<無料占い> 来年の運勢。 ピョンさんより。

 
 
 今回は、ピョンさん(女性・40代)からのご相談です。「来年の運勢を占ってください。今年は精神的につらいことが多く、特に人間関係に悩まされる一年でした。来年はどのような一年になりますか?どのようなことに気をつければいいですか?」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「随之臨」(随、臨へゆく)です。
 
 
 まずは「随(沢雷随)」の卦を検討します。最上図、左側をご参照ください。
 
 「随」は、「したがう」という意味です。何かに従ってゆくと良いことが多いという運勢です。しかし、運勢は自分で切り開くもの。何に従うべきかは、自分で主体的に判断しなければなりません。
 
 「随(沢雷随)」は、雷が沼沢の内側に入り込む、動的なエネルギー(雷)が衰えていく時期を示すかたちです。季節で言うならば秋。「時勢に従って休息すべき」という言葉が示されています。
 
 「随」の占いの言葉は、
 
 剛(雷)が柔(沢)にしたがっている形である。
 剛が動き、柔がそれを喜んで受け入れるのだ。
 このような道に従うならば、逆に人々も喜んで従ってくれるだろう。
 
 というものです。
 
 この卦は、時勢に従い、あるいは人に従うとよいことがある、という運気です。また、変化の時期を象徴し、その変化には積極的に従う(変革の動きに乗る)と良い、という運気です。
 ですから、転職や引っ越しにはよい運勢です。
 季節のイメージは秋と申し上げましたが、時勢に従って、無理をしないほうが良いという意味です。
 もっとも、雷は動的なエネルギーを象徴する卦でもありますので、完全に静養しおとなしくしているというよりは、力をためる充電期間、クマが冬ごもり前に活発に動き回るようなイメージです。
 また、「従う」のが良いのですから、たとえば無能な上司であっても、その指示等には逆らわない方が良いという時期です。自分が雷(動)であり、また能力があることを示唆する運気ですが、それでもあえて穏当に上司に従うことで、自分を含めた運気が開ける、そのような時期です。
 恋愛運について言えば悪くはないのですが、結婚運となると、やや安定していないきらいがあるため、あまり良いとは言えません。また、三角関係や、ストーカー問題などのおそれも考慮すべき運勢と考えられています。
 
 
 
 次に、「臨(地沢臨)」の卦を検討します。最上図、右側をご参照ください。
 
 「臨」は、「臨む」、つまり、見ることです。
 より詳しく言いますと、上から下のものを見下ろす、上から支配と保護を及ぼす、そのような運気です。「君臨」・「神降臨」という言葉がありますが、その「臨」です。
 ただじっと観察するわけではなく、能動的に見ていることでもあります。
   
 また、この卦は、岸(地)に立って沼沢(沢)に臨む、というかたちを象徴しています。
 やはり上から下を見るわけですね。
 六本の線のうち、下の2本が陽を示し、陽がだんだんと上がってきている様子を示しています。
 
 占いの言葉は、
 
 剛・陽の気がしだいに盛んになり、上下とも喜ぶ。
 天の道にかなって、大いに栄える。
 変わらぬ心を持っていれば、万事順調。
 しかし、もの盛んなれば必ず衰う。
 陽気が衰退する八月(太陽暦ならば8月末~10月初頭)には凶に転ずる。
 
 というものです。
 
 「臨」の卦は、陽の気が成長している途上にある、と解釈されます。
 「坤」(全て陰)→「復」(一陽来復、下一本だけが陽)→「臨」(下二本が陽)→「泰」(下三本が陽、最高の運気)……という流れです。ですから、このままいけば「泰」、最高の運気になって行く、と考えられている運気です。もっとも、「泰」以降、だんだん運気が衰えていく、その動きもまた必然的で止められないものと言えます。ですから、占いの言葉にも戒めが記されているわけです。
 
 「臨」は、「見る」という意味ですが、易にはもう一つ、「観」という「見る」の卦があります。
 「臨」と「観」の違いですが、前者には「上から下を見る」、また、「積極的に参加していく」ニュアンスがあります。(例えば神降臨、と言う言葉を使う時は、神が人に干渉している・影響力を及ぼしていますよね?)一方、後者は、「下から上を見る」、また、「一歩引いて、傍観者的な立場をとる」というニュアンスがあります。
 したがって、「臨」の卦が出た時には、積極的に行動を起こすのが良い運気です。
 
