<無料占い> 鑑定をお願いします。 ひよこさんより。

 
 
 今回は、ひよこさん(アラフォー、女性)からのご相談です。「職場で、なれない役回りをお願いされることになりました。今まではうまくいっていた上司と噛み合わない状態が続いています。他の人とは良い関係を築けているので、辞めるつもりはありません。しかし最近気が重く、恋愛からも離れ、将来への漠然とした不安もあり。何か打開策はありませんか?今の『役回り』を果たせそうですか?上司とは今の状態が続きそうですか?」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「坤之恒」(坤、恒へゆく)です。
 
 
 まずは「坤(坤為地)」の卦を検討します。最上図、左側をご参照ください。
 
 「坤」は、柔軟さ・女性性・消極性を象徴します。この卦は、六本すべてが「陰・柔」となっていますから、純粋な「陰・柔」という状態です。静止しながら豊かな力を蓄えている様子です。
 
 「坤(坤為地)」は、上下とも「地」というかたちです。万物を生み育てる豊かさを象徴しています。「乾」とは逆に、静止している様子でもあります。
 このような「坤」のかたちについて、「大地の働き、それが坤である。立派な人間は徳性を厚くし、人々を包容していく」という言葉が示されています。
 
 「坤」の占いの言葉は、
 
 「坤」の生成力は偉大である。その力を受けて万物は生まれるのだ。
 「坤」は大地の象徴である。大地は厚く万物を乗せる。その徳は天の広大さと等しい。
 「坤」の限りない包容力によって万物すべてが伸び栄える。
 「坤」の道は、従順に、堅くわが道を守ること。人に従って目的に達するのだ。
 良い友人に恵まれる。同類に背を向ける時は、友を失うも、よりどころが得られる。
 
 というものです。
 
 「坤」の卦が出た時は、一般的には隠忍自重が良い結果をもたらします。また、先生について勉強をするとか、上司の指示に従って働くということについては、良い運勢です。決断をするようなことには向いていません。「柔」ですから、「優柔不断」で決められないと見るのです。
 仕事運等について言えば、リーダーシップをとるよりは、リーダーを支えて裏方に回る方が良い。
 また、この卦には「西南に朋を得るに利あり……」という占いの言葉があります。これには、「友人と仲良くするのが良い。一方、友人に背を向ければ、配偶者に出会える」であるとか、「簡単なほうを選ぶのも良い。難しい方を選ぶと、孤独になるが結果は出る。これも良い。」とか、「西南方向に移動するなら、大勢で行く方がいいが、東北方向へ行くならば、一人がいい」などのいろいろな意味があり、何か思い当たるところがある場合には参考にできると考えられます。
 恋愛・結婚運で言えば、まとまりにくいとされます。良縁の場合は孤独で困難なものになると考えられています。また、注意すべきこととして、「坤」の場合は、人にだまされるおそれ、という問題があります。
 
 
  
 次に、「恒(雷風恒)」の卦を検討します。最上図、右側をご参照ください。
 
 「恒(雷風恒)」は、上が雷、下が風というかたちです。雷は成熟した男性、風は成熟した女性を意味することから、長年連れ添って関係が安定した夫婦のイメージです。このかたちについて、「自分の立場をしっかり定め、方針をぐらつかせない」という言葉があります。
 
「恒」の占いの言葉は、
 
 恒久不変、安定したかたちである。
 それゆえに伸び栄える。とがめもない。
 一貫して道を守る者は順調。
 天地の道も恒久不変、一つが終われば一つが始まる。
 この変化に対応しよう。
 
