<無料占い> 仕事。 招き猫さんより。

 
 
 今回は、招き猫さんからのご相談です。「外国で、ある大型プロジェクトを手がけているのですが、どうも先に進まずフラストレーションを抱えています。少し大きな賭けに出ようか検討中で、アプローチとして2つの施策を検討中です。ひとつめは、キーパーソンとの関係構築です。『そのために毎月のフィーを依頼しつつ、彼らのサポートをする』方法です。ただし、相手がそれに同意するかが全く見えません。もう一件は、『投資家やプライベートバンカーとつながるために、イベント等に出かけてとにかくコンタクト先を増やしていく』という方法です。この2つのアプローチがうまくいくか、現在携わっているプロジェクト自体、どこまで力を入れれば良いのか、効果が期待できるのか、時間の無駄になりかねないのか。占っていただけますか?」とのご相談内容です。
 
 
 記事作成が大幅に遅れましたことを、まずはお詫び申し上げます。
 ビジネスの、かなり立ち入った問題。こうしたことについては、私が具体的に何かを申し上げても的外れにならざるを得ないかと感じられました。
 この雉では、一般論あるいは方針といったものを提示することといたしました。
 何かお役に立つ部分があれば幸いに存じます。
 
 
 得られた卦は、「需之臨」(需、臨へゆく)です。
 
 
 まずは「需(水天需)」の卦を検討します。最上図、左側をご参照ください。
 
 「需」は、「待つ」という意味です。
 それも、準備万端を整えた上で、積極的に、期待して待つというものです。
 たとえて言えば、100メートル走で、「位置について、よーい」で腰を上げている状態。
 後は「ドン」が来るのを待つばかり、そのようなイメージです。
 
 卦のかたちでいうと、天の上に雲がもくもくと上がっている状態。
 後は雨が降るのをまつばかり、そういうイメージです。
 
 この「需」の占いの言葉は、
 誠意をもって、じっと待機せよ。そうすれば大成功するであろう。
 あせらずさわがず、はらごしらえするというぐらいの余裕を持て。
 というものです。
 
 「需」の卦が出た時は、いかにも行けそうな状況が整っているという運気です。
 そこをこらえてタイミングを見計らうのが重要、フライングだけはしないように、そういう運勢です。
 (「需」の卦が単独で出た場合に)ポイントとなるのは、下から五本目の実線です。この線は、非常に良い位置に、良い状態で存在しているものですから、じっと待ってタイミングを合わせればうまくいくと考えられるのです。ただし、下から数えて五本目…チャンスまではなかなか遠い、というイメージも含まれているわけです。
 人間関係を見る場合、相手側に聞き入れる気分がないという運気です。やはりしばらく時機を待つのが良いとされています。また、誠実な人であるのに、どうもタイミングが良くない、そのように考えられる運気です。こちらから動いてもうまくいかない運気です。
 恋愛・結婚運としても良くありません。こちらは乗り気であり、話をまとめたいが、相手側が乗り気ではない、という運勢であると考えられています。
 
 
 
 次に、「臨(地沢臨)」の卦を検討します。最上図、右側をご参照ください。
 
 「臨」は、「臨む」、つまり、見ることです。
 より詳しく言いますと、上から下のものを見下ろす、上から支配と保護を及ぼす、そのような運気です。「君臨」・「神降臨」という言葉がありますが、その「臨」です。
 ただじっと観察するわけではなく、能動的に見ていることでもあります。
  
 また、この卦は、岸(地)に立って沼沢(沢)に臨む、というかたちを象徴しています。
 やはり上から下を見るわけですね。
 六本の線のうち、下の2本が陽を示し、陽がだんだんと上がってきている様子を示しています。
 
 占いの言葉は、
 
 剛・陽の気がしだいに盛んになり、上下とも喜ぶ。
 天の道にかなって、大いに栄える。
 変わらぬ心を持っていれば、万事順調。
 しかし、もの盛んなれば必ず衰う。
 陽気が衰退する八月(太陽暦ならば8月末~10月初頭)には凶に転ずる。
 
 というものです。
 
 「臨」の卦は、陽の気が成長している途上にある、と解釈されます。
 「坤」(全て陰)→「復」(一陽来復、下一本だけが陽)→「臨」(下二本が陽)→「泰」(下三本が陽、最高の運気)……という流れです。ですから、このままいけば「泰」、最高の運気になって行く、と考えられている運気です。もっとも、「泰」以降、だんだん運気が衰えていく、その動きもまた必然的で止められないものと言えます。ですから、占いの言葉にも戒めが記されているわけです。
 
 「臨」は、「見る」という意味ですが、易にはもう一つ、「観」という「見る」の卦があります。
 「臨」と「観」の違いですが、前者には「上から下を見る」、また、「積極的に参加していく」ニュアンスがあります。(例えば神降臨、と言う言葉を使う時は、神が人に干渉している・影響力を及ぼしていますよね?)一方、後者は、「下から上を見る」、また、「一歩引いて、傍観者的な立場をとる」というニュアンスがあります。
 したがって、「臨」の卦が出た時には、積極的に行動を起こすのが良い運気です。
 
