<無料占い> 素の自分を出せない。 ゆりかさんより。

 
 
 今回は、ゆりかさんからのご相談です。「私は昔から素の自分を出すことができません。少数の友人相手には出せるのですが、自分のことなんか受け容れてくれないとおもう子には出せず、よそよそしく接して気まずくなってしまい、それがつらいです。全ての子に出すのは難しいかもしれませんが、せめてお互い気楽に付き合えるようになりたいです、占いの観点から、現状と解決策についてお願いします。」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「兌之離」(兌、離へゆく)です。
 
 
 まずは「兌(兌為沢)」です。「だ」と読みます。最上図、左側をご参照ください。
 
 「兌(兌為沢)」は、上下とも沢というかたちです。「沢」は、口や少女を意味します。少女たちが集まっておしゃべりしているように楽しげなかたちを意味します。
 
 このかたちについて、「友人たちと励まし合い競い合って、向上していこう」という言葉が示されています。
 
「兌」の占いの言葉は、
 
 「兌」は伸び栄える。「よろこび」という意味である。
 外柔内剛の徳性を示している。
 正しい道を行く自然な喜びを貫けば万事順調。
 よろこびの心は、人を励まし、苦難を乗り越えさせるものなのだ。
 
 というものです。
 
 「兌」は、よろこびを意味します。しかし、よろこびに溺れてはいけないわけで、何事にも慎ましさを忘れず、欲望をほどほどにとどめれば、良い結果につながる、という運気です。
 日々の平穏については吉ですが、大きなことをするにはやや勢い不足と考えられます。
 人間関係でも、小さなこと、楽しんで軽い付き合いをするには悪くない卦です。一方、しっかりした人間関係が必要な場合には、慎重にならなければならない運気といえます。注意すべきこととして、「口は災いのもと」にならないように、と言われています。また、相手の人柄について、口ではうまいことを言い、表面の人当たりはいいけれど、虚言癖であったり、やや内実に乏しい人物である可能性があるとされます。
 恋愛関係で言えば、間違いが起きやすい運気であると言われてきました。現代的に言うならば、軽い関係、遊びの恋愛と考えるならばまあそれでも良いのですが、結婚等を考える真剣なおつきあいには向かない運気であるとされます。上記のように、相手側がやや内実の乏しい人物であるという可能性があるからです。
 
 
 
 次に、「離(離為火)」の卦を検討します。最上図、右側をご参照ください。
 
 「離」は、現代の感覚とは逆ですが、「麗(り)」、「くっつく」ことを意味しています。くっついて素直に行動すべきなのですが、その前提としてくっつくべき対象をしっかりと選ぶべきことを象徴しています。
 
 「離」の卦は、上下とも火・太陽を意味しています。火のような情熱・明るい知性を示すかたちです。「知性を磨き、天下を照らすべし」という言葉が示されています。
 
占いの言葉は、
 
 「離」とはくっつくこと。
 日月は天につき、草木は地につく。人は明るい知性によって、正しい道につけば、発展する。
 下から二本目に陰がある。従順さを大事にすることだ。
というものです。
 
 「離」の卦が象徴するのは、「麗」、「くっつく」ことです。
 しかし、何でもかんでもくっつけば良いかというと、そうではありません。
 「離」の卦は上下とも火を意味します。くっつく、着火の対象が不燃物では意味がないし、また、燃やしてはいけないものに火をつけては放火になってしまいます。
 だからこそ明るい知性(火・陽)をもって、燃やすべき情熱の対象をきちんと選んだ上で、燃え上がるべきであるということが示されています。また、火は取り扱いに注意すべきもの。慎みをもって、控えめに扱うのが重要だということです。
 人間関係全体について言うと、冒頭の図を見てもらいたいのですが、自分の心の柔らかい部分(内心)という陰を、硬い殻という二本の陽で挟んでいる形が、上下に向かい合っています。
 お互いに内心を見せない、見せられない、どうも意気投合できない、そういうかたちであると言われています。
 
 
 
 以上のような「兌」「離」の卦を踏まえて、ゆりかさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、ご相談内容から、内包関係と解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 「素の自分を出さないこと」と「よそよそしく接すること」とを、切り離して考えると良いのかもしれません。
 「素の自分」を出せる相手が少ないということは、決して悪いことではないと思うのです。
 ただ、「それ以外の相手」に対しては、「営業用スマイル」と申しますか、「こころを込められないからこそ、愛想良く」という発想はいかがかと。それを不誠実と感じるならば、「愛想良く」の部分を、「明るく元気に」であるとか、「優しい気持ちで」であるとか、「ていねいに」であるとか。そういう言葉に置き換えて、対応してみるのはいかがでしょう。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「兌、離へゆく」です。
 
 メインの運気である「兌」は、上下とも「沢」を意味します。
 「沢」は、「少女、笑い、喜び、口、身軽さ」などを象徴しています。悪く言えば、「深みがない、軽薄だ」ということにもなります。
 
 良く言えば「明るく元気で、軽快な」です。悪く言えば「軽薄、不誠実」です。
 
 このような「兌」に内包されているサブの運気が「離」です。
 「離」は、上下とも「火」というかたちをしています。
 「火」は、「情熱」、「知性・理性」、「明るさ」、「くっつく」、「美しさ」等の事象を象徴します。
 そのため、「理性・知性で情熱をコントロールし、何とくっつく(何についていく)かを判断する」ことが重要とされる運気です。気をつけなくてはいけないのが、「炎上」・「情熱の空回り」となります。
 
 最大の特徴は「理性」……今回のご相談について言うならば、「割り切り」という言葉が一番近いのではないかと感じられました。
 
 
 2つの卦をあわせ考え、以下のように見立てました。
 物事を分析的・合理的に考えるべきだ(「離」)。その観点から見直すと、「素の自分を出せない」から「よそよそしく接する」という方向性は、不合理に思われる。その二つは別物であり、「だから」の関係でつながるものではないはずだ。いま大切なのは「明るさ、軽いノリ、多少不誠実でも愛想の良さ」(「兌」)ではないだろうか。
 ……と、それが基本的な見立てです。
 
 「素の自分」を出せる相手が少ないということは、決して悪いことではないと思うのです。
 誰しもそうだと思いますし、そういう態度こそが誠実と言うこともできるのではないかと。
 「万人に、裏表無く接する。全てを曝け出してしまう」ような人間は、かえって信用できないとも言えませんか?
 仲の良いお友達に対してのみ「素の自分」を出すという今の方向性、変えなくても良いかと見立てます。
 
 その分、「そうでない」お友達に対する態度を変えてみてはいかがかと。
 「素の自分」を出せず「仮面の自分」で接するならば、「無愛想な仮面」ではなくて「愛想の良い仮面」を装着するという方向性です。
 なんだか不誠実だ、性格が悪い……と思われますでしょうか。ならば、「愛想良く接する」のではなくて「ていねいに接する」とか、「少しだけ優しさを以て接する」とか。そういう対応はいかがでしょう。
 
 
 易占によって得られるのは、あくまでも「見立て」です。
 ひとつの「視点」、「考え方」、「方針」……といった性格のものです。
 したがいまして、「しっくりこない/使えない/気に食わない」ような「見立て」である場合には、捨ててしまってください。
 この記事に、参考になるところがありましたならば、幸いに存じます。
 
 
 

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