<無料占い> いつもありがとうございます。 さむぷんさんより。

 
 
 今回は、さむぷんさん(女性・40代)からのご相談です。「以前にも相談させていただきましたが、職場に苦手な人がいます。私も会話があまり上手くなく、性格的に黙ってしまうことが多いのですが、それでもすべき挨拶はしてきたつもりです。けれども、どうしても会話が苦手で、話しかけたりはできませんでした。その人は私のことを怒っているのか、それともバカにしているのかわかりませんが、挨拶してもかなり無愛想な返事しかありません。気にしないようにと思っておりましたが、気分が悪く感じてしまいます。苦手な人が職場にいると、『病は気から』で体調も悪くなってしまいそうで不安です。他の人たちからも嫌われてしまいそうで、四面楚歌状態になったような気がします。性格面で誤解されやすいタイプなのだと、自分では思っています。でも無理に会話するのは、私にとってはどうしても難しいのです。苦手な人と仕事をするのは、とりあえず後少しの期間ですが、一日であっても憂鬱です。私は無事に切り抜けられるでしょうか?これまでは一人で我慢してきましたが、職場の誰かに相談した方が良いのでしょうか?職場に信頼できる人はいるでしょうか?」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「大壮之坤」(大壮、坤へゆく)です。
 
 
 まずは、「大壮(雷天大壮)」の卦を検討します。「たいそう」と読みます。最上図、左側をご参照ください。
 
 「大壮」は、「おおいにさかんである」と訓読みします。陽気で騒がしい様子を示します。明るいのは良いのですが、やや中身が伴っていない、という運気です。
 
 「大壮(雷天大壮)」は、上が雷、下が天というかたちです。雷鳴が天上にとどろいている、まさに壮大な様子です。「このような時は、礼に外れた行いはしないものだ」という占いの言葉が示されています。
 
 「大壮」の占いの言葉は、
 
 大いなる陽の気が盛んである。
 盛んに活動しているのだ。
 正しく活動してこそ順調にすすむ。
 
 というものです。
 
 「大壮」は、陽気で騒がしく、活動的な運気を示しています。悪い運気ではありません。ただし、調子に乗りすぎないように注意、という運勢です。
 「大壮」は、冒頭の説明がわずかふた文字(「利貞」)という、やや珍しい卦ですが、それもこのことを表しています。
 「利貞」は、「正しくしていれば良い」というような意味です。勢いが盛んなので、脇道にそれたり、誰かに引きずられたり、調子に乗りすぎたり、悪事に走ったり、そういうことだけ気をつけましょう。
 アクセルばかりではなくブレーキも忘れずに、そんな運勢です。
 
 
 
 次に、「坤(坤為地)」の卦を検討します。「こん」と読みます。最上図、右側をご参照ください。
 
 「坤」は、柔軟さ・女性性・消極性を象徴します。この卦は、六本すべてが「陰・柔」となっていますから、純粋な「陰・柔」という状態です。静止しながら豊かな力を蓄えている様子です。
 
 「坤(坤為地)」は、上下とも「地」というかたちです。万物を生み育てる豊かさを象徴しています。「乾」とは逆に、静止している様子でもあります。
 このような「坤」のかたちについて、「大地の働き、それが坤である。立派な人間は徳性を厚くし、人々を包容していく」という言葉が示されています。
 
 「坤」の占いの言葉は、
 
 「坤」の生成力は偉大である。その力を受けて万物は生まれるのだ。
 「坤」は大地の象徴である。大地は厚く万物を乗せる。その徳は天の広大さと等しい。
 「坤」の限りない包容力によって万物すべてが伸び栄える。
 「坤」の道は、従順に、堅くわが道を守ること。人に従って目的に達するのだ。
 良い友人に恵まれる。同類に背を向ける時は、友を失うも、よりどころが得られる。
 
 というものです。
 
 「坤」の卦が出た時は、一般的には隠忍自重が良い結果をもたらします。また、先生について勉強をするとか、上司の指示に従って働くということについては、良い運勢です。決断をするようなことには向いていません。「柔」ですから、「優柔不断」で決められないと見るのです。
 仕事運等について言えば、リーダーシップをとるよりは、リーダーを支えて裏方に回る方が良い。
 また、この卦には「西南に朋を得るに利あり……」という占いの言葉があります。これには、「友人と仲良くするのが良い。一方、友人に背を向ければ、配偶者に出会える」であるとか、「簡単なほうを選ぶのも良い。難しい方を選ぶと、孤独になるが結果は出る。これも良い。」とか、「西南方向に移動するなら、大勢で行く方がいいが、東北方向へ行くならば、一人がいい」などのいろいろな意味があり、何か思い当たるところがある場合には参考にできると考えられます。
 恋愛・結婚運で言えば、まとまりにくいとされます。良縁の場合は孤独で困難なものになると考えられています。また、注意すべきこととして、「坤」の場合は、人にだまされるおそれ、という問題があります。
 
