<無料占い> 仕事の大型プロジェクト。 招き猫さんより。

 
 
 今回は、招き猫さんからのご相談です。「会社のトップとして、外国で企業買収やジョイントベンチャーなどのプロジェクトに関わっています。まだまだたくさんの課題があり、あまりうまく進んでいないのですが、可能であればこの仕事を機会に、自分の仕事としてイギリスやヨーロッパでも会社を立ち上げたく思っています。まず、今年中に少なくとも2件は仕事を成功させたいのですが、良い進展はありそうですか?何か成功へのアドバイスなどありますでしょうか?」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「巽之蹇」(巽、蹇へゆく)です。
 
 
 まずは「巽(巽為風)」の卦を検討します。「そん」と読みます。最上図、左側をご参照ください。
 
この卦は、上下とも風を現し、まさに風を象徴します。
 また、「巽(そん)」は、「遜」に通じ、謙遜・譲ることを示します。
 
 風はものにぶつかれば方向を変え、どのような隙間にも入り込みます。
 そのぶん、何事にも適応でき、柔軟な人間関係を築けますが、優柔不断に陥る危険もあります。
 決断に迷う運気を示しています。すぐれた指導者にしたがうべき、とされてきた卦です。
 
 占いの言葉は、
 
 やや運が開ける。
 進んでことを行えば順調である。
 謙虚に、指導者にしたがうべきだ。
 
 というものです。
 
 この卦は、柔軟に、ことを進めればやや運が開ける運気であることを示しています。
 もっとも、内部に「大過」(不安定な運気)や「睽」(反発しあう運気)を含んでおり、また風に吹かれる卦でもあることから、不安定さ・動揺という運気をも示します。細かいことが気になり、やや神経質になってしまう、そういう運気です。
 新規の事業には良くない、今までの関係を重視すべき、と言われています。ただ、株や商売関係では、大きくはないが利益が出る、とされます。ただ、「風」ですから、動きやすい局面で、その点に関する注意が必要です。
 一般的に言って、「かたちのないもの」については良い運気です。ですから、精神的な活動には良く、また、サービス業等についても吉とみます。
 
 「風」ですから、おおまかにいって、動きが多く安定が難しい、という運気であることが多い卦です。
 そのため、身辺になんらかの異動・変化が起こる可能性があります。また、安定していないのですから、何事についても周囲に相談していくのが良いと言われる卦でもあります。
 婚姻は、「風のように動く」のでまとまりにくく、末を遂げない可能性もある、とされてきた運気です。
 
 
 
 次に、「蹇(水山蹇)」の卦を検討します。「けん」と読みます。最上図、右側をご参照ください。
 
 「蹇」は、「足をひきずる」という意味です。
 
 危険な大河(水)と険阻な山(山)があるかたちを示しています。
 
占いの言葉は、
 
 ゆくてに危険があるのだから、とどまるべきだ。
 このような時は平易な道を選べ。
 人の話をよく聞いて、慎重に対処の方法を考えなさい。
 「蹇」と時機の関係は重要である。
 
というものです。
 
 「蹇」の卦が出た時は、運勢はよくありません。四天王クラスの運気の悪さです。この卦が出た時は、「自分の力」を見極めて、無理はしないようにすべき、と考えられています。
 とはいえ、専門的な話ですが、二本の中正があるので、運気がめちゃくちゃに乱れているというほどのひどさではありません。天の時にあたらない、というほどではないのです。
 平易な道、やりやすいこと、やれることから手をつけていけば、運気が開けてくる。そういう卦でもあります。
 恋愛・結婚運についても、話があっても進みにくい、そもそも良い話ではない、そのようなイメージです。
 
 
 
 以上のような「巽」「蹇」の卦を踏まえて、招き猫さんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、ご相談内容を考え合わせて、変化の関係であろうと解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 「2件のお仕事については好調」、「ヨーロッパ進出は時期尚早(あるいは『慎重に』)」かと見立てます。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「巽、蹇へゆく」です。
 
