<無料占い> 恐怖心について。 ゆうりさんより。

 
 
 今回は、ゆうりさんからのご相談です。「私は、人と関わるときに恐怖心を感じます。例えば静かな空間ではつばを飲み込む音が周りに聞こえないか怖くなってすごく意識してしまったり、人の視線が怖くて反射的に背けてしまったり。過去に対人関係で嫌われたり、自分が依存的であったり。いろいろと問題があったことはわかってきたのですが、この恐怖心をどうしたら良いのかわかりません。人と関わることが怖いのに、それでもやっぱり人と関わりたいし、なんの恐怖心も無く人と交流している人を見ると羨ましくなったりします。私はどういう心持ちで、人と付き合っていけば良いのでしょうか?」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「睽之離」(睽、離へゆく)です。
 
 
 まずは「睽(火沢睽)」の卦を検討します。「けい」と読みます。最上図、左側をご参照ください。
 
 「睽」は、「そむく」と訓読みします。反発しあうことです。
 
 この卦は、火と沢からできています。
 上にある「火」は燃え上がるもの。下にある「沢」は流れ下るもの。そのために反発し、遠ざかってゆくわけです。「同にして異」ということを考察すべきだ、という言葉が示されています。
 
 占いの言葉は、
 
 火は燃え上がり、沢は流れ下る。嫁と小姑が同居していて考え方が異なる。
 しかし、卦の二本目と五本目が対応している。深いところでは通じ合っているのだ。
 小さい事を行うには吉。
 天地は反しているからこそ、その働きは一体である。男女は異なるからこそ、愛情が通じあう。
 万物は相反する働きを持つことで統一されているのだ。「睽」の働きは重要である。
 
 というものです。
 
 この卦は、「内輪もめ」を象徴しています。なにかにつけてゴタゴタした運気です。また、全体として、物事がいい方向に向かっていたと思ったら、急に悪くなったり、また良くなったりと、運気の変動が激しい時期であることを示しています。
 特に家庭内の不和を象徴し、嫁と小姑にたとえられることがあります。
 しかし、専門的な話になりますが、卦の二本目と五本目が対応しているので、深いところでは通じ合っていると解釈される運気でもあります。
 この卦が出た時は、ごたごたが失敗の決定的要因になりかねないような、大事業はすべきではないとされます。そのかわり、こまごましたこと、ちょっとしたことをやるにはいい運勢だとされています。
 恋愛運については、良くありません。「背きあう」という運気だからです。
 
 
 
 次に、「離(離為火)」の卦を検討します。最上図、右側をご参照ください。
 
 「離」は、現代の感覚とは逆ですが、「麗(り)」、「くっつく」ことを意味しています。くっついて素直に行動すべきなのですが、その前提としてくっつくべき対象をしっかりと選ぶべきことを象徴しています。
 
 「離」の卦は、上下とも火・太陽を意味しています。火のような情熱・明るい知性を示すかたちです。「知性を磨き、天下を照らすべし」という言葉が示されています。
 
占いの言葉は、
 
 「離」とはくっつくこと。
 日月は天につき、草木は地につく。人は明るい知性によって、正しい道につけば、発展する。
 下から二本目に陰がある。従順さを大事にすることだ。
というものです。
 
 「離」の卦が象徴するのは、「麗」、「くっつく」ことです。
 しかし、何でもかんでもくっつけば良いかというと、そうではありません。
 「離」の卦は上下とも火を意味します。くっつく、着火の対象が不燃物では意味がないし、また、燃やしてはいけないものに火をつけては放火になってしまいます。
 だからこそ明るい知性(火・陽)をもって、燃やすべき情熱の対象をきちんと選んだ上で、燃え上がるべきであるということが示されています。また、火は取り扱いに注意すべきもの。慎みをもって、控えめに扱うのが重要だということです。
 人間関係全体について言うと、冒頭の図を見てもらいたいのですが、自分の心の柔らかい部分(内心)という陰を、硬い殻という二本の陽で挟んでいる形が、上下に向かい合っています。
 お互いに内心を見せない、見せられない、どうも意気投合できない、そういうかたちであると言われています。
 