 「臨」の卦は「復」(一陽来復)から来て「泰」(安泰)に行く、良い運気です。
 もっとも、「臨」の卦の内部には、「震」(から騒ぎ)の要素が含まれています。すなわち、運気が良く、積極的になるのが良いといっても、調子に乗ると大変なことになりかねない、そのような運勢でもあるわけです。つまり、「うまい話には気をつけろ」という時期であると言うことができます。
 運気が良いからこそ、気を引き締めて、本業に邁進しましょう、ということですね。
 人間関係一般を見るときには、こちらを「沢」、相手を「地」と見ます。「地」は、誠実で柔軟、懐が広いのですが、優柔不断。「沢」は少女を象徴し、軽快な人柄、明るくおしゃべりだが、失礼ながらやや軽薄かも、と考えていきます。
 恋愛運についても、「臨」ですので、やや好調とみることができます。ただ、「臨」は、上で申し上げたように、自分から行動を起こして行くことが重要になります。
 
 
 
 以上のような「需」「臨」の卦を踏まえて、招き猫さんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、伺ったお話からみて、変化の関係と解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 ご依頼をいただいてから一ヶ月近くになってしまったのに、このようなことを申し上げるのもどうかとは思うのですけれど。
 「待ち」、「動かない」という姿勢も、時としては「あり」なのではないかと。
 ビジネスの場面では「悠長」は許されないものであろうかとも思います。それでも、「少し調子が出ないからと言って、大きく動いてしまって、その結果全体のバランスを崩す」ようなことも、ありえないとは言い切れないのではないかと。
 「フットワークは軽くとも、思考にはゆとりを持つ」・「『まだまだ、追い詰められているわけではない』と発想する」ような姿勢はいかがでしょう。
 もし動くのであれば、いつでも戻れるように「小さな動き」、「ジャブ」のようなものを小出しにして、「まずは感触を確かめる」ような発想も、あわせて提案いたします。
 「心理的にゆとりを持って考える」、「一気に賭けに出る前に、観測気球で感触を確かめる」ことにより、ご自身持ち前の「ビジネス感覚」に触れる発想が自然に生まれてくるのではないかと。
 そのように、見立てます。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「需、臨へゆく」です。
 
 現在の運気を示す「需」は、「待つ」という意味です。それも、「できる限りの準備は整えて、いつでも動ける状態にしておきつつも、気持だけは焦らず落ち着くようにして待つ」という意味です。
 たとえるならば、「田んぼに雨が欲しい。西の空には分厚い雨雲が見える。でもまだこっちには来ていない。」そのようなイメージでもあります。非常に気持ちがジリジリしますが、ここは一つ、落ち着くことが必要となります。フライング・暴発だけはいけません。
 
 「焦り」が良い結果を生むことは、まず無いかと存じます。
 個人的経験に照らしても、ご相談を受けた感触としても、あるいは史書等を眺めても。
 
 気持ちの上だけでも「落ち着く」ことにより、打開策が見えるのではないでしょうか。
 そのように、見立てます。
 
 
 このような「需」が、やがて「臨」へと変化していくと解釈されます。
 「臨」は、勢いのある良い運気です。イメージは、「君臨」です。「自分から積極的に、リーダーシップをとる(流れを決めてゆく)」のが良い、とされます。
 勢いのままにまとめやすいと言える運気です。多少強引でも行動していけば、周りもそれに合わせて動いていく、というイメージです。
 また、「臨」には、字の如く「臨機応変」のイメージもあります。積極的に動いていけば、後はどうにかアドリブで回していけそうだ、というイメージなのです。
 
 「需」……すなわち、「こらえる」こと、「焦りを抑える」ことにより、「臨」すなわち「自分のペース」を取り戻せる。
 そのような流れではないかと感じられました。
 
 もう少し具体的なところについては、上の「結論」に申し上げました。
 「追い詰められたところから、一気に飛躍する」よりは、「『まだ追い詰められてはいない』・『余裕がある』と腹をくくりつつ、小さく動くところから」。
 
 専門にわたるビジネスシーンについてのご相談、部外者の私が具体的なことを申し上げるほど的外れになるかと感じられました。
 したがいまして、抽象的な表現を多用しておりますけれども。
 「木材を得ようとしている人に、木材そのものの話をするわけでもなく、樹木の話をするでもなく、山林の話をする」ような射程を意識して、この記事を作成いたしております。
 なにか参考になるところがありましたならば、幸いに存じます。
 
 記事作成が大幅に遅れましたことを、重ねてお詫び申し上げます。
 
 
 

無料占いのお申し込みは、 こちら からどうぞ

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2017
このエントリーをはてなブックマークに追加