<無料占い> 恋愛。 loveさんより。

 
 
 今回は、loveさんからのご相談です。「恋愛でいいことがありません。自己評価が低いからです。どう頑張っても高くなりません。そのように育てられたからです。恋愛に関しては生きてて辛いことばかりです。もうじゅうぶん頑張りましたが、もう結婚も出産も間に合わない年齢まで来てしまいました。もう生きている意味がなくなりました。毎日ひとりでご飯を食べています。暖かい家族を見ると羨ましくなり、逃げるように家に帰る毎日です。周りは私がこんなに悩んでいるとは知りません。親もです。むしろ自分の好きなように生きていると思われています。結婚している男性がちょっかいをだしてくるのは軽んじられているようですし。もう耐えられません。今度こそ立ち直れないかもしれません。私はどうなるのでしょうか。言葉をいただきたいです。」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「未済之兌」(未済、兌へゆく)です。
 
 
 まずは「未済(火水未済)」の卦を検討します。「びせい」と読みます。最上図、左側をご参照ください。
 
 この卦は、訓読みすると、「いまだならず」と読めます。「既済」(運勢の完成型)の逆の卦であり、運勢が未完成であることを象徴するものです。今現在は困難・挫折の中にあることを示しています。
 この卦は、「既済」の次に置かれた卦であり、『易経』の最後に置かれている卦です。
 『易経』は「変化の書」。運勢とは、完成して終わるものではないのです。これから変化していく未完成の運気、その象徴たる「未済」こそが、経文の最後に示されているのです。「未済」は、いわば、「易」そのものの象徴と言える運勢なのです。
 
 「未済(火水未済)」は、火が水の上にあるかたちです。上にのぼろうとする火、下に流れようとする水、運気がちぐはぐになっています。このかたちについて、「立派な人間は、このかたちを見て、慎重に物事を区別して、適材を適所におくように心掛けるのだ」という言葉が示されています。
 また、この卦は、「既済」とは逆に、六本の横棒が、全て理想形の反対に配置されています。その故にこそちぐはぐであり、困難も多いのですが、六本の横棒は陰・陽・陰……と、互い違いになっていて、お互いに補い合い、協力しあうかたちとなっています。安定していない、動き行く運気です。そのゆえにこそ、人間の努力によって運気を動かし、切り開いていく可能性が示されているとも言えるのです。
 
 「未済」の占いの言葉は、
 
 「未済」は、運勢が伸び栄える。
 柔の爻(横線)が下から五本目にあって、柔順に、時勢に順応して強行を慎んでいるからだ。
 子狐が河を渡ろうとして、いま一歩のところで尾を濡らしてしまうような運気だ。
 挫折があり、万事順調にはいかない。
 しかし、六本の爻(横線)は、あるべきかたちではないが、応じあっている。
 一致協力して難関を切り抜けるのだ。
 
 というものです。
 
 「未済」の卦は『易経』を象徴するものといってもよく、その意義は上に述べた通りです。
 全体として、今は困難や挫折に直面しているが、だんだんと良い方向に向かっていくという運勢です。
 あせらずこつこつと、永続的な努力を続ければ(続けられれば)、必ず願いはかなうと言われる運気です。
 将来の恋愛・結婚運についてもほぼ同様です。今すぐにどうこう、というものではないが、努力の先にご縁が見えてくる、という運気です。
 
 
 
 次に、「兌(兌為沢)」の卦を検討します。「だ」と読みます。最上図、右側をご参照ください。
 
 「兌(兌為沢)」は、上下とも沢というかたちです。「沢」は、口や少女を意味します。少女たちが集まっておしゃべりしているように楽しげなかたちを意味します。
 
 このかたちについて、「友人たちと励まし合い競い合って、向上していこう」という言葉が示されています。
 
「兌」の占いの言葉は、
 
 「兌」は伸び栄える。「よろこび」という意味である。
 外柔内剛の徳性を示している。
 正しい道を行く自然な喜びを貫けば万事順調。
 よろこびの心は、人を励まし、苦難を乗り越えさせるものなのだ。
 