 「臨」の卦は「復」(一陽来復)から来て「泰」(安泰)に行く、良い運気です。
 もっとも、「臨」の卦の内部には、「震」(から騒ぎ)の要素が含まれています。すなわち、運気が良く、積極的になるのが良いといっても、調子に乗ると大変なことになりかねない、そのような運勢でもあるわけです。つまり、「うまい話には気をつけろ」という時期であると言うことができます。
 運気が良いからこそ、気を引き締めて、本業に邁進しましょう、ということですね。
 人間関係一般を見るときには、こちらを「沢」、相手を「地」と見ます。「地」は、誠実で柔軟、懐が広いのですが、優柔不断。「沢」は少女を象徴し、軽快な人柄、明るくおしゃべりだが、失礼ながらやや軽薄かも、と考えていきます。
 恋愛運についても、「臨」ですので、やや好調とみることができます。ただ、「臨」は、上で申し上げたように、自分から行動を起こして行くことが重要になります。
 
 
 
 以上のような「随」「臨」の卦を踏まえて、ピョンさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、ご相談内容から、変化の関係と解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 前半は、やや弱含み。「無理をしない、力をためる、流れに逆らわない」的な方向性が良いかと見立てます。
 後半は、かなり好調。「自分から動く、主役となる」ような方向性が良いかと見立てます。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「随、臨へゆく」です。
 
 前半の運気を示す「随」は、少し元気がないような時期。
 何か「流れ」のようなものがある場合には、無理に逆らってしまうと、ますます元気を消耗してしまうようなところがあります。
 「流れがあるならば、乗って良し」という時期です。
 
 「随」については、「冬ごもり前のクマ」的なイメージで語られることもあります。
 気力や体力を温存すべき時期だ、という意味合いです。
 対人関係でも、同様に言われます。逆らわず、「柳に風」的な動き方がお勧めとなる時期かと。
 
 後半の運気を示す「臨」は、一転、絶好調の運勢を象徴します。
 
 勢いのある良い運気です。イメージは、「君臨」です。「自分から積極的に、リーダーシップをとる(流れを決めてゆく)」のが良い、とされます。
 勢いのままにまとめやすいと言える運気です。多少強引でも行動していけば、周りもそれに合わせて動いていく、というイメージです。
 また、「臨」には、字の如く「臨機応変」のイメージもあります。積極的に動いていけば、後はどうにかアドリブで回していけそうだ、というイメージなのです。
 
 運気は好転すると見立てます。
 もし、「風が自分に吹いてきたな」と感じられるようになった場合には、「(人の作った)流れに乗る」よりは、「自分で流れを作る」ような動き方がお勧めになるかと感じられました。
 
 
 
 個別の運気について申し上げます。
 
 金運
 前半は弱含み。「ためる」ことを意識すると良いかと見立てます。
 後半は、「使うべきところで、きちんと使う」ことが求められるかと感じられました。
 
 仕事運
 前半は、「指示待ち人間」でも良いぐらいのイメージです。「積極性が無い」と言われてしまうかもしれませんけれど、時としては「間違いのない、地道さ」も大切かと。
 後半は、「行ける」と感じられたときには、思い切って踏み込むような動きがお勧めになるかと見立てます。
 
 恋愛運(恋人やご主人がいらっしゃらない場合)/(いらっしゃる場合)
 前半は、無理しないほうが良いかもしれません。「良い話があったら、乗る」といった受け身の姿勢。/あまり一気に距離を詰めたり、自分の主張を押し通したり……するのには、向かないかも。
 後半は、「遠慮は無用」かと。積極的にでて良いかと見立てます。/彼やご主人を、リードするようなイメージです。
 
 人間関係一般
 前半は……あまり良いイメージとばかりは言えませんけれど、「周囲の流れに乗る」・「空気を読む」のが良さそう。上司には逆らわず、穏やかにしたがっておくと良さそう。
 後半は、自分から話しかけていく、働きかけていく。そうすることが可能になりそうです。
 
 
 参考になるところがありましたならば、幸いに存じます。
 
 
 

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