<無料占い> 職場と今後の方向性について。 ケルンさんより。

    

 
 
 今回は、ケルンさん(男性)からのご相談です。「一昨年占っていただいて、我慢の時期ということで耐えてまいりましたが、やはりどう頑張ってもこの職場はダメだと見切りました。もう耐え切れないと感じています。ストレスも限界で、肉体面にもいろいろと現れています。私は組織の長として、ひどい状態の職場のために尽くしてきたつもりです。評価を受けることもありましたが、問題を起こした人々は私を罵倒して去っていくばかり。誰かが起こした問題の責任を負い、対処しましたが誰も助けてくれません。人を陥れようとする者ばかりです。もう我慢できないとは思いつつ、年齢的にも転職は難しく、あまり人と関わるような仕事をしたくはありません。かといって、今の組織にいては、エネルギーを吸い取られるばかり。転職すべき時の流れが来ているのでしょうか。第二に、職場の女性が、よくわかりません。どうも面倒で、こちらの指示を嫌がるようなところがある一方で、好意的にふるまってくることもあります。この人にはどう対応すれば良いでしょう。第三に、幸せな結婚につながる出会いがある方向にも進みたいのです。転職か、留まるべきか、その点からも占ってみていただきたいのです。」とのご相談内容です。
 
 
 第一のご相談と第二のご相談は、同じ流れの中にあるものとして、問いを立てました。
 第三のご相談については、別の視点からの(いわゆる恋愛・結婚運としての)問いを立てております。
 
 
 転職と、職場の人間関係について。
 得られた卦は、「明夷(地火明夷)」です。「めいい」と読みます。最上図、一番左をご参照ください。
 
 「明夷」は、「賢明なものが敗れる」という意味です。立派であるがゆえに、周りから叩かれかねない。ここは「能ある鷹は爪を隠す」でいくべきだ、という運勢です。
 
 「明夷(地火明夷)」は、地面の下に太陽があるかたちです。暗黒支配、あるいは有能な部下を上司が押さえつけている、そういうかたちをしめしています。
 「このような時は世間から隠れるべきだ。経済的に苦しいこともあろう、世間から非難されることもあろう。気にすることはない」ということばが示されています。
 
 「明夷」の占いの言葉は、
 
 太陽が地中に隠れた状態。
 このような時は、能力を内に隠して、外面は柔和にいくべきだ。
 文王・箕子といった偉人も、そうして対処したのである。
 
 というものです。
 
 「明夷」の卦が出た時は、「自分は賢明なのだが、そのせいでかえって世間に受け入れられない」という状態です。
 逃げ出そうと思っても逃げ出せません。ではどうすればよいか。「隠れる」「隠す」のです。周りに合わせてしのぐのです。そういう運勢を示すものです。
 ふつうのやり方が通用しにくい時で、「持てる者の悩み」がある時です。たとえばお金持ちであるなら、強盗対策として、あえて地味な生活をする、そのようなやり方をすべき時と言えます。
 恋愛・結婚運については良くありません。自分の美点を隠さなければうまく付き合えない相手ということですから、良い関係とは言い難いのです。
 
 
 
 出会いについて。
 得られた卦は、「需之兌」(需、兌へゆく)です。
 
 
 まずは「需(水天需)」の卦を検討します。最上図、左から二番目をご参照ください。
 
 「需」は、「待つ」という意味です。
 それも、準備万端を整えた上で、積極的に、期待して待つというものです。
 たとえて言えば、100メートル走で、「位置について、よーい」で腰を上げている状態。
 後は「ドン」が来るのを待つばかり、そのようなイメージです。
 
 卦のかたちでいうと、天の上に雲がもくもくと上がっている状態。
 後は雨が降るのをまつばかり、そういうイメージです。
 
 この「需」の占いの言葉は、
 誠意をもって、じっと待機せよ。そうすれば大成功するであろう。
 あせらずさわがず、はらごしらえするというぐらいの余裕を持て。
 というものです。
 
