<無料占い> 引っ越す物件と不動産屋について。 ALさんより。

 
 
 今回は、ALさんからのご相談です。「引越し予定の物件と、管理する不動産屋について不安なところがあります。今月末に入居する予定で、すでに審査が通った物件があるのですが、新築のため工事中で、部屋の様子もいっさい見せてもらえず、正式契約もまだです。入居日まで日数も短いので、内見できる日を早く確認してほしいと言っているのですが、不動産屋もいま一番忙しい時期なのと、担当者が新人っぽいので全然話が進みません。家電等の配送日も混雑する時期ということで、先に購入・手配せざるを得ず、すでに手付金を払ってしまいました。それを担当者に伝えても、いまだに連絡がなく困っています。そんな中、部屋の設備が一部変更になっていた旨の連絡を受けました。その設備は、物件を決める際のわりと重要な条件だったため、非常にショックでした。値引きを申し入れています。今からどうすべきかも悩みどころですが、私はこの物件に無事入居できるのでしょうか?」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「未済之坤」(未済、坤へゆく)です。
 
 
 まずは「未済(火水未済)」の卦を検討します。最上図、左側をご参照ください。
 
 この卦は、訓読みすると、「いまだならず」と読めます。「既済」(運勢の完成型)の逆の卦であり、運勢が未完成であることを象徴するものです。今現在は困難・挫折の中にあることを示しています。
 この卦は、「既済」の次に置かれた卦であり、『易経』の最後に置かれている卦です。
 『易経』は「変化の書」。運勢とは、完成して終わるものではないのです。これから変化していく未完成の運気、その象徴たる「未済」こそが、経文の最後に示されているのです。「未済」は、いわば、「易」そのものの象徴と言える運勢なのです。
 
 「未済(火水未済)」は、火が水の上にあるかたちです。上にのぼろうとする火、下に流れようとする水、運気がちぐはぐになっています。このかたちについて、「立派な人間は、このかたちを見て、慎重に物事を区別して、適材を適所におくように心掛けるのだ」という言葉が示されています。
 また、この卦は、「既済」とは逆に、六本の横棒が、全て理想形の反対に配置されています。その故にこそちぐはぐであり、困難も多いのですが、六本の横棒は陰・陽・陰……と、互い違いになっていて、お互いに補い合い、協力しあうかたちとなっています。安定していない、動き行く運気です。そのゆえにこそ、人間の努力によって運気を動かし、切り開いていく可能性が示されているとも言えるのです。
 
 「未済」の占いの言葉は、
 
 「未済」は、運勢が伸び栄える。
 柔の爻(横線)が下から五本目にあって、柔順に、時勢に順応して強行を慎んでいるからだ。
 子狐が河を渡ろうとして、いま一歩のところで尾を濡らしてしまうような運気だ。
 挫折があり、万事順調にはいかない。
 しかし、六本の爻(横線)は、あるべきかたちではないが、応じあっている。
 一致協力して難関を切り抜けるのだ。
 
 というものです。
 
 「未済」の卦は『易経』を象徴するものといってもよく、その意義は上に述べた通りです。
 全体として、今は困難や挫折に直面しているが、だんだんと良い方向に向かっていくという運勢です。
 あせらずこつこつと、永続的な努力を続ければ(続けられれば)、必ず願いはかなうと言われる運気です。
 将来の恋愛・結婚運についてもほぼ同様です。今すぐにどうこう、というものではないが、努力の先にご縁が見えてくる、という運気です。
 
 
 
 次に、「坤(坤為地)」の卦を検討します。「こん」と読みます。最上図、右側をご参照ください。
 
 「坤」は、柔軟さ・女性性・消極性を象徴します。この卦は、六本すべてが「陰・柔」となっていますから、純粋な「陰・柔」という状態です。静止しながら豊かな力を蓄えている様子です。
 
 「坤(坤為地)」は、上下とも「地」というかたちです。万物を生み育てる豊かさを象徴しています。「乾」とは逆に、静止している様子でもあります。
 このような「坤」のかたちについて、「大地の働き、それが坤である。立派な人間は徳性を厚くし、人々を包容していく」という言葉が示されています。
 
