<無料占い> 同居について。 わいさんより。

 
 
 今回は、わいさん(女性・20代)からのご相談です。「まさに、選択を迫られるという状況になってしまいました。数年後、事情により、彼の実家には住めなくなります。そこで、新しく家を建てようという話が出ているそうで、『彼の兄とその彼女』、『彼の母』、『彼と私』の三世帯住宅にしないかという話が出ています。同居と言いますか、同じ敷地に建てるという話のようですが。彼の母との関係は悪くは無いのですが、一緒に住むとなれば揉め事は起こるでしょうし、お互いいろいろ気も使うと思うのです。彼も反対していて、その旨は伝えたそうなのですが、彼の母は私の口から意見を聞きたいと言っているそうです。気難しい人なので、怒らせることになるとは思いますが、絶対に同居はしたくありません。どう伝えたら良いのか、アドバイスいただけませんか?」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「姤之離」(姤、離にゆく)です。
 
 
 まずは「姤(天風姤)」の卦を検討します。「こう」と読みます。最上図、左側をご参照ください。
 
 「姤」は、「邂逅」の「逅」と同じで、「偶然・突然の出会い」という意味です。それも、大勢の男性を手玉に取るような、悪女的な女性との出会い、といったイメージです。(「いい女」とも言えるかもしれません。『ルパン三世』の峰不二子的なイメージと言ってよいかと思います。喩えが古いかもしれませんが。)
 
 「姤(天風姤)」は、天の下に風が吹き渡る、というかたちです。為政者は風のように政令を通達すべきである、という言葉が示されています。
 もっとも、「姤」については、「天」と「風」という他に、六本の線が「一陰五陽」になっている、というかたちに注目すべきとされています。
 全体が陽であったところに、下から一本の陰が入り込んできたというかたちは、多くの男性(陽)をうまく持ち上げ、手玉に取る女性(陰)というイメージである、ということです。
 
「姤」のうらないの言葉は、
 
 「姤」とは、遭遇することである。
 一本の柔が五本の剛に遭遇する。多くの男の中に忽然と一人の女が現れて、魅了する。
 このような女はしたたかもの。妻にすべきではない。長続きしないであろう。
 天地が遭遇すれば、万物がみな美しく育つ。
 「中正」であるリーダーに、剛強なものが出会えば、天下に道が行われる。
 「姤」の意義は重大である。
 
というものです。
 
 「姤」は「突然の出会い」。それも多くの場合、「あまり歓迎できない出会い」です。思いがけない災害やもらい事故に出会ったり、詐欺被害や株価の暴落にあってしまったり。そのような運気です。
 特に、陰が内側に入り込んでいるというかたちですので、うまい話をもって近づいてくる陰湿な人間に注意すべき、他人の口車には乗らないように、といった運気です。
 天の下に風が吹き廻る、どこまでも行くとも言えますが、どこに行くやらわからない、というかたちでもあります。いろいろ迷いが生じやすい時期と考えられます。このような時は基本に返って考えるのが良いと言われています。
 結婚運には良くありません。男性からすれば、女性がしたたかすぎて(あるいは肉食系過ぎて)心身ともに参ってしまう。女性からすると、「男性が多い」というかたちですから、落ち着けないという運気とされてきました。
 もっとも、現代の価値観からは少し考え方を変えるべきかもしれません。積極的に社会に出て、男性を相手に渡り合って経営等をこなす強い女性こそが良いと考えるのであれば、男性からすれば悪い結婚ではないと考えうるからです。
 
 ここまで、「姤」の悪いイメージを中心に述べてきましたが、「姤」にも良いところはあります。
 まず、たとえば、いわゆる客商売と言われる業種や芸能関係を占ってこの卦が出た場合には、魅力的な女性ということで、非常に良い運気といえます。
 さらに、そのような限定的な場面だけでもないのです。「姤」は、「偶然の出会い」。占いの言葉に、「万物がみな美しく育つ」とありますが、この「美しい」は、原文では「章」、つまり「あや」です。異質なものとの偶然の出会いが、思わぬ「あや」となり、運勢が動いて行く。そのような可能性をも含んだ卦でもあるのです。「『姤』の意義は重大である」といわれるゆえんです。
 
 
 
 次に、「離(離為火)」の卦を検討します。最上図、右側をご参照ください。
 
 「離」は、現代の感覚とは逆ですが、「麗(り)」、「くっつく」ことを意味しています。くっついて素直に行動すべきなのですが、その前提としてくっつくべき対象をしっかりと選ぶべきことを象徴しています。
 
 「離」の卦は、上下とも火・太陽を意味しています。火のような情熱・明るい知性を示すかたちです。「知性を磨き、天下を照らすべし」という言葉が示されています。
 
占いの言葉は、
 
 「離」とはくっつくこと。
 日月は天につき、草木は地につく。人は明るい知性によって、正しい道につけば、発展する。
 下から二本目に陰がある。従順さを大事にすることだ。
というものです。
 
