って目的に達するのだ。
 良い友人に恵まれる。同類に背を向ける時は、友を失うも、よりどころが得られる。
 
 というものです。
 
 「坤」の卦が出た時は、一般的には隠忍自重が良い結果をもたらします。また、先生について勉強をするとか、上司の指示に従って働くということについては、良い運勢です。決断をするようなことには向いていません。「柔」ですから、「優柔不断」で決められないと見るのです。
 仕事運等について言えば、リーダーシップをとるよりは、リーダーを支えて裏方に回る方が良い。
 また、この卦には「西南に朋を得るに利あり……」という占いの言葉があります。これには、「友人と仲良くするのが良い。一方、友人に背を向ければ、配偶者に出会える」であるとか、「簡単なほうを選ぶのも良い。難しい方を選ぶと、孤独になるが結果は出る。これも良い。」とか、「西南方向に移動するなら、大勢で行く方がいいが、東北方向へ行くならば、一人がいい」などのいろいろな意味があり、何か思い当たるところがある場合には参考にできると考えられます。
 恋愛・結婚運で言えば、まとまりにくいとされます。良縁の場合は孤独で困難なものになると考えられています。また、注意すべきこととして、「坤」の場合は、人にだまされるおそれ、という問題があります。
 
 
 
 以上のような「恒」「坤」の卦を踏まえて、徹さんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、どちらで解釈してもほぼ同じ結果になるケースかと感じられましたので、基本となる「内包」の方で解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 大きな心配はご無用かと感じられました。
 いわゆる「収まるべきところに収まる」、「やがて何事もないような平和な日々になる」という流れであろうと見立てました。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「恒、坤へゆく」です。
 
 メインの運気を示す「恒」は、「つね」という訓読み、「恒星・恒常」といった熟語からも分かるように、安定した、非常に良い運勢を象徴しています。
 「安定」と言っても、不動であるわけではありません。「恒」は、「雷」と「風」で構成されていますが、「雷」も「風」も、動きを象徴するものです。そのため、「恒」が示す「安定」とは、「四季が巡る」というイメージです。春夏秋冬と、「変化・動き」はあります。厳しい季節もあります。しかし、穏やかな季節もあります。「それが繰り返される」という意味で、安定しているということです。
 多少の波風、出入りはあるでしょう。それでも、安定していく。将来的にはそうなっていく。そのようなイメージです。
 時として、いろいろな「出入り」や「波風」はあるものの、それでも「収まるところへ収まってゆく」といったイメージです。
 
 「恒」は、「本来あるべき安定的な流れに乗る」という運勢です。
 これからも、動揺はあるかもしれません。新たに結果を得ようとする(いちから恋人を探していく)ならば、時間がかかるかもしれません。
 それでも、「動揺」は大きなものではなく、傷は小さいかと。最終的には安定した結果が得られるのではないかと見立てます。
 
 
 このような「恒」に内包されるサブの運気が「坤」です。
 「坤」は、「母なる大地」を象徴します。どこまでも広く平らにつづく大地です。そうしたイメージから、「受容性、柔軟さ、分厚く鈍重、動きが少ない…」といった性質がイメージされる運気です。
 
 「坤」の特徴もいろいろありますが、ご相談内容ならびに「恒」との関係から考えると、「動きが少ない、柔軟に受け止めることができる」といった性質かと感じられます。
 「恒」が「高値安定」であるならば、「坤」は「しぶい推移」です。いずれにせよ破綻は無く、「多少の良し悪しはあっても、何事も無い平和な日々」というイメージであることは確かです。
 
 
 2つの卦をあわせますと、いわゆる「収まるべきところに収まる」、「やがて何事もないような平和な日々になる」という流れであろうと見立てました。
 彼女は自然に恋人を作り、幸せになっていくことができるかと見立てます。
 小さな好不調はあるかもしれませんが、それは私達誰もが日々経験していることでもあります。外から気を揉まなくてはいけないほどの大きな「波」はないように感じられます。
 大きな心配はご無用かと感じられました。
 
 
 

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