 
 
 以上のような「睽」「離」の卦を踏まえて、ゆうりさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、ご相談内容を考え合わせ、内包関係と解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 「理詰めで考える」ことと、「大なり小なり、みな同じ思いを抱えている」と考えてみること。
 その2つが、あるいはお勧めになるかと感じられました。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「睽、離へゆく」です。
 
 メインの運気を示す「睽」は、「家庭内のごたごた」を象徴する運気です。多くは「嫁と姑・小姑」の問題ですが、そうでない場合でも、「内輪もめ」が関係していることが多い運気と言えます。
 上の方にある説明でも申し上げたように、「ケンカはしても、それでも家族」がこの卦のポイントとなります。嫁と姑がゴタゴタしていても、外部に敵ができた場合、夫(息子)のため・家のためとなれば、強烈な共同戦線を張るということは良くありますよね。(会社や政党の派閥争いも同様です。大きな問題・外敵があると団結します。)そのイメージです。
 占いの言葉は、この辺の事情を示しています。「深いところでは通じ合っている」・「同にして異(異にして同)ということを考察すべき」、とはそういうところです。
 
 サブの運気を示す「離」は、上下とも「火」というかたちをしています。
 「火」は、「情熱」、「知性・理性」、「明るさ」、「くっつく」、「美しさ」等の事象を象徴します。
 そのため、「理性・知性で情熱をコントロールし、何とくっつく(何についていく)かを判断する」ことが重要とされる運気です。気をつけなくてはいけないのが、「炎上」・「情熱の空回り」となります。
 
 
 この二つの卦から導き出せる指針を申し上げます。
 
 まず「睽」ですけれども。
 これは、「なにかとうまく行かない状況」を示唆します。
 その根本的な解決策として、「『異にして同』ということを考えてみると良い」とされます。
 
 「どうも自分はうまく行かない、みんなは普通にあれこれできるのに……。(自分は『異』である)」
 そう思うことって、誰にも経験があるかと思うのです。
 また同時に、「そうしたお悩みについては、簡単に『ああ分かる分かる、あるよね』と、他者が言ってしまって良いものでもない」とも、思っております。
 
 しかし、それを踏まえた上でも、なお。
 「睽」が得られた今回については、「そのお悩みは、『大なり小なり、誰しもみんなが抱えているものだ』と考える」ことがお勧めになるのではないかと。
 
 道行く人、すれ違う人、駅や病院の待合室、ショッピングモールのようなところ。たくさんの人々がいますけれど。
 みんなそれぞれ多少なりとも、「周囲の人、なんか怖いな」と思っているところ、あるはずかと。
 怖いと思うから、お互いに距離をとりますし、道を譲る(避けるような行動をする)ものですし、近寄って話しかけたりすることも滅多にありません。視線が合えば、お互い慌てて逸らしたり……そういうことをするものかと。
 「恐怖心を持つこと」は、しかたないとしても。
 「恐怖心を持つことは、決して悪いことではない」……そのように思うこと、できないでしょうか。
 
 
 もうひとつの指針が、「離」から得られるかと感じられました。
 「離」は、「理性」を象徴します。
 したがって、「合理的に考えること」がお勧めになるかと。
 
 例えば、つばを飲み込む音を隣の人がさせたとして。
 ゆうりさんとしては、「それを不快に思う」ことはありませんよね。おそらく、「気づくことすら無い」はずかと。
 で、あれば。
 ゆうりさんがつばを飲み込んだとしても、隣の人は「気にしない、気づかない」かと。それが「合理的な考え方」ではないでしょうか。
 (「睽」の発想に引きずられているところもありますけれど)
 
 
 人付き合いについても、「誰しもお互いに、多少は怖いと思ったりする」ことはあるかと。
 そういう心理に陥ることを、自他に許してあげる(?)ような発想はいかがかと。
 
 
 「睽」と「離」から、以上の2つの方針をみちびきうると解釈しました。
 参考になるところがありましたならば、幸いに存じます。
 
 
 

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