 というものです。
 
 「兌」は、よろこびを意味します。しかし、よろこびに溺れてはいけないわけで、何事にも慎ましさを忘れず、欲望をほどほどにとどめれば、良い結果につながる、という運気です。
 日々の平穏については吉ですが、大きなことをするにはやや勢い不足と考えられます。
 人間関係でも、小さなこと、楽しんで軽い付き合いをするには悪くない卦です。一方、しっかりした人間関係が必要な場合には、慎重にならなければならない運気といえます。注意すべきこととして、「口は災いのもと」にならないように、と言われています。また、相手の人柄について、口ではうまいことを言い、表面の人当たりはいいけれど、虚言癖であったり、やや内実に乏しい人物である可能性があるとされます。
 恋愛関係で言えば、間違いが起きやすい運気であると言われてきました。現代的に言うならば、軽い関係、遊びの恋愛と考えるならばまあそれでも良いのですが、結婚等を考える真剣なおつきあいには向かない運気であるとされます。上記のように、相手側がやや内実の乏しい人物であるという可能性があるからです。
 
 
 
 以上のような「未済」「兌」の卦を踏まえ、loveさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、おもにふたつの卦の関係を考え合わせ、内包関係として解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 「楽しむ」ことを「始める」時期だというイメージです。
 初めはなかなか馴染めないかも知れませんけれど、いつか可能になる。
 そのように見立てます。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「未済、兌へゆく」です。
 
 メインの運気を示す「未済」は、「運勢が未完成の状態にあること」を象徴する運気です。「未完成」ですので、今は苦闘の時期。いろいろなことが食い違い、ちぐはぐになっているような状態ですので、現時点ではあまり良い状態ではありません。厳しいとすら言えます。
 しかし、「未済」は「未完成」だからこそ、同時に、「無限の可能性」を象徴する運気でもあります。「努力を続けることができれば」、願いは必ずかなうとされている運気でもあります。
 
 「志を立てるのに良い」とされる運気です。
 過去では無く、未来志向の卦です。 
 うまく行かない状態を自覚されているとのお話、それならば「今後」を思うべきかと。
 
 
 具体的に何を始めていくべきか。それを示しているのが、内包されているサブの運気である「兌」であろうと解釈しました。
 
 「兌」は、上下とも「沢」を意味します。
 「沢」は、「少女、笑い、喜び、口、身軽さ」などを象徴しています。悪く言えば、「深みがない、軽薄だ」ということにもなります。
 
 良くも悪くも、「軽快」「気楽」「軽薄」……といったイメージを象徴します。
 したがいまして、「気楽になること」、「楽しむこと」を意識されるのが良いのではないかと。
 メインの運気(あるいは現在の運気)が「未済」ですので、しばらくは難しいかもしれません。しかし「兌」を意識することで「兌」へと向かっていく。それが、「未済、兌へゆく」です。
 
 「実際にそうなのか」は存じません。
 が、「間に合わない」とお考えであるならば、「次を見ていく」、「他の道を探す」べきではないでしょうか。
 
 恋愛、結婚、出産。素敵なことだとは思います。憧れを抱く気持ち、私には理解しきれないところ、あるかとも存じます。
 しかし、「価値があること」、「何か、良いこと」とは、それだけなのでしょうか。
 
 健康であること。お金があること。仕事が充実していること、あるいはそもそも仕事があること。趣味があること。友達がいること。
 誰しも何かを持っていて、何かを持っていない。そういうものではないでしょうか。
 「持っていないこと」だけではなくて、「持っていること」に目を向けても良いのではないかと思うのです。
 それは決して「負けた」とか、そういうことではないように思います。
 
 何かひとつ、気楽になれること、楽しめることがあれば、それだけでだいぶ違ってくると思います。
 追い詰められたような気分を抜け出しさえすれば、その時にまた見つかるはずです。
 「未済」の先の「兌」、「ちぐはぐの向こうにある喜び」を探すためにこそ、「未済」の中にある「兌」、「つらいかもしれないけれど、そうではない部分」を見ていく。
 そのような方向性を、提案いたします。
 
 
 

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