<無料占い> パートナーの借金癖について。 miniさんより。

 
 
 今回は、miniさん(40代)からのご相談です。「パートナーがいますが、昔からギャンブル依存症で多額の借金に私が悩み、何度もつきあったり別れたり、またつきあったりを繰り返しています。お金の問題がなければ気が合う人なのですが。パートナーは、『もう借金はしていない、ギャンブル依存症は治せた』と言っていますがどうなんでしょう。今はとりあえずその言葉を信じつつ、本音は心配でなりません。私とパートナーの金運、借金を抱えていないかみてもらいたいです。」とのご相談内容です。
 
 
 現に借金を抱えていらっしゃるかどうかについては、「あてもの」に属します。
 信じてしまって、外れていたらおおごとです。より確度の高い調査手段によるほうが確実かと存じます。
 金運、今後の考え方。そういった観点から記事を作成いたしました。
 
 
 得られた卦は、「明夷之兌」(明夷、兌へゆく)です。
 
 
 まずは「明夷(地火明夷)」の卦を検討します。「めいい」と読みます。最上図、左側をご参照ください。
 
 
 「明夷」は、「賢明なものが敗れる」という意味です。立派であるがゆえに、周りから叩かれかねない。ここは「能ある鷹は爪を隠す」でいくべきだ、という運勢です。
 
 「明夷(地火明夷)」は、地面の下に太陽があるかたちです。暗黒支配、あるいは有能な部下を上司が押さえつけている、そういうかたちをしめしています。
 「このような時は世間から隠れるべきだ。経済的に苦しいこともあろう、世間から非難されることもあろう。気にすることはない」ということばが示されています。
 
 「明夷」の占いの言葉は、
 
 太陽が地中に隠れた状態。
 このような時は、能力を内に隠して、外面は柔和にいくべきだ。
 文王・箕子といった偉人も、そうして対処したのである。
 
 というものです。
 
 「明夷」の卦が出た時は、「自分は賢明なのだが、そのせいでかえって世間に受け入れられない」という状態です。
 逃げ出そうと思っても逃げ出せません。ではどうすればよいか。「隠れる」「隠す」のです。周りに合わせてしのぐのです。そういう運勢を示すものです。
 ふつうのやり方が通用しにくい時で、「持てる者の悩み」がある時です。たとえばお金持ちであるなら、強盗対策として、あえて地味な生活をする、そのようなやり方をすべき時と言えます。
 恋愛・結婚運については良くありません。自分の美点を隠さなければうまく付き合えない相手ということですから、良い関係とは言い難いのです。
 
 
 
 次に、「兌(兌為沢)」の卦を検討します。最上図、右側をご参照ください。
 
 「兌(兌為沢)」は、上下とも沢というかたちです。「沢」は、口や少女を意味します。少女たちが集まっておしゃべりしているように楽しげなかたちを意味します。
 
 このかたちについて、「友人たちと励まし合い競い合って、向上していこう」という言葉が示されています。
 
「兌」の占いの言葉は、
 
 「兌」は伸び栄える。「よろこび」という意味である。
 外柔内剛の徳性を示している。
 正しい道を行く自然な喜びを貫けば万事順調。
 よろこびの心は、人を励まし、苦難を乗り越えさせるものなのだ。
 
 というものです。
 
 「兌」は、よろこびを意味します。しかし、よろこびに溺れてはいけないわけで、何事にも慎ましさを忘れず、欲望をほどほどにとどめれば、良い結果につながる、という運気です。
 日々の平穏については吉ですが、大きなことをするにはやや勢い不足と考えられます。
 人間関係でも、小さなこと、楽しんで軽い付き合いをするには悪くない卦です。一方、しっかりした人間関係が必要な場合には、慎重にならなければならない運気といえます。注意すべきこととして、「口は災いのもと」にならないように、と言われています。また、相手の人柄について、口ではうまいことを言い、表面の人当たりはいいけれど、虚言癖であったり、やや内実に乏しい人物である可能性があるとされます。
 恋愛関係で言えば、間違いが起きやすい運気であると言われてきました。現代的に言うならば、軽い関係、遊びの恋愛と考えるならばまあそれでも良いのですが、結婚等を考える真剣なおつきあいには向かない運気であるとされます。上記のように、相手側がやや内実の乏しい人物であるという可能性があるからです。
 