 「離」の卦が象徴するのは、「麗」、「くっつく」ことです。
 しかし、何でもかんでもくっつけば良いかというと、そうではありません。
 「離」の卦は上下とも火を意味します。くっつく、着火の対象が不燃物では意味がないし、また、燃やしてはいけないものに火をつけては放火になってしまいます。
 だからこそ明るい知性(火・陽)をもって、燃やすべき情熱の対象をきちんと選んだ上で、燃え上がるべきであるということが示されています。また、火は取り扱いに注意すべきもの。慎みをもって、控えめに扱うのが重要だということです。
 人間関係全体について言うと、冒頭の図を見てもらいたいのですが、自分の心の柔らかい部分(内心)という陰を、硬い殻という二本の陽で挟んでいる形が、上下に向かい合っています。
 お互いに内心を見せない、見せられない、どうも意気投合できない、そういうかたちであると言われています。
 
 
 
 以上のような「姤」「離」の卦を踏まえて、わいさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、ご相談内容を考え合わせ、内包関係として解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 「『彼の意見に従う』のが私の意見です」という態度を取ること、「理詰めで説得すること」はいかがかと、見立てます。
 なお。
 「絶対に嫌だ」とおっしゃっているわいさんのご相談に対し、正面から答えるものではなくなってしまいますが……。
 「理詰めで考えてみたら、『あれ?そんなに悪い話でもないんじゃない?』と思うようになった」という場合には、「意見を変更するのも、悪くない」という運勢であることを、申し添えます。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「姤、離へゆく」です。
 
 メインの運気を示す「姤」」のイメージは、上でも申し上げましたように、「全体が陽であったところに、下から一本の陰が入り込んできたというかたち。多くの男性(陽)をうまく持ち上げ、手玉に取る女性(陰)というイメージ。」とされています。
 またあるいは、「邂逅」。つまり、「突然の出会い」です。
 少し言葉が悪いかも知れませんが、「悪女」ですね。「男性を手玉に取る女性」です。
 もう少し現代社会的に解釈しなおすならば、「積極的に、男性と対等に向かい合う女性」です。
 
 「良くない出会い」と申しましたが、それは主に男性から見た場合のイメージですので、あまり気にしすぎる必要はありません。
 今回のご相談については、「表で男性を立てておいて、裏から操る」的なイメージ、あるいはいわゆる、「旦那さんをてのひらの上で転がす奥さん」かと。
 嫁姑問題……とまでは言えないかも知れませんが、そこに対立がある場合は、やはり旦那さん(お姑さんから見た、息子さん)が方向性を定め(た上で、アフターフォローをす)るのが、一番かと思うのです。
 彼と協力して、盾になってもらうことは、できませんでしょうか。
 
 
 このような「姤」に内包されているサブの運気が、「離」です。
 「離」も意識しておくと良さそうだというイメージです。
 
 「離」の卦は、上下とも「火」というかたちをしています。
 「火」は、「情熱」、「知性・理性」、「明るさ」、「くっつく」、「美しさ」等の事象を象徴します。
 そのため、「理性・知性で情熱をコントロールし、何とくっつく(何についていく)かを判断する」ことが重要とされる運気です。気をつけなくてはいけないのが、「炎上」・「情熱の空回り」となります。
 
 「離」の性質は、「理性・知性」です。
 「理詰めの説得」が良いのではないかと。
 
 「揉め事」・「気を使う」といった、ウエットな理由ではなく、「そのお金が、厳しいんです」・「こっちの方が、お得では?」と言った、純然たる経済面からの説得。
 「気持ちの上では、一緒に暮らしたいんだけど(本当は暮らしたくないけど)……、数字的に無理なんです」という方向性です。
 
 経済面からの説得が難しくとも、「お互いの感情」を理由にしない、何か別の理由による説得。
 そのような方向性は、いかがかと感じられました。
 
 
 
 なお。「絶対に嫌だ」とおっしゃっているわいさんのご相談に対し、正面から答えるものではなくなってしまいますが……。
 
 「姤、離へゆく」の卦からすると、もう一つ別のイメージも見えてくるかと。
 
 「理性的に考えてみたところ(離)、思わぬ結論にたどりついた(姤)」というイメージです。
 「姤」は、「良くない出会い」という意味合いになることも多いのですが。
 「ひょんな出会いが、思わぬ方向に転がり、なかなか面白いことになった」というイメージも持っています。
 
 すなわち、「彼のお母様を理詰めで説得しようと、資料をそろえて考えているうちに、(たとえば)『あれ?実はそんなに悪い話でもないんじゃない?感情面は、経済的なゆとりがあれば、フォローが効く部分もあるし……。』等と、思うようになった」場合には、当初の意見を変更するのも、悪くない。
 と、そのような方向性も、「あり」ではあると、見立てます。
 
 意志が固まっている方に対し、そのようなことを申し上げるのは、蛇足でしかないかもしれませんけれど、一応……。
 もちろん、最後まで反対するというお考えに水を差すつもりはありません。
 
 
 

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