 現在の運気を示す「巽」は、上下とも「風」というかたちです。「風」は「動くもの」ですので、「巽」の卦は、良くも悪くも、「動き」「動揺」「不安定」というイメージを持ちます。
 また、「風」は「入り込むもの」というイメージを持ちます。「かたちがない」ので、どこにでも柔軟に入り込みます。それだけに、「だいたいのことはうまくいく」けれど、「やや八方美人的」ですし、自ら道を切り開いて大成功するというところまでは期待できない、というイメージです。(仕事面で、サラリーマンとして出世はできるが、一世一代の大仕事というまでの勢いはない、的なイメージです。)
 また、身辺に何らかの変化・異動が起こるというイメージを持ちます。
 
 この「巽」が、現在手がけていらっしゃる2件のお仕事についての運勢を示しているものかと感じられました。
 基本的には、「まずまずうまく行く」という運勢かと。 
 「大成功」は難しいかもしれませんけれど、「手堅くまとめる」レベルには達する……といったイメージです。
 
 注意点は、「流動性」と「動揺」かと。
 対処の方針としては、「大きな方針については、不動心を大切に」でありつつ、「小さなところ、現場の問題、オプショナルな条件……等については、柔軟性を大切に」であろうかと見立てます。
 
 
 将来的な問題についての運気を示す「蹇」は、「四難卦」とされています。「厳しい運気の四天王」といった意味あいです。
 もっとも、厳しいながらも、どうにもならないというような運気ではありません。
 専門的な話になりますが、「蹇」(と「屯」)は、「中正」が二本あるため、運気がめちゃくちゃに乱れているというわけではないということ。また、卦の性格が分かりやすく、対策が非常にはっきりしているということ。それらの理由により、「四難」の残りの二つである「習坎」や「困」ほどは厳しくありません。四難卦ではないものの非常に悪い運気とされる、「否」や「明夷」ほど厳しくもないのです。
 「蹇」は、「足に障碍がある」という意味です。また、登山をしているようなイメージです。
 足に障碍がある、あるいは足が疲れ切っているような状態で、山中にある。下には大きな川が流れている。「危険が予想される」という状態ですから、「そちらの方へ進んではいけない」、あるいは「疲れをとるべく、しばらく休息するのが良い」、「動くのであれば、無理をせずゆっくりと」と、という心構えが必要となります。
 「にっちもさっちもいかない」「何をどうすればいいかさえ分からない」というような厳しさはない、ということです。「危険だと分かっている」のだから、「留まる」「控える」「休息する」ようにすれば良いのです。
 
 この「蹇」が、「将来的な、イギリスやヨーロッパでの会社の立ち上げ」についての運勢かと感じられました。
 いわゆる「時期尚早」と解釈すべきかと、見立てております。
 
 「釈迦に説法」になってしまうかとは存じますけれど。
 ヨーロッパ(EU圏)は、商慣習が閉鎖的と申しますか。域内域外の区別(差別)が、ひどいことになっていますよね。
 「外に会社を立ち上げた上で、中でビジネスをする」ことにはかなりの困難がつきまとうのではないかと。かと言って「中に会社を立ち上げる」となると、これはまた相当めんどうなことになりそうなイメージです。
 
 イギリスの商慣習については、お詳しいのではないかと拝察いたします。
 したがいまして、イギリスでのビジネスには、そうした困難はまだ少ないかとも感じられるのですけれど。
 イギリスと大陸の違い、かなり大きいように聞いております。また、EU離脱問題の影響もどうなることか……というイメージが。
 (ジョイントベンチャーや企業買収ですと、「英米系商慣習が世界基準になっている」というところもあるかとは存じますけれど、それでもやはりややこしいところ、あるのではないかと)
 
 概して、「イギリスに立ち上げ、イギリス(あるいは英連邦諸国)でビジネスをするのであれば、まだ良いけれど。大陸ヨーロッパでビジネスをするについては、時期尚早」ではないかと見立てます。
 それをする場合には、慎重な準備が必要かと。
 「蹇」の卦からは、そのように見立てます。
 
 
 

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