<無料占い> 進路について。 アーネストさんより。

 
 
 今回は、アーネストさん(男性・高3)からのご相談です。「コンピュータ関係に興味があり、そういう勉強ができる大学を受験します。倍率がとても高いこの大学に無事入学できるでしょうか。もし合格したとして、興味があるとは言えほとんどパソコンを使ったことがない状態で、講義についていけるでしょうか。」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「師之泰」(師、泰へゆく)です。
 
 
 まずは「師(地水師)」の卦を検討します。最上図、左側をご参照ください。
 
 「師」は、「多い」また、「いくさ」という意味です。そして、中国の思想では一般に、「いくさは憂うべきもの」と考えますので、キーワードとしては、この二つの他に「憂い」というものが加わります。
 
 「師」は、地面の下に水があるかたちです。水を必要としている地上に水がないために、大きな争いが起こる、そのようなイメージです。
 そのかたちを解釈する言葉として、「大地は豊かな水をその下にたたえている。それと同様に、立派な人間は、豊かな心をもって人と人とのつながりを大事に養い、いざ争いが起こった時のための準備をしておくべきだ。」と言われています。
 
「師」の占いの言葉は、
 
戦争は大義があるものでなくてはならない。指揮官も立派でなければならない。
多数を率いて正しい戦争をすれば、王者となることができる。
戦争は憂いを伴うものだが、正しい行いならば最終的にはとがめはない。
 
というものです。
 
 この卦は、必ずしも悪い運気ではないのですが、とにかく争い事が起きやすい運勢です。
 適任者を求めること、正しいと思うことは断固として貫くことが重要です。
 人間関係でも不和の多い時期であると予想されます。
 
 
 
 次に、「泰(地天泰)」の卦を検討します。最上図、右側をご参照ください。
 
 「泰」は、「安泰」「泰平」という言葉が示すように、非常に安定した様子を示す字です。安定した繁栄であり、『易経』に記された運気の中では、おそらく、「一番良い運気」「最高の運気」と言ってよいかと思われます。
 
 「泰(地天泰)」は、上に地、下に天というかたちです。普通とは逆のように思われますが、これが良いのです。地は下に向かうもの、天は上へと昇るもの。両者が和合に向かい、混じり合い、万物が生成される、と解釈されるのです。
 このかたちについて、「天地が和合する、これが泰のかたちである。王者はこれを見て、天地の働きにさらに人為を施して、人々を安泰へと導くのだ」という言葉が示されています。
 
 「泰」の占いの言葉は、
 
「泰」は吉。小なるものが去って行き、大なるものがやってくる。
「泰」は、陰(地)の気が下降し、陽(天)の気が上昇するかたちである。
天地が和合して万物を生み育て、上下が和合して心を通わせ合うのだ。
内卦が陽、外卦が陰。内に剛健の気を抱き、外面は柔順な態度を示す。
中枢(内)に立派な人物、周辺(外)にはそれほどでもない人物を配置するかたちでもある。
そのことによって、立派な人物による「道」が発展していくのだ。
 
 というものです。
 
 「泰」は、『易経』の掲げる理想的な運気と言ってよいかと思われます。下にある「天」の気が上昇し、上にある「地」の気が下降してくる。両者が和合して、万物が生成される。「対立物の統一を動的に捉えていく」という、易学上の理想です。(この卦は、易者の看板にもよく描かれています)
 全体としては、非常に良い運気です。しかし、以前から申し上げているように、『易経』は「変化の書」です。運勢は変化するものだ、と考えられていますから、「今が最高」ということは、「これから衰えていく」ということを示唆してもいるのです。
 特に、「泰」は下三本が純陽、上三本が純陰ですので、後になるほど運勢が傾きがちです。そこをできるだけ長く維持できるかどうか、それは人間の努力によるところが大きいと言えます。
 また、「泰」は「一般的には」最高と言ってよい運気であるため、ほかの卦から移ってきて「泰」になる時は特によい運気であると判断できる場合が多いと言えます。
 もっとも、「泰」であれば何いつでも良い、というわけでもありません。相談内容や、卦の変化・来往と言った問題によってはあまり良い運気ではない場合もありますので、注意が必要です。
 
 
 
 以上のような「師」「泰」の卦を踏まえて、アーネストさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、ご相談内容を意識して、変化の関係として解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 受験については、「勝負だ!」と申し上げます。
 その後については、「自分から取り組んでいく活発さと積極性があれば、大吉」かと見立てます。
 試験については、「勝負!」と申し上げました。……気休めに属する部分もありますけれど、「その後が大吉」というところからしますと、決して悪いイメージではありません。合格の可能性、あるかと見立てます。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「師、泰へゆく」です。
 
 現在の運気を示す「師」は、、端的に言って、「戦争だ!」という運気です。「結論を押し通すまで徹底して争うべきだ」という運気を示すものです。
 「師」の卦が得られた時の心構えとは、まさに戦争の心構えです。具体的には3つ。「仕事を委ねる指揮官には適任者を得ること」「決断は速やかに行うこと」「一度決断したら、最後まで貫き通すこと」です。
 
 今回は人任せにするお話ではありませんので、「決断」と「最後まで戦う意志」とが大切になります。
 まさに「勝負事」、最後まで諦めず、しがみつくことが何よりも大切。
 勝機はその中にあるかと見立てます。
 
 
 このような「師」がやがて「泰」へと変化していくと解釈されます。
 「泰」の卦は、「安泰」です。非常に安定した、盛運です。
 とは言え、「デンと構えて動かないような安泰」というイメージではありません。活発な動きの中に、安定があるという運気です。
 ヒドイたとえですが、ドレッシングの入れ物のようなイメージの運気です。中身が分離しているドレッシングの入れ物を、上下逆さまにすると、ゆっくりと動き出し、混じりあいますよね。そしておいしいドレッシングになる。
 初めはまるでうまく行かないように見える、厳しい対立があるように見える状態から、自然と運気が動き出し、うまく調和が取れていき、良いものになっていく。そのような、理想的な運勢を象徴しているとお考えください。
 
 「動いているうちに、自然と理想の状態に近づいていく」という運勢です。
 いまは何も分からなくとも、目標に向かって積極的に動き続けて行けば、「自然と、目指すべき状態に到達できる」というイメージ。
 受験が終わったら、すぐにでも始めることが大切になりそうですけれど……将来的なこと、講義についていけるかという点については、大きな心配はいらないかと見立てます。
 
 
 「泰」は、易でも一、二を争う盛運です。
 試験については「師」、つまりは「勝負だ!」というイメージであるかと感じられるのですが、それでも。
 将来が「泰」、「大吉・盛運」であることを考えると、決して悪いイメージではありません。合格の可能性、あるかと見立てます。
 
 
 

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