 
 
 以上のような「明夷」「兌」の卦を踏まえて、miniさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、どちらで解釈してもほぼ同じかと感じられました。原則どおり、内包関係として解釈しております。
 
 
 
 結論です。
 
 彼のギャンブル依存については、「難しい」かと見立てました。
 付き合うならば、「浅く・楽しく・表面的に」が良い。そのような運勢かと見立てます。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「明夷、兌へゆく」です。
 メインの運気を示す「明夷」は、「本来ならば素晴らしい能力を持っているはずの人が、暗黒に押しつぶされている」ような状態を象徴するものです。運気としては最悪に近いものがあります。
 
 (この「明夷」の卦のイメージは、はるか古代、殷の紂王にまつわる話を想像すると、非常に分かりやすくなります。
 紂王は、暴君でした。運動神経抜群・頭脳明晰。何百年も続いた安定した王朝の、正統の王でした。その故にこそ逆に、暴力的な政治をした彼を止めることは誰にもできませんでした。頭脳明晰ですので、反乱計画すら立てられません。二人の叔父が賢臣として仕えていましたが、紂王を変えることはできず、一人は生きたまま人体解剖され、一人は狂人のふりをするしかありませんでした。また、殷の隣にあった周の国の立派な王様(文王)も彼に睨まれ、10年間牢屋にぶちこまれました。「正しくしていても難しい」とは、このような事情を踏まえたものです。)
 
 ではどうすれば良いのか。この「明夷」という卦は、狂人のふりをした大臣の生き方、あるいは10年我慢して、将来のために牢屋の中で読書をしていた文王の生き方を示すものです。
 
 
 自分は悪くない。悪いのは相手だ。
 そういう状況において、「相手を信用してはならない」、「自分を守ることを考えるべきだ」、「信用できない相手が悪いのだから、自分も相手を欺いて生き延びるべきだ」……と、そういう方向性を示唆する運気です。
 
 ギャンブル依存症は、非常に治療が困難であると聞きます。
 ギャンブルに限らず依存症は、「完治することが無い」のだとか。刺激に触れないようにしておくほか、対処法はないと聞きます。
 しかし街には、そうした施設があふれていますよね。……非常に難しいかと。
 
 「明夷」の卦は、「たとえあなたが数百年間、先祖から何十代にわたって仕えてきた家臣であるという、そこまで深い縁だとしても、王様を見限ることこそが正しい」とする運勢です。
 「いまはもうギャンブルはやっていない」、「借金は無い」。彼のその言葉が、かりに「いま現在、正しい」ものだとしても、そこに判断の基礎を置くべきではないと見立てます。
 
 いま借金があるかどうかではなく、「彼はギャンブルをやめられない、将来的には再び借金をするであろう人だ」という覚悟、あるいは不信感を基礎とした上で、行動を決めるべきかと。
 「明夷」の卦からは、そのように見立てます。
 
 
 このような「明夷」に内包されているサブの運気が「兌」です。
 「兌」は、上下とも「沢」を意味します。
 「沢」は、「少女、笑い、喜び、口、身軽さ」などを象徴しています。悪く言えば、「深みがない、軽薄だ」ということにもなります。
 
 「兌」は、良くも悪くも「浅く、軽く、うわべのおつきあい」というイメージを持つ卦です。
 恋愛で言うならば、それこそ体だけの関係をもイメージさせるような運勢。
 
 「明夷」の卦と考え合わせるならば。
 「パートナー」の意味にもよるかとは存じますが、いわゆる「結婚」あるいはそれに準ずるような「事実婚」に向いた運勢では「ない」と感じられます。
 「気が合う恋人」としてのお付き合い、「浅く・楽しく・表面的な」お付き合い。「いつでも離れられる(明夷)」おつきあい。
 「深いお付き合いか、別れるか」の二択のほかに、「気楽なお付き合い」という第三の選択肢があるかもしれないと、見立てます。
 
 
 

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