 「需」の卦が出た時は、いかにも行けそうな状況が整っているという運気です。
 そこをこらえてタイミングを見計らうのが重要、フライングだけはしないように、そういう運勢です。
 (「需」の卦が単独で出た場合に)ポイントとなるのは、下から五本目の実線です。この線は、非常に良い位置に、良い状態で存在しているものですから、じっと待ってタイミングを合わせればうまくいくと考えられるのです。ただし、下から数えて五本目…チャンスまではなかなか遠い、というイメージも含まれているわけです。
 人間関係を見る場合、相手側に聞き入れる気分がないという運気です。やはりしばらく時機を待つのが良いとされています。また、誠実な人であるのに、どうもタイミングが良くない、そのように考えられる運気です。こちらから動いてもうまくいかない運気です。
 恋愛・結婚運としても良くありません。こちらは乗り気であり、話をまとめたいが、相手側が乗り気ではない、という運勢であると考えられています。
 
 
 次に、「兌(兌為沢)」の卦を検討します。最上図、一番右側をご参照ください。
 
 「兌(兌為沢)」は、上下とも沢というかたちです。「沢」は、口や少女を意味します。少女たちが集まっておしゃべりしているように楽しげなかたちを意味します。
 
 このかたちについて、「友人たちと励まし合い競い合って、向上していこう」という言葉が示されています。
 
「兌」の占いの言葉は、
 
 「兌」は伸び栄える。「よろこび」という意味である。
 外柔内剛の徳性を示している。
 正しい道を行く自然な喜びを貫けば万事順調。
 よろこびの心は、人を励まし、苦難を乗り越えさせるものなのだ。
 
 というものです。
 
 「兌」は、よろこびを意味します。しかし、よろこびに溺れてはいけないわけで、何事にも慎ましさを忘れず、欲望をほどほどにとどめれば、良い結果につながる、という運気です。
 日々の平穏については吉ですが、大きなことをするにはやや勢い不足と考えられます。
 人間関係でも、小さなこと、楽しんで軽い付き合いをするには悪くない卦です。一方、しっかりした人間関係が必要な場合には、慎重にならなければならない運気といえます。注意すべきこととして、「口は災いのもと」にならないように、と言われています。また、相手の人柄について、口ではうまいことを言い、表面の人当たりはいいけれど、虚言癖であったり、やや内実に乏しい人物である可能性があるとされます。
 恋愛関係で言えば、間違いが起きやすい運気であると言われてきました。現代的に言うならば、軽い関係、遊びの恋愛と考えるならばまあそれでも良いのですが、結婚等を考える真剣なおつきあいには向かない運気であるとされます。上記のように、相手側がやや内実の乏しい人物であるという可能性があるからです。
 
 
 
 以上のような「明夷」「需」「兌」の卦を踏まえて、ケルンさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、卦の性質からみて、内包関係と解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 
 
 「転職は、しない方が良い」かと見立てます。出会いの観点から見た場合にも、そのように感じられました。
 やりきれない気持ちを「しのぐ」ための方向性として、2つの方向性を提案いたします。
 ひとつは、言葉は悪いのですけれど、「少しいい加減になる、少し手を抜く」。もう一つは、「他に打ち込めるものを見つける(意識を逃避させられる何かを、作る)」。
 そのような発想はいかがでしょう。
 
 
 
 
 (出会いとは別の観点からの)職場と人間関係について。
 得られた卦は、「明夷」です。
 
  「明夷」は、「本来ならば素晴らしい能力を持っているはずの人が、暗黒に押しつぶされている」ような状態を象徴するものです。運気としては最悪に近いものがあります。
 この「明夷」の卦のイメージは、はるか古代、殷の紂王にまつわる話を想像すると、非常に分かりやすくなります。
 紂王は、暴君でした。運動神経抜群・頭脳明晰。何百年も続いた安定した王朝の、正統の王でした。その故にこそ逆に、暴力的な政治をした彼を止めることは誰にもできませんでした。頭脳明晰ですので、反乱計画すら立てられません。二人の叔父が賢臣として仕えていましたが、紂王を変えることはできず、一人は生きたまま人体解剖され、一人は狂人のふりをするしかありませんでした。また、殷の隣にあった周の国の立派な王様(文王)も彼に睨まれ、10年間牢屋にぶちこまれました。「正しくしていても難しい」とは、このような事情を踏まえたものです。
 ではどうすれば良いのか。この「明夷」という卦は、狂人のふりをした大臣の生き方、あるいは10年我慢して、将来のために牢屋の中で読書をしていた文王の生き方を示すものです。
 