というものです。
 
 『易経』は変化の書である、と申し上げてきましたが、「恒」については、たとえば、「季節には四季という変化があるが、それでも四季がめぐるという点では不変である」、そういうイメージです。
 全体としては、安定した運気です。今まで通りのことをコツコツやるのが良いとされます。
 安定ですから、逆に言うと急成長は見込めません。もし何か大きなことをしようという場合には、気長に構えてじっくりと進めれば成功すると考えられます。
 この卦は、安定を意味しますから、変化の結果となる之卦(「A之B」のB)である時には非常に良い運勢なのですが、本卦(A)である時には注意しなければなりません。
 本卦にある場合は、安定した運気から、ある意味それに飽きてしまって変化が起こりうる、それもあまり良い変化ではなさそうであるから、従来のやり方を変えない方が良い、という運気になることが多いです。逆に之卦にある時は、吉です。
 仕事運全般で言うと、「恒」ですから、現状維持がよく、転職や新規事業はあまり良くありません。もっとも、「雷」も「風」も動くものですから、動きを止めないこと、努力の継続等が重要となります。
 恋愛・結婚運について言うと、これはいわば熟年夫婦の卦と言われています。安定した家庭関係を象徴するものです。ですから、これから結婚する人や、今結婚している人にとっては非常に良い卦なのですが、これから相手を探して行こうという人にとっては、「運気に動きがない」ということで、「やや時間がかかりそうだ」と見ていくことになります。
 
 
 
 以上のような「坤」「恒」の卦を踏まえて、ひよこさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、主に卦の性質から、変化として解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 「動きにくい」ように感じられるかも知れませんけれど、「低値安定」から「高値安定」へと動いていくようなイメージの運勢です。
 少しずつうまく回っていくかと見立てます。
 問題は一点、上司の方との関係かと。もともとはあまり問題が無かったのですし、「うまくいっていない」ということを「意識しない」ことがポイントになるかと感じられます。
 「まずまず、うまく行っている」……と思うのが無理だとしても、「破綻しているわけではない。パワハラを受けているわけでもない」的に、「悪くは無い」と思うことがお勧めになるかもしれません。
 いまの「役回り」に慣れるにつれ、好転していくかと見立てます。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「坤、恒へゆく」です。
 現在の運気を示す「坤」は、「母なる大地」を象徴します。どこまでも広く平らにつづく大地です。そうしたイメージから、「受容性、柔軟さ、分厚く鈍重、動きが少ない…」といった性質がイメージされる運気です。
 
 悪く言えば、「低空飛行」ではあるのですけれど。「墜落炎上」はありえないとされる運勢です。
 「柔軟に受け入れ可能」な運勢でもあります。「鈍感力」という言葉も、キーワードになることが多いです。
 「受け止め方次第」などと申し上げてしまうと、あまりにも「無責任」にして「情の無い」言い方になってしまいますけれども。
 こと今回については、そういうところがあるかもしれません。
 「まずまず、うまく行っている」……と思うのが無理だとしても、「破綻しているわけではない。パワハラを受けているわけでもない」的に、「悪くは無い」と思うことがお勧めになるかもしれません。
 
 
 このような「坤」がやがて「恒」へと変化していくと解釈されます。
 「恒」は、「つね」という訓読み、「恒星・恒常」といった熟語からも分かるように、安定した、非常に良い運勢を象徴しています。
 「安定」と言っても、不動であるわけではありません。「恒」は、「雷」と「風」で構成されていますが、「雷」も「風」も、動きを象徴するものです。そのため、「恒」が示す「安定」とは、「四季が巡る」というイメージです。春夏秋冬と、「変化・動き」はあります。厳しい季節もあります。しかし、穏やかな季節もあります。「それが繰り返される」という意味で、安定しているということです。
 時として、いろいろな「出入り」や「波風」はあるものの、それでも「収まるところへ収まってゆく」といったイメージです。
 
 こちらは、ある意味では「坤」の逆、「高値安定」です。
 四季の運行のように、気づきにくい変化ではありますけれど、知らぬ間に、しかし確実に、この「恒」へと移ってゆくのではないかと見立てます。
 今の「役回り」に慣れ、上司の方との関係についても、少し「鈍感に」なっていくにつれ、調子は安定してくるかと。
 そしてお仕事方面の調子が安定してくれば、他もうまく回ってきそうなイメージです。
 
 大きな心配はいらないかと見立てます。
 「ゆったりと受け止める」方向性がお勧めになるかと感じられました。
 
 
 

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