<無料占い> 仕事について。 晃司さんより。

 
 
 今回は、晃司さん(男性・30代)からのご相談です。「春に都内に引越しをし、バイトなどで繫ぎながら就活をしておりました。何件か面接などに行きまして、最初ははかどらなかったのですが、このたび自分にとって良さそうな治療院に採用が決まりました。待遇面でも技術進歩の面でも、悪く無さそうです。今まで割と大きなグループ会社に長く勤めたことがないのが不安要素です。さまざま厳しそうな会社ではあります。こちらの会社で、カンを取り戻し、さらなる技術向上や経営などを学び得るでしょうか?2年ほど現場を離れていたので、少し自信もありません。若い人たちに負けたくありません。もっともっと上を目指して行きたいのです。自分にとって良い会社でありますでしょうか?」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「井之既済」(井、既済へゆく)です。
 
 
 
 まずは「井(水風井)」の卦を検討します。最上図、左側をご参照ください。
 
 「井」は、まさに井戸のことです。井戸はなくてはならないものであり、誰にでも恩恵を与えるものであり、動かず黙っているものです。手入れが必要なものでもあります。
 
 「井(水風井)」は、水の下に木がある、また、下の三本の線(風)は出入りする、という意味があることから、井戸の中に、出入りするつるべ(桶みたいなものです)がある、というかたちとされます。  
 さらに、この卦は、つるべについている縄が途中で切れてしまっているかたちも示しており、そこに警告の意味があると考えられています。
 
「井(水風井)」のうらないの言葉は、
 
井戸は移動させることはできない。尽きることも、溢れることもなく、誰にでも恩恵を与える。
しかし、すぐに水をくめそうだからといって、つるべを壊してはいけない。
それでは井戸を役立てられないので、凶。
 
というものです。
   
 まとめますと、水の、万物をうるおすというすばらしさと、同時に、それは最後までやりとげなければ意味がない(途中で落としたり壊してはいけない)ということとを、象徴した卦といえます。  
 「井」の卦が出た時の運勢ですが、水をくみ上げるように、苦労や努力が必要だ、これが基本的な考え方です。また、水をくみ上げるときに同じ動きを何度もするように、いつも通りのことを以前と同じようにやることが大事です。へたに変えると、かえって悪化することがあります。  
 また、井戸の水は上に行くほど澄んでいることから、後になるほどだんだんと物事がうまくいくので、あせらないことが大事であるとされます。
 恋愛・結婚運も同様です。なかなか進展せず、苦労しそうな運気です。
 
 
 
 次に、「既済(水火既済)」の卦を検討します。「きせい」と読みます。最上図、右側をご参照ください。
 
 「既済(水火既済)」は、「すでになる」と訓読みします。万事が完成した状態を表しています。
 
 「既済(水火既済)」は、火の上に水があり、燃え盛る火を水で消し終わったことを示すかたちです。「立派な人間は、災厄の予防に努める」という言葉が示されています。
 
 「既済」の卦の占いの言葉は、
 
 少しだけ伸び栄える。
 運勢の完成型であり、現状を維持すれば順調である。
 初めは吉であるが、やがて混乱に転ずるだろう。
 
 というものです。
 
 「既済」の卦は、六本の爻(横線)が、全て理想的な形に配置されている卦です。
 そのため、運勢の完成型であり、万事が完成した状態であるために、「すでになる」=「既済」なのです。この卦は、「泰」とならび、運勢が最高の状態にあることを示しています。
 しかし、『易経』は変化の書。
 今が最高ということは、後の伸びしろが望めないばかりか、むしろこれから運気が悪くなりかねないことを示しています。
 それが、「少しだけ伸び栄える」であり、「現状維持が吉」であり、「混乱のおそれ」であり、「災厄の予防」である、という占いの言葉に表れているのです。
 ですから、この卦が出た時は、「現状維持」・「新規事業には手をつけない」・「油断大敵」の3つを心がけるのがよいとされています。
 恋愛・結婚運も悪くありませんが、長続きさせるためには十分な注意が必要と考えられる運気です。 
 
 
 
 以上のような「井」「既済」の卦を踏まえて、晃司さんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、卦の性質からみて、変化の関係と解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 はじめのうちは、なかなかしんどいところがあるかもしれません。
 しかし、やがて「かなり良い状態で安定する」ようになってくると思われます。
 「カンを取り戻し、技術向上を目指す」には非常に良いと見立てます。(経営については、技術面の向上よりは、努力が必要かと感じられます。)
 ステップとしては、非常に良い会社になりそうだと、見立てます。(ステップと言いましても、すぐに辞めるのはお勧めできないかと見立てます。)
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「井、既済へゆく」です。
 
 現在の運気を示す「井」は、まさに「井戸」を象徴します。「誰にでも水を供給する(利他的な気持ち)」・「井戸は動かないのだから、水を得るためには自分が出向かなければならない(自発的な努力)」・「水を得るためには、つるべを引き上げなければならないように、継続的な努力が必要となる」という運気です。
 特徴としては、「苦労が多い」「最後までやりとげる必要がある」という点が挙げられます。「毎日毎日、ほんとうに結果が出るのか?と疑問に思いながら努力をする日々が続くが、実は少しずつ前へ進んでいるので、途中で諦めないことが大切になる」という運勢を示します。
 また、井戸の水は、上へ行くほど澄んでいます。そのため、「後になるほど運気が良い」と考えられています。
 
 「しばらくの間は、苦労が続くかもしれない」というイメージではあります。
 先が見えないような、「本当にこれでいいのか?」と思ってしまうような……そうした日々が続くかも知れません。
 しかし、経験を積めば積むほど、後に効いて来るという運勢です。
 しばらくは、しがみついてみることがお勧めになるかと見立てます。
 
 
 このような「井」が、やがて「既済」へと変化していくと解釈されます。
 
 「既済」は、「運勢の完成型」を示します。非常に良い状態ですが、易では「運勢は変化する」と考えていきますので、「いまが完成型」ということは、「今後は伸びしろがない」、「むしろ傾いていきがちだ」という意味合いも持ちます。慎重になる必要があります。
 
 冒頭でも、真上でも、「後が怖い」的なことを強調するような表現になってしまいましたが、「既済」は盛運です。
 盛運すぎるからこそ、注意事項が強調されてしまっているというところがあります。
 また、「変化して既済になる」というケースでは、「その後」のことまでを意識する必要は、少し小さくなります。
 したがいまして、「盛運である」という特徴が、より強調されてくると言うことができます。
 やがて、「かなり良い状態に入ってくる」、「それを実感できる時期が来る」かと見立てます。
 
 「井」との関係で言いますと特に、「積み上げるようなもの」が「完成してくる」というイメージとなります。
 したがいまして、「カンを取り戻し、技術向上を目指す」には非常に良いと見立てます。
 ただ、経営面については、技術面よりは「少し良くない」かもしれません。良くも悪くも「安定・完成」してしまいますので、独立を考えるようなケース(勇気を奮って飛び出す)とは少しイメージが違ってきてしまうところがあるからです。経営面については、意識的に勉強をする必要があるかもしれません。
 
 あわせますと、「追い追い独立を考える場合の『ステップ』としては、非常に良い会社になりそうだ」というイメージかと。(「かなり良い状態に入った後、いつ独立に舵を切るかは、また別途。」というイメージでもあるかなと感じられました。)
 ただし、しばらくは「井」ですので、「すぐにやめる」ことはお勧めできないかと見立てます。
 「技術に対する自信を取り戻す」までは、しがみつくのが良いのではないかと見立てました。
 
 
 

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