<無料占い> 10月の恋愛運。 わいさんより。

 
 
 今回は、わいさん(女性・20代)からの、「いつもお世話になっております。10月の恋愛運を見ていただけますでしょうか?」とのご相談です。
 
 
 得られた卦は、「既済之坤」(既済、坤へゆく)です。
 
 
 まずは「既済(水火既済)」の卦を検討します。「きせい」と読みます。最上図、左側をご参照ください。
 
 「既済(水火既済)」は、「すでになる」と訓読みします。万事が完成した状態を表しています。
 
 「既済(水火既済)」は、火の上に水があり、燃え盛る火を水で消し終わったことを示すかたちです。「立派な人間は、災厄の予防に努める」という言葉が示されています。
 
 「既済」の卦の占いの言葉は、
 
 少しだけ伸び栄える。
 運勢の完成型であり、現状を維持すれば順調である。
 初めは吉であるが、やがて混乱に転ずるだろう。
 
 というものです。
 
 「既済」の卦は、六本の爻(横線)が、全て理想的な形に配置されている卦です。
 そのため、運勢の完成型であり、万事が完成した状態であるために、「すでになる」=「既済」なのです。この卦は、「泰」とならび、運勢が最高の状態にあることを示しています。
 しかし、『易経』は変化の書。
 今が最高ということは、後の伸びしろが望めないばかりか、むしろこれから運気が悪くなりかねないことを示しています。
 それが、「少しだけ伸び栄える」であり、「現状維持が吉」であり、「混乱のおそれ」であり、「災厄の予防」である、という占いの言葉に表れているのです。
 ですから、この卦が出た時は、「現状維持」・「新規事業には手をつけない」・「油断大敵」の3つを心がけるのがよいとされています。
 恋愛・結婚運も悪くありませんが、長続きさせるためには十分な注意が必要と考えられる運気です。 
 
 
 
 次に、「坤(坤為地)」の卦を検討します。「こん」と読みます。最上図、右側をご参照ください。
 
 「坤」は、柔軟さ・女性性・消極性を象徴します。この卦は、六本すべてが「陰・柔」となっていますから、純粋な「陰・柔」という状態です。静止しながら豊かな力を蓄えている様子です。
 
 「坤(坤為地)」は、上下とも「地」というかたちです。万物を生み育てる豊かさを象徴しています。「乾」とは逆に、静止している様子でもあります。
 このような「坤」のかたちについて、「大地の働き、それが坤である。立派な人間は徳性を厚くし、人々を包容していく」という言葉が示されています。
 
 「坤」の占いの言葉は、
 
 「坤」の生成力は偉大である。その力を受けて万物は生まれるのだ。
 「坤」は大地の象徴である。大地は厚く万物を乗せる。その徳は天の広大さと等しい。
 「坤」の限りない包容力によって万物すべてが伸び栄える。
 「坤」の道は、従順に、堅くわが道を守ること。人に従って目的に達するのだ。
 良い友人に恵まれる。同類に背を向ける時は、友を失うも、よりどころが得られる。
 
 というものです。
 
 「坤」の卦が出た時は、一般的には隠忍自重が良い結果をもたらします。また、先生について勉強をするとか、上司の指示に従って働くということについては、良い運勢です。決断をするようなことには向いていません。「柔」ですから、「優柔不断」で決められないと見るのです。
 仕事運等について言えば、リーダーシップをとるよりは、リーダーを支えて裏方に回る方が良い。
 また、この卦には「西南に朋を得るに利あり……」という占いの言葉があります。これには、「友人と仲良くするのが良い。一方、友人に背を向ければ、配偶者に出会える」であるとか、「簡単なほうを選ぶのも良い。難しい方を選ぶと、孤独になるが結果は出る。これも良い。」とか、「西南方向に移動するなら、大勢で行く方がいいが、東北方向へ行くならば、一人がいい」などのいろいろな意味があり、何か思い当たるところがある場合には参考にできると考えられます。
 恋愛・結婚運で言えば、まとまりにくいとされます。良縁の場合は孤独で困難なものになると考えられています。また、注意すべきこととして、「坤」の場合は、人にだまされるおそれ、という問題があります。
 
 
 
 以上のような「既済」「坤」の卦を踏まえて、わいさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 ひと月という短い期間でもありますので、内包関係として解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 「非常に良い状態が維持される」と見立てます。
 ただ、「結婚について、決断の時期になることもありうる」というイメージもあるということを、申し添えます。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「既済、坤へゆく」です。
 
 メインの運気を示す「既済」は、「運勢の完成型」を示します。非常に良い状態ですが、易では「運勢は変化する」と考えていきますので、「いまが完成型」ということは、「今後は伸びしろがない」、「むしろ傾いていきがちだ」という意味合いも持ちます。慎重になる必要があります。
 
 冒頭の一般論でも、上の3行でも、「警戒」の方ばかりを強調しすぎたきらいがありますが……。
 「既済」は、基本的には、非常に良い運勢と言う事ができます。
 なんと言っても、「完成型」ですので。
 
 このような「既済」に内包されているサブの運気が「坤」です。
 「坤」の要素もありそうだ、というイメージです。
 
 「坤」は、「母なる大地」を象徴します。どこまでも広く平らにつづく大地です。そうしたイメージから、「受容性、柔軟さ、分厚く鈍重、動きが少ない…」といった性質がイメージされる運気です。
 
 「何事も無い」というイメージですので、「『既済』のまま、盛り上がりも低迷も無く、推移していくのではないか」と感じられました。
 すなわち、「非常に良い状態が維持される」と見立てます。
 
 ただ、「坤」には、こと結婚(恋愛ではなく)につきまして、示唆的な占いの言葉が示されています。
 上の方でも申し上げました、「西南に朋を得るに利あり……」の一節です。
 この言葉は、こと結婚運について、「家族や親戚・友人の反対を押し切ってでも嫁ぐか。あるいは彼を諦めて、家族や親戚との関係を大切にするか。選択を迫られる。」という意味を持つことがあります。
 しかも、「どちらも、一つの選択である。どちらを選んでも決して悪くは無いのだが、決断は必要だ。」という意味合いと言われます。
 
 そのようなイメージと言いますか、そのようなケースと言いましょうか。
 ともかく、そういったものが「必ず表面化してくる」というわけでは、ありません。
 そういうことも、「ありうるかも」ぐらいのイメージです。
 それでも一応、申し添えるべき占いの言葉(と、その解釈)ではありますので、ここに記しました。
 
 基本的には、「非常に良い状態が維持される」と見立てます。
 「完成型」ということを意識されて行動すべき時期かもしれないということも、合わせて申し添えます。
 
 
 

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