カテゴリー別アーカイブ: 占い(家庭)

<無料占い> 中学校受験をするかしないかについて。 英怜奈さんより。

 
 
 今回は、英怜奈さんからのご相談です。「私立小学校に通っている子供がいます。相手の父兄によって態度や対応を変えるなど、学校側の対応に納得が行かないことがあり、私自身もママさんたちとなじめず居心地悪く感じています。そこで子供には中学受験をさせたいのですが、本人は嫌がっています。本人にとって一番良い進路を選びたいと思っているのですが、私が我慢して中学校に上がらせるか、子供を納得させて中学受験をさせるか。どちらが子供にとって最善の道になるでしょうか?」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「革之明夷」(革、明夷へゆく)です。
 
 
 まずは「革(沢火革)」の卦を検討します。最上図、左側をご参照ください。
 
 「革」は、「あらためる」と訓読みします。「革命」「変革」の意味です。
 
 「革(沢火革)」は、上が沢、下が火というかたちです。水と火が争っているので、その争いを解決するべき時であることを示しています。「改革の際には時期を定めよ」という言葉があります。
 
「革」の占いの言葉は、
 
十分時期が熟してから行うべきだ。
水と火が攻め合う、二人の女性がいがみあう形を、喜びに変えるのが「革」だ。
「革」が必然的に行われたなら、未来は開ける
革命には、時機を見定めることが重要である。
 
というものです。
 
 「革」は、上は沢・下は火というかたちですが、沢は「若い女性」、火は「沢よりは年長の女性」をも意味します。火と水、同居している女性同士、そういった争い・矛盾を解決するために