<無料占い> これからについて。 咲楽さんより。

 
 
 記事作成が遅れましたことをお詫び申し上げます。
 かなり長い記事ですので、「結論です」以下をお読みいただければ……と存じます。
 
 
 今回は、咲楽さん(女性・50代)からのご相談です。「いま、夫婦2人の生活ですが、いずれ子供達の近くに住みたいと思っています。これはいつ頃実現するでしょうか?」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「家人之既済」(家人、既済へゆく)です。
 
 
 まずは「家人(風火家人)」の卦を検討します。最上図、左側をご参照ください。
 
 「家人」は、文字通り家の人・家族という意味です。家庭・暖かい心使いを象徴します。
 
 「家人」の卦は、上は風、下は火というかたちです。
 火が燃えると風が起こる、火事にならないように小さな言動の間違いに注意しよう、という言葉があります。
 もっとも、上の三本の横線は、風だけではなく木をも象徴するものです。そのため、火に木を継ぎ足して、家庭内の暖炉やかまどの火を絶やさない、そのような配慮を意味するのだ、という解釈もあります。
 
占いの言葉には、以下のように書かれています。
3,000~2,000年前の文章だと言うことを念頭に置いていただきたく思います。
 
家庭で大事なのは、女性が正しくあることだ。
男性が外で働き、女性が家を守る。
男女がそれぞれ持ち場を守ることが大切だ。
それぞれふさわしい態度をとろう。
 
というものです。
 
 そして、「家人」の卦が出た場合の一般的な運勢は、以下のように言われています。
 私的な事情についてはおおむね吉。
 恋愛関係の過ちに注意。特に女性は熱くなりすぎないように。
 人間関係一般で言えば、なれなれしくしすぎないように注意しよう。
 です。
 
 「家人」の言葉は、現在でもそれがあてはまるケースも多いかと思われますが、現代の日本では必ずしも一般化できません。
 やはり重要なのは、火のもつ暖かさと、風があるから火事に注意すること、という、「家人」の本質に立ち返ることだと思われます。
 そうすると、大切なのは、暖かい気づかい、言動の過ちに注意すること、ふさわしい態度を取ること、(昔で言う)女性らしさ、あまり熱くなりすぎないこと、などであると考えられます。
 
 
 
 次に、「既済(水火既済)」の卦を検討します。「きせい」と読みます。最上図、右側をご参照ください。
 
 「既済(水火既済)」は、「すでになる」と訓読みします。万事が完成した状態を表しています。
 
 「既済(水火既済)」は、火の上に水があり、燃え盛る火を水で消し終わったことを示すかたちです。「立派な人間は、災厄の予防に努める」という言葉が示されています。
 
 「既済」の卦の占いの言葉は、
 
 少しだけ伸び栄える。
 運勢の完成型であり、現状を維持すれば順調である。
 初めは吉であるが、やがて混乱に転ずるだろう。
 
 というものです。
 
 「既済」の卦は、六本の爻(横線)が、全て理想的な形に配置されている卦です。
 そのため、運勢の完成型であり、万事が完成した状態であるために、「すでになる」=「既済」なのです。この卦は、「泰」とならび、運勢が最高の状態にあることを示しています。
 しかし、『易経』は変化の書。
 今が最高ということは、後の伸びしろが望めないばかりか、むしろこれから運気が悪くなりかねないことを示しています。
 それが、「少しだけ伸び栄える」であり、「現状維持が吉」であり、「混乱のおそれ」であり、「災厄の予防」である、という占いの言葉に表れているのです。
 ですから、この卦が出た時は、「現状維持」・「新規事業には手をつけない」・「油断大敵」の3つを心がけるのがよいとされています。
 恋愛・結婚運も悪くありませんが、長続きさせるためには十分な注意が必要と考えられる運気です。 
 
 
 
 これら「家人」「既済」は、基礎となる運気です。
 今回は一爻変(最上図をご参照ください。横棒が一本だけ変化しています。このようなかたちを一爻変と言います。)ですが、このような場合には変爻(へんこう/変化する横棒)に付された占いの言葉が、特に重要となります。今回の変爻は、「家人」の上爻(一番上の横棒)です。そこに付された占いの言葉とは、「誠意を尽くし、常に我が身を反省すれば、おのずから威厳が備わる。最終的には、吉」というものです。
 上爻は、その卦が示す運勢の「極み」であり、変換期を意味します。また、「リーダーの、その上」的な意味を持ちます。「時間はかかるが、結果は得られやすい」というイメージの言葉です。
 
 この言葉と関係の深い占いの言葉が、「既済」の上爻に付されています。「進みすぎて、深みに落ち込み、頭までずぶぬれになる。危うい」というものです。
 上爻ですので、やはり運命の転換期。「既済」は非常に良い運勢ですので、「その後は傾きがち」という傾向があります。そのような状況に対する「警告」の意味を持つ言葉と解釈されています。
 とはいえ、「変化して『既済』」という運勢であり、「『既済』から変化する」という運勢ではありませんので、警戒しすぎる必要は無いかと。
 
 
 
 このような、「家人」「既済」、「重視すべき占いの言葉」を踏まえて、咲楽さんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、時期に関する占いですので、変化の関係という点を重視して解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 まず、「近くで暮らす」こと自体は可能かと感じられます。
 時間はかかりそうです。「現在の状況が完全に整理された後で」、あるいは「6年後」など。
 「プッシュしすぎ」には注意が必要かも……と見立てます。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「家人、既済へゆく」です。
 
 現在の運勢を象徴する「家人」は、「家族」という意味です。非常に「家庭的」なイメージを持つ卦です。
 この卦は、上が「風(木)」、下が「火」というかたちをしていますので、昔でいう「かまど」や「いおり」、まさに家庭そのものを示していると言うことができます。
 古い言い方かもしれませんが、「主婦の生活」を象徴している、という意味合いを持ちます。
 
 将来の運勢を象徴する「既済」は、、「運勢の完成型」を示します。非常に良い状態ですが、易では「運勢は変化する」と考えていきますので、「いまが完成型」ということは、「今後は伸びしろがない」、「むしろ傾いていきがちだ」という意味合いも持ちます。慎重になる必要があります。
 もっとも、「これから後は傾きがちだから要警戒、気を緩めるな」というほうばかりが強調されすぎるきらいもあります。
 「既済」は、はっきりと盛運です。また、今回は「変化して『既済』になる」というケースですので、「これから後」の部分を、あまり意識する必要がありません。
 
 
 いずれの卦も、家庭問題については「かなり良い」運勢です。
 「近くで暮らす」というご希望については、「通りやすい」のではないかと見立てます。
 
 が、変化の時期を示す「変爻」は、一番上。
 「かなり時間がかかるかも」、あるいは「現在の状況が完全に終了(変化、整理)されてから」というイメージです。
 またあるいは6年後……などのイメージです。
 
 「特に重要となる占いの言葉」の解釈からは……。
 「最終的にはかなうのだから、あせらずゆっくり準備する」ような発想がお勧めになりそうです。
 「焦ってプッシュすると、険悪になりかねない」ようなおそれあり……かも、というイメージです。
 
 ご相談に対する直接的な結論としましては、「6年後……あるいは、今の『もろもろ』の整理がついた頃」かと。
 きっとかないますので、「じんわり、ゆったり、無理ないペースで準備する」ことがお勧めになるかと見立てます。
 
 
 

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