<無料占い> 今年の運勢を。 まるさんより。

 
 
 今回は、まるさん(女性・40代)からのご相談です。「長年お世話になっていた取引先との取引が終了しました。喧嘩別れではなく、円満にではあります。もう一件お仕事させていただいたら終了になる予定です。今年から心機一転、新しい取引先や仕事を進めて行きたいと思い、書き込みさせていただきました。仕事・取引や人間関係等々、来年のご縁を占っていただけないでしょうか。」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「履之晋」(履、晋へゆく)です。
 
 
 まずは「履(天沢履)」の卦を検討します。最上図、左側をご参照ください。
 
 「履」は、もともとは「くつ/はきもの」の意味です。そして、「履行」という言葉からわかるように、「ふむ」「実践する」という意味です。また、この言葉は「礼」と関係が深い言葉です。
 「虎の尾を踏む」と言う言葉がありますが、どのようなことであっても、実践しようとすれば危険が伴います。一方で、危険を恐れては何もできません。成功のために危険(不安)を伴うような運気であることを示す卦であると言えます。
 
 「履(天沢履)」は、上に天があり下に沢があるかたちです。天は「陽・剛」、「年長の男性・父親」を象徴します。沢は「柔順」、「年少の女性」を象徴します。ですから、リスクのある事態に対処する際には、経験者や年長者の経験を尊重する(礼)のがよいと考えられてきました。
 このかたちについて、「上下のけじめをきっちりつける」という言葉が示されています。
 
「履」の占いの言葉は、
 
「履」は、柔(沢)が剛(天)に従うかたちである。
心から喜んで(沢)先人に従うならば、虎の尾を踏むような危険を冒しても、かみ殺されずに成功するだろう。
剛の気が、リーダーの地位にあってやましいところがない。光り輝いている。
 
 というものです。
 
 「履」の卦が出た時は、危険があり、そのために不安がある、という運気です。成功をつかむためには、よほど慎重に、そして精一杯の努力をしなければならないと考えられます。物事の進捗状況ははかばかしくありません。
 しかし、一方で、成功をつかむためには危険をかいくぐり努力をしなければならないわけです。
 その点をどう考えるべきかは、相談者も易者も判断が悩ましいところです。
 易者としては、「大きな危険がある」のだから、励ます(あおる)よりは、「慎重に」とか「とりやめては?」というアドバイスをすることが多くなります。相談を受ける立場の者としての、あるべき基本的なスタンスだろうとは思います。
 また、伝統的な農村社会は、「冒険」「ベンチャー」的な試みには否定的でした。
 これらの理由から、従来この卦が出た時は「とりやめるべき」「難しい」という解釈に重きが置かれています。
 それを現代ではどう考えるべきか、これもまた悩ましいところです。
 また、「履」は、「虎の尾を踏む」という言葉と関連付けた占いの言葉が多く示されている卦です。
 「虎の尾を踏む」べき状況か否か、慎重な判断が必要とされる運気です。
 
 全体としては、経験者や年長者の言葉は聞いておいた方が良い、とされます。「履」の卦の底流には、経験から判断材料を引き出すべきだという考え方があります。
 また、「目上・目下」の関係にはこだわっておいたほうが良いという運気です。このような考え方は、場合によっては古臭くてものごとの発展を阻害しますが、「履」の場合は良い方に転がる、という運気であると言えます。
 先輩には敬意を払い、喜んで指導に従った方が良い、そのような運勢です。
 いやらしい言い方をすれば、先輩の機嫌は損ねない方がいい、虎の尾を踏まないように、という運気であるわけです。
 恋愛運に関して言うと、女性のほうが積極的になっているという運気です。また、女性から見た場合、妻子のある男性に惹かれがちな運気であると言われています。
 
 
 
 次に、「晋(火地晋)」の卦を検討します。最上図、右側をご参照ください。
 
 「晋」は、「すすむ」という意味です。運気上昇、自信を持ってマイペースで(オーバーペースにならないように)進むべき運気を象徴しています。
 
 「晋」は、地面の上に陽が出ているかたち、まさに日の出です。
 自分の良いところを発揮すべき時、という言葉が示されています。
 
占いの言葉は、
 
 「晋」は、「すすむ」という意味である。
 何事も順調。上下が信用しあっているのだ。
 
というものです。
 
 「晋」の卦は、「旭日昇天」。まさに日の出であり、急激な運気上昇を示しています。苦しかった時期を抜け出す運気です。(そのため、之卦として、つまり、「A之B」のBにあたる卦として「晋」が出た時は、特に運気の上昇を期待できると言えます。)
 しかし、「地」の上に「火(日)」というかたちは、まだ日が出たところでもあります。日の出前後が一番寒いように、いきなりフルスロットルで走りだすのはお勧めできない場合もあります。
 その理由ですが、やや専門的な話として、「晋」の卦には「坎」(苦難)や、「蹇」(足をひきずる)といった卦の要素が含まれているからです。
 運気が上昇して、一気に走りだしたいところだけれど、内にそれを引きとめるもの(例えば家族の体調や、なんらかの心のしこりなど)があって、どうも進みかねるような心痛がある、そういう状況でもあるわけです。
 それでも前に進むべき、それが「晋」の卦が示す基本的な運勢と言えます。
 
 
 
 以上のような「履」「晋」の卦を踏まえて、まるさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 ご相談内容を踏まえ、変化として解釈しております。
 
 
 
 結論です。
 
 前半は、やや踏み込んで「仕事を取りに行く」ようなことをして良いかと見立てます。
 後半は、勢いのある時期かと感じられました。「大きなミス」にさえ注意しておけば良いかと見立てます。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「履、晋へゆく」です。
 
 前半の運気を示す「履」には、いろいろな意味があります。
 まず、「決断の時である」ということ。「あえて進むか、それとも無理せず自重するか」、です。
 また、「履行」の「履」ですから、地道な実践が大切になります。
 さらに、「礼」に通ずることから、「いわゆる先輩と言われるような人たち」との人間関係が大切になってくるという運気です。
 
 「無理せず自重すべき」要素はあまりないと思われますので、「進む」方向で良いのではないかと感じられました。
 「踏み込む」意識がお勧めになるかもしれません。
 遠慮するぐらいだったら、グイグイ行く方が良いかと見立てます。
 
 あちこちのツテ……特に、「長い付き合いであった人、先輩、師匠筋……」と言ったところとのお付き合いが、大切になるかと見立てます。
 
 
 後半の運気を示す「晋」は、「旭日昇天」。まさに日の出であり、急激な運気上昇を示しています。苦しかった時期を抜け出す運気です。(そのため、之卦として、つまり、「A之B」のBにあたる卦として「晋」が出た時は、特に運気の上昇を期待できると言えます。)
 
 
 後半は、絶好調かと見立てます。
 前半の踏み込みが、後半の勢いにつながるのではないかというイメージです。
 
 ひとつ注意すべき点としては、「大ポカ」です。
 小さなミスは良いのですけれど。
 細かいことに気を取られすぎて、「大きなところ」でずっこけてしまうようなことにだけ、要注意かと。
 
 「前半は、少ししんどいけれど。後半に向けて、勢いが一気に回復してくる」。
 そのような一年かと、見立てます。
 
 
 

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