<無料占い> 中学3年の息子の受験校選びについて。 甘夏柑さんより。

   

 
 
 今回は、甘夏柑さん(女性・40代)からのご相談です。「第一志望を、都立の2校で決めかねています。息子はおとなしい性格のためか、偏差値や得点と比べ、内申点が低いのです。①A高校。進学実績が非常に良く、学力と人気が非常に高い都立高校。入試問題が独自のもので、難題。内申点が低いため、塾の先生方からは合格はほぼ無理と言われています。息子は入学を熱望しており、今後の追い上げ次第で可能性ありと希望を持っています。模試の結果はD判定。②B高校。進学実績はなかなか良く、人気の高い都立高校。都立に共通の問題を出す。みなが高得点を出すため、内申点が低いぶん不利。塾の先生方からは、こちらも難しいけれど、Aと選ぶならこちらだと言われています。模試の結果はC判定。セーフティネットとして、私立のC高校から併願優遇をいただいていますが、あまり魅力を感じていない様子で、どうしても都立に行きたいそうです。息子はD判定に諦めず、コツコツ勉強を続けています。このままA高校を受けさせたい気もありますが、高く聳え立つ壁に当たっても砕けるだけなら、せめて納得できる実績のあるB高校に行かせてやりたいです。最終目標は国公立大学合格なので、高校受験は中間地点ではありますが、将来に大いに関わってくるので迷っています。どちらの高校を受けた方がいいか、アドバイスをいただけたらと思います。」とのご相談内容です。
 
 
 A高校について。
 得られた卦は、「泰(地天泰)」です。最上図、左側をご参照ください。
 
 「泰」は、「安泰」「泰平」という言葉が示すように、非常に安定した様子を示す字です。安定した繁栄であり、『易経』に記された運気の中では、おそらく、「一番良い運気」「最高の運気」と言ってよいかと思われます。
 
 「泰(地天泰)」は、上に地、下に天というかたちです。普通とは逆のように思われますが、これが良いのです。地は下に向かうもの、天は上へと昇るもの。両者が和合に向かい、混じり合い、万物が生成される、と解釈されるのです。
 このかたちについて、「天地が和合する、これが泰のかたちである。王者はこれを見て、天地の働きにさらに人為を施して、人々を安泰へと導くのだ」という言葉が示されています。
 
 「泰」の占いの言葉は、
 
「泰」は吉。小なるものが去って行き、大なるものがやってくる。
「泰」は、陰(地)の気が下降し、陽(天)の気が上昇するかたちである。
天地が和合して万物を生み育て、上下が和合して心を通わせ合うのだ。
内卦が陽、外卦が陰。内に剛健の気を抱き、外面は柔順な態度を示す。
中枢(内)に立派な人物、周辺(外)にはそれほどでもない人物を配置するかたちでもある。
そのことによって、立派な人物による「道」が発展していくのだ。
 
 というものです。
 
 「泰」は、『易経』の掲げる理想的な運気と言ってよいかと思われます。下にある「天」の気が上昇し、上にある「地」の気が下降してくる。両者が和合して、万物が生成される。「対立物の統一を動的に捉えていく」という、易学上の理想です。(この卦は、易者の看板にもよく描かれています)
 全体としては、非常に良い運気です。しかし、以前から申し上げているように、『易経』は「変化の書」です。運勢は変化するものだ、と考えられていますから、「今が最高」ということは、「これから衰えていく」ということを示唆してもいるのです。
 特に、「泰」は下三本が純陽、上三本が純陰ですので、後になるほど運勢が傾きがちです。そこをできるだけ長く維持できるかどうか、それは人間の努力によるところが大きいと言えます。
 また、「泰」は「一般的には」最高と言ってよい運気であるため、ほかの卦から移ってきて「泰」になる時は特によい運気であると判断できる場合が多いと言えます。
 もっとも、「泰」であれば何いつでも良い、というわけでもありません。相談内容や、卦の変化・来往と言った問題によってはあまり良い運気ではない場合もありますので、注意が必要です。
 
 
 
 B高校について。
 得られた卦は、「困(沢水困)」です。最上図、右側をご参照ください。
 
 「困」は、「くるしむ」という意味です。囲いの中に木があって、伸びようとしても妨げられています。
 
 「困(沢水困)」は、沢(沼や湖)の下に水があるかたちです。本来ならば水をたたえているべき湖が涸れ果てているようすをあらわします。
 このようなかたちについて、「沼に水がない。立派な人は自らの身をなげうって、志を貫くのだ」という言葉が示されています。  
 
「困」の占いの言葉は、
 
「困」は、試練を経て伸び栄える。
 剛が陰に覆われているが、その危難(水)を喜んで受け入れ(沢)よう。  
 苦しみの中に道を失わない者こそ、真に立派な人間だ。  
 変ることなく初志を貫こう。内側に剛健な徳を有しているのだ。大人物には吉なのだ。  
 苦境にある時は、何を言っても弁解としか受け取られない。  
 
というものです。  
 
 「困」の卦は、「升」(運気上昇)だったものが頭打ちになったものであるとか、「節」(沢に豊かに水がある)だったものが節度を失ったものであるとか、「否」(八方ふさがり)から苦闘したけれども力尽きたものである等と考えられています。いずれにせよ困難な運気です。四天王級です。  
 困難を象徴する卦は易にもいくつかありますが、「困」は「沢に水がない」かたちですので、「窮乏」であるとか、「資金・物資の不足」といった、何らかの不足による困難である場合が多いです。今は我慢の時です。
 占いの言葉にあるように、言い訳はあまり良い結果を生みません。何をしても苦しい時期ですが、今までの方針を変えずにしばらく時期を待つしかないという運勢と言えます。  
 恋愛・結婚運についても良くないと解釈されます。
 
 
 
 以上のような「泰」「困」の卦を踏まえて、甘夏柑さんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 
 
 
 結論です。
 
 卦を見る限りでは、「A高校」かと見立てます。
 
 
 
 
 A高校について。
 得られた卦は、「泰」です。
 
 「泰」の卦は、「安泰」です。非常に安定した、盛運です。
 とは言え、「デンと構えて動かないような安泰」というイメージではありません。活発な動きの中に、安定があるという運気です。
 ヒドイたとえですが、ドレッシングの入れ物のようなイメージの運気です。中身が分離しているドレッシングの入れ物を、上下逆さまにすると、ゆっくりと動き出し、混じりあいますよね。そしておいしいドレッシングになる。
 初めはまるでうまく行かないように見える、厳しい対立があるように見える状態から、自然と運気が動き出し、うまく調和が取れていき、良いものになっていく。そのような、理想的な運勢を象徴しているとお考えください。
 
 最高の運勢を示す卦です。
 「合格の可能性、かなり高いです」と言いたいところなのですが……お話を聞いたところでは、やはりそこまで言うことには、ためらいを覚えます。
 
 その前提の上で、ですけれど。
 可能性が無いとは、言えないのではないかと。
 
 「泰」は、「安泰」の「泰」ですけれども、非常に動的な運勢を象徴します。「お湯の対流」に近いイメージです。
 「下からせり上がって行く」ようなイメージがあるのです。
 「独自の難問」というところに、望みをつなぐことができるように思います。「何がどうあっても受かるような、とても優秀な生徒さん」は別としまして、「そこそこ優秀な生徒さん」どうしの間では、波乱(と言ってはいけないかもしれませんけれど)も起こりうるかと感じられます。
 
 もうひとつ、仮に受からなかったとして。
 「挑戦する」、「納得する」という過程も、貴重なものではないでしょうか。「過程」だとおっしゃるのであれば、特に。
 非常に嫌なことを申し上げますが、妥協してB高校を受けて、受からなかった場合、後悔は層倍になりはしないかと思うのです。
 
 挑戦するからには、リスクも受け入れるほかないと、思います。
 「C高校に通うことが決まった場合には、活を入れる」ことが、必要かと。「魅力を感じない」ならば、「自分(ご家庭)で、モチベーションを維持していく」べきではないでしょうか。
 「泰」は、「動くことで、吉を呼び込む」卦ですので。
 
 「世の中、受験が全てではない」というのは、真理だとは思います。が、目標を持って頑張っているお子さんに、そういうことを言うべきではないように思います。
 「国公立大学に合格し、そこで勉強したい」という目標を、息子さんがお持ちならば。A高校の受験が終わった翌日にでも、「塾のパンフ持ってきたぞ!4月までに、予習だ予習!」ぐらいのノリで、乗せていくべきかと。
 受かれば、超・進学校に通うことになるのですよね。受からなければ、3年後はそちらに通う生徒さん達がライバルになるわけです。ならば結果がどうあれ、(塾はともかく)勉強は必要です。「過程」だとおっしゃっているのですから。
 
 「活力」をもって、高校3年間を、大学受験まで「動き続ける」ことで、「吉を呼び込む」。……「泰」の卦からすると、「A高校を受けること」が「自然な流れ」ではないか。
 そのように、感じられました。
 
 
 
 B高校について。
 得られた卦は、「困」です。
 
 「困」は、「困難」を象徴します。四難卦と言われる、易を代表する「良くない運気」です。かなり厳しい運気と言えます。
 また、「困」の卦が象徴する「困難」は、「何かが不足している」ことが原因であることが多いと考えられています。
 
 失礼な申しようになりますけれど。
 シンプルに、「成績」が「不足している」ケースかと。
 で、あれば。
 同じチャレンジするならば、全身全霊の努力と気合をもって臨むことができるA高校のほうが、可能性があるのではないかと思うのです。
 
 「困」の字は、「木が四角(箱)の中にはめこまれて、苦しんでいる」様子だなどと、言われます。
 型にはまった共通試験では、お話にあったように、みんなが高得点を取ってくるかと。
 「アップセット」が起こりにくいのではないでしょうか。内申点の影響が、直接に響く結果になりはしないかと思うのです。
 
 かりに受かったとしても、A高校ではありません。100パーセントは満足できないかと。
 その点では、C高校と変わりません。中途半端な結果のぶんだけ、半端に受け入れてしまう。
 それは、3年後を意識する場合に、「バネ」として弱くはないでしょうか。
 
 
 

無料占いのお申し込みは、 こちら からどうぞ

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2016
このエントリーをはてなブックマークに追加