 「坤」の占いの言葉は、
 
 「坤」の生成力は偉大である。その力を受けて万物は生まれるのだ。
 「坤」は大地の象徴である。大地は厚く万物を乗せる。その徳は天の広大さと等しい。
 「坤」の限りない包容力によって万物すべてが伸び栄える。
 「坤」の道は、従順に、堅くわが道を守ること。人に従って目的に達するのだ。
 良い友人に恵まれる。同類に背を向ける時は、友を失うも、よりどころが得られる。
 
 というものです。
 
 「坤」の卦が出た時は、一般的には隠忍自重が良い結果をもたらします。また、先生について勉強をするとか、上司の指示に従って働くということについては、良い運勢です。決断をするようなことには向いていません。「柔」ですから、「優柔不断」で決められないと見るのです。
 仕事運等について言えば、リーダーシップをとるよりは、リーダーを支えて裏方に回る方が良い。
 また、この卦には「西南に朋を得るに利あり……」という占いの言葉があります。これには、「友人と仲良くするのが良い。一方、友人に背を向ければ、配偶者に出会える」であるとか、「簡単なほうを選ぶのも良い。難しい方を選ぶと、孤独になるが結果は出る。これも良い。」とか、「西南方向に移動するなら、大勢で行く方がいいが、東北方向へ行くならば、一人がいい」などのいろいろな意味があり、何か思い当たるところがある場合には参考にできると考えられます。
 恋愛・結婚運で言えば、まとまりにくいとされます。良縁の場合は孤独で困難なものになると考えられています。また、注意すべきこととして、「坤」の場合は、人にだまされるおそれ、という問題があります。
 
 
 
 以上のような「未済」「坤」の卦を踏まえて、ALさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、ご相談内容とあわせ、変化として解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 無事には入居できるかと感じられました。
 原因は「ズレ」。……不動産屋さんよりは、施工業者の方に問題があるのではないかと。不動産屋さんを責めても、彼らには「どうしようもできないところ」なので、要領を得ないということなのかと見立てます。
 「期待しすぎると梯子を外される」けれど、「安定はしている」という卦ですので、「無事に入居はできるけれど、不満はあるかも。そこを柔らかく受け止められるならば……」というイメージです。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「未済、坤へゆく」です。
 
 現在の運気を示す「未済」は、「運勢が未完成の状態にあること」を象徴する運気です。「未完成」ですので、今は苦闘の時期。いろいろなことが食い違い、ちぐはぐになっているような状態ですので、現時点ではあまり良い状態ではありません。厳しいとすら言えます。
 しかし、「未済」は「未完成」だからこそ、同時に、「無限の可能性」を象徴する運気でもあります。「努力を続けることができれば」、願いは必ずかなうとされている運気でもあります。
 
 現状は「ズレている」というイメージかと感じられました。
 恐らくは、単純に「工期がずれこんでいる」、「まだ人を上げられる状態になっていない」ということかもしれません。
 結果として、不動産屋さんを責めることも、「ずれている」という結果になってしまっている……かと見立てます。
 
 
 このような「未済」が、やがて「坤」へと変化していくと解釈されます。
 「坤」は、「母なる大地」を象徴します。どこまでも広く平らにつづく大地です。そうしたイメージから、「受容性、柔軟さ、分厚く鈍重、動きが少ない…」といった性質がイメージされる運気です。
 
 悪く言えば、「低空飛行」ではあるのですけれど。「墜落炎上」はありえないとされる運勢です。
 したがいまして、「無事に入居すること、それ自体は可能」かと。
 ただ、「大満足」とまではいかないかもしれません。
 
 と、言いますのも。
 「坤」は、「低空飛行」である上に、「期待しすぎると梯子を外される」ような性質を有するとされるからです。
 「ほどほど、そこそこ」を、「柔らかく受け止める」ことができるなら、「平穏無事」で、悪くない。……かと。そのように見立てます。
 
 
 

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