 「自分は悪くない。しかし、上司や職場の環境がどうしようもなく悪い。そのために、どうにもならない」ような状況を象徴します。
 「真面目に改革しようとすれば、潰される」、「逃げようにも、逃げられない」というぐらいに、「どうにもならない」とされる運気です。
 転職については、少なくとも今しばらくは、「それもままならない」というイメージかと見立てます。
 
 「明夷」の卦が得られた時の対策については、2つの方向性があるとされます。
 ひとつは、「逃避」です。「職場ではじっと耐え、代わりに、職場の外に楽しみを見出す」ようなイメージ。
 趣味でもよし、副業でもよし。それこそスポーツや読書、音楽を聴くのでも食べ歩きでも、何でも良いのですけれど、「(当座、しばらくは)人生の主目的は、そちらにある。だから仕事も我慢できる」ような環境に自分を置く。……という、方向性です。
 
 もうひとつは、古代中国の逸話で説明させてください。
 「『周りが皆酔っ払っているのに、ひとりだけ醒めている。端然と振舞っている』。それは、立派なことではあるけれど、身を滅ぼす振舞いでもあります。『皆が酔っ払っているなら、あなたも酔っ払い、乱れるべきだ』。それが、身を全うするコツではありませんか?」
 楚の屈原の故事です。バカ殿様の下で働いていた家老の屈原は、上から下から足を引っ張られ、ついに辞職。やるせなくて散歩していたところ、漁師から上のような言葉をかけられたそうです。
 上にあげました、「狂人のふりをした大臣」の例も、これです。「王様から家臣から、職場全体が狂っているならば、自分も狂わなければ命が危ない」という発想。
 何も、「嫌な人、仕事をしないような人」と同じになれとまでは、申しません。それができない人だからこそ、「明夷」の卦に苦しむわけですので。
 ただ、「潔癖」にはならないように、「少し手を抜く、少しいい加減になる、周囲に合わせる、周囲には期待しない」……。そのような方向性も、あるのではないかと。
 
 
 職場の女性についても、ほぼ同様の流れかと。
 言葉は悪いですけれど、「あしらう」「ご機嫌を取る」「命令するのではなく、頼む(中身は命令でも、口調は『お願い』の体を取る)」ような動き方が、あるいは関係性をうまく回すきっかけになるかもしれません。「明夷」の卦からのイメージです。
 
 
 
 出会いと転職について。
 得られた卦は、「需、兌へゆく」です。
 
 メインの運気を示す「需」は、「待つ」という意味です。それも、「できる限りの準備は整えて、いつでも動ける状態にしておきつつも、気持だけは焦らず落ち着くようにして待つ」という意味です。
 たとえるならば、「田んぼに雨が欲しい。西の空には分厚い雨雲が見える。でもまだこっちには来ていない。」そのようなイメージでもあります。非常に気持ちがジリジリしますが、ここは一つ、落ち着くことが必要となります。フライング・暴発だけはいけません。
 
 サブの運気を示す「兌」は、「少女、笑い、喜び、口、身軽さ」などを象徴しています。悪く言えば、「深みがない、軽薄だ」ということにもなります。
 
 
 この二つの卦を考え合わせると、「待つべきだ。気楽に。」というイメージになるかと。
 やはり今しばらく、転職は控える方が良いかと見立てました。
 
 転職を目指す場合、いろいろとストレスがかかりますよね。
 さらに、転職先では新人……と言いますと、少し語弊がありますけれど。やはり最初は、なかなか忙しいかと。
 「出会い」というものに目を向ける余裕が、無くなってしまいはしないでしょうか。
 現在の職場での、責任者という安定した地位は、ひとつの「余裕の根拠」になりうるかと、感じられました。
 
 職場の話に戻るようなところもありますけれど、やはり「気を楽に持つ」(兌)という方向性、お勧めになるように感じられました。
 
 
 
 以上は全て、「見立て」です。
 「このような発想」、「このような方向性」はいかがでしょうか?という、提案です。
 参考になるところがありましたならば、ご採用いただきたく存じますけれど。
 もし、「当たっていない」「納得行かない」「分かるけれど、もうどうしても耐えられないのだ」……ということであるならば、気にせず放り捨てていただきたく存じます。
 それが「見立て」でありますので。
 
 
 

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