 
 
 以上のような「大壮」「坤」の卦を踏まえて、さむぷんさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、ご相談内容を考え合わせて、内包関係であろうと解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 「無事に切り抜けることができる」と見立てます。
 「職場の人に打ち明けることは、しない方が良い」と見立てます。
 「その人のことを意識しない」、「その人以外の同僚と、交流を多く持つようにする」ことがお勧めになるかと見立てました。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「大壮、坤へゆく」です。
 
 メインの運気を示す「大壮」は、「素早い動き」を象徴する「雷」と、「継続して動き続ける」ことを象徴する「天」とで構成されています。
 そのため、非常に積極的で能動的。また、「陽気で騒がしい」という性質を持ちます。勢いの強い、良い運気です。しかし、なかなか中身が伴ってこないという性質、勢いが良いぶんだけ細やかさに欠ける(がさつ)という問題点があります。
 この「大壮」の卦が得られた時の心構えは二つあります。ひとつは、「正しくあること」です。もう一つは、「勢いに乗ること(ただし、調子に乗り過ぎないこと)」となります。
 
 「勢いで押し切ることができる」という運勢です。
 「ありのままの自分が一番」という表現が、より適切かもしれません。
 
 したがいまして、無事に切り抜けることができるかと見立てます。
 体調のことや気分の悪さを意識する必要はないかと感じられます。
 また、「変に作為的なことをするのは、良くない」といったところがありますので、「職場の人に打ち明けることは、しない方が良い」と見立てます。
 「信頼できる人が、いる・いない」という問題以上に、「話した結果、『その人が裏切るんじゃないだろうか』という思いに囚われるようになってしまう危険がある。それが一番怖い」というイメージです。
 
 
 このような「大壮」に内包されているサブの運気が、「坤」です。
 「坤」を意識しておくこともお勧めになりそうだ、というイメージです。
 
 「坤」は、「母なる大地」を象徴します。どこまでも広く平らにつづく大地です。そうしたイメージから、「受容性、柔軟さ、分厚く鈍重、動きが少ない…」といった性質がイメージされる運気です。
 
 「坤」にも、多様なイメージがありますが……。
 最上図、右側をご参照ください。六本の横棒全てが、破線となっています。
 破線は、いわゆる「陰・陽」という概念における、「陰」を示します。
 「陰」は、「陰、柔、虚……」と言ったイメージを象徴します。これに対立する「陽」は、「陽、剛、実……」を象徴するというわけです。
 「坤」は、六本全部が破線ですので、「典型的な『陰』」ということができるわけです。
 
 今回は、「坤」すなわち「陰」のうち、「虚」のイメージが役に立つのではないかと見立てました。
 「虚実」というときの「虚」、すなわち「無」のイメージです。
 
 現在のさむぷんさんは、「嫌いな人がいる、どうしても気になる」とお考えになっていらっしゃるのではないでしょうか。
 それって、「その人のことで気持ちが一杯になっている」という状態(「実」)ではないかと感じられたのです。
 「その人のことを意識しないようにする」(「虚」)という方向性がお勧めになるのではないかと、見立てます。
 
 スポーツ等でも、よく聞く話ですが。
 「エラーしてはいけない」と思うことは、「エラーのことを意識している」という状態だから、結果、エラーしてしまう。
 「あそこにボールを投げてはいけない」と思うことは、「そこを意識している」という状態だから、結果、そこに投げ込んでしまう。
 ……ということが、あるそうです。
 
 「あの人が嫌いだ」、「あの人は気分が悪い」と思ってしまうことは、それと似ているような気がするのです。その人に意識をとらわれている状態です。
 「エラーではなくて、上手にプレーすることを考える」のと同様に、「その人のことを考えるのでは無くて(『虚』)、仲良くやれている人のことを考える」ようにすれば、うまく回るのではないでしょうか。
 
 具体的には、「嫌いなその人との接触は、最低限にする」。「その人のことは、考えない、意識しない、無視しておく」。
 そうするためにも、「他の人のことで、頭をいっぱいにしておく」……とまで言うと、なんだかおかしな表現になってしまいますが、「仲良くできる人と、話をするようにする」。「嫌いなその人以外の同僚と、交流を多く持つようにする」。……といった方向性が、良いのではないでしょうか。
 
 そうすれば、目先が変わります。気分が変わって来るのではないかと思うのです。
 「おしゃべりが苦手な自分」のままでも良い(「大壮」)のではないでしょうか。「その『ありのまま』で、押し切れる」と見立てます。
 
 
 

無料占いのお申し込みは、 こちら からどうぞ

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2016
このエントリーをはてなブックマークに追加