<無料占い> いつもありがとうございます。 こころさんより。

 
 
 今回は、こころさん(女性・30代)からの、「2017年の恋愛について、お願いいたします。」とのご相談です。
 
 
 得られた卦は、「渙之未済」(渙、未済へゆく)です。
 
 
 まずは「渙(風水渙)」の卦を検討します。「かん」と読みます。最上図、左側をご参照ください。
 
 「渙」という字は、「散る」という意味です。川が支流に分かれていくようなイメージです。
   
 また、「渙」の卦は、帆を張って船が水上を行くかたちとされています。
 鬱屈したものが散ってゆく、外にエネルギーを発散させ、大事業に乗り出してゆく、そういう運気を示しています。
 
 「渙」の占いの言葉は、
 
 「渙」は、伸び栄える。
 各横線の働きにより、上下が心を一つにして離散を防いでいるのだ。
 この努力を続ければ、すばらしい結果が待っている。
 
 というものです。
 
 「渙」の卦は、「散る」という意味です。悩み事やストレスは発散されていく。一方、人の心が緊張を欠いて離散していく、などの運気を象徴しています。
 大きな動きが起こる可能性もあります。
 仕事運一般に関して言えば、苦しかった場合にはよい方向に向かうけれども、順調だった場合は緊張感の欠如に注意、と言われています。新規事業には悪くありません。
 人間関係や恋愛・結婚運も同様です。これまで苦しかった場合にはその苦しみが発散していく。逆に、良好である場合には、人間関係やご縁が散って行かないように要注意、と見ていくこととなります。
 
 
 次に、「未済(火水未済)」の卦を検討します。「びせい」と読みます。最上図、右側をご参照ください。
 
 この卦は、訓読みすると、「いまだならず」と読めます。「既済」(運勢の完成型)の逆の卦であり、運勢が未完成であることを象徴するものです。今現在は困難・挫折の中にあることを示しています。
 この卦は、「既済」の次に置かれた卦であり、『易経』の最後に置かれている卦です。
 『易経』は「変化の書」。運勢とは、完成して終わるものではないのです。これから変化していく未完成の運気、その象徴たる「未済」こそが、経文の最後に示されているのです。「未済」は、いわば、「易」そのものの象徴と言える運勢なのです。
 
 「未済(火水未済)」は、火が水の上にあるかたちです。上にのぼろうとする火、下に流れようとする水、運気がちぐはぐになっています。このかたちについて、「立派な人間は、このかたちを見て、慎重に物事を区別して、適材を適所におくように心掛けるのだ」という言葉が示されています。
 また、この卦は、「既済」とは逆に、六本の横棒が、全て理想形の反対に配置されています。その故にこそちぐはぐであり、困難も多いのですが、六本の横棒は陰・陽・陰……と、互い違いになっていて、お互いに補い合い、協力しあうかたちとなっています。安定していない、動き行く運気です。そのゆえにこそ、人間の努力によって運気を動かし、切り開いていく可能性が示されているとも言えるのです。
 
 「未済」の占いの言葉は、
 
 「未済」は、運勢が伸び栄える。
 柔の爻(横線)が下から五本目にあって、柔順に、時勢に順応して強行を慎んでいるからだ。
 子狐が河を渡ろうとして、いま一歩のところで尾を濡らしてしまうような運気だ。
 挫折があり、万事順調にはいかない。
 しかし、六本の爻(横線)は、あるべきかたちではないが、応じあっている。
 一致協力して難関を切り抜けるのだ。
 
 というものです。
 
 「未済」の卦は『易経』を象徴するものといってもよく、その意義は上に述べた通りです。
 全体として、今は困難や挫折に直面しているが、だんだんと良い方向に向かっていくという運勢です。
 あせらずこつこつと、永続的な努力を続ければ(続けられれば)、必ず願いはかなうと言われる運気です。
 将来の恋愛・結婚運についてもほぼ同様です。今すぐにどうこう、というものではないが、努力の先にご縁が見えてくる、という運気です。
 
 
 
 以上のような「渙」「未済」の卦を踏まえて、こころさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、ご相談内容とあわせ、変化として解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 1年を通じて、「チャンスはあるけれど、実を結ぶところにまで持っていくことについては努力が必要」といったイメージではないかと見立てます。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「渙、未済へゆく」です。
 
 前半の運気を示す「渙」は、「発散」です。
 「風に帆を受けて出航する船」や、「ホースの先をつまんで、庭に水を撒くようす」といったイメージの運勢です。
 非常に見通しが良い、爽やかな運勢と言う事ができます。
 
 「視界が、パッと開ける」ような良さがある運勢です。
 明るい話題……すなわち、「出会いのチャンス」「恋の始まり」的な方面には、期待できるかと見立てます。
 
 反面、「散る」ですので、「出会いをものにする、結実させる」方面には、苦労があると言われます。
 昂揚する気分の裏側で、「地味にポイントを稼ぐ」ような動き方がお勧めになるかもしれないと、感じられました。
 
 
 後半の運気を示す「未済」は、「運勢が未完成の状態にあること」を象徴する運気です。「未完成」ですので、今は苦闘の時期。いろいろなことが食い違い、ちぐはぐになっているような状態ですので、現時点ではあまり良い状態ではありません。厳しいとすら言えます。
 しかし、「未済」は「未完成」だからこそ、同時に、「無限の可能性」を象徴する運気でもあります。「努力を続けることができれば」、願いは必ずかなうとされている運気でもあります。
 
 後半の運気は、「重含み」というイメージかと。
 前半に比べると、出会いのチャンスは減るかも知れません。
 しかし、それでも。
 「未済」自体が「スタート」のような運勢ですので、「出会い無し」ということは無いだろうと、見立てます。
 また、「結実させる」方面については、「渙」よりは良い運気かと見立てます。「渙」が「壊れやすい」のに対して、「未済」は、「進展はゆっくりだけれど、壊れる恐れは小さい」という性質を持ちますので。
 
 
 1年を通じて、「チャンスはあるけれど、実を結ぶところにまで持っていくことについては努力が必要」といったイメージではないかと見立てます。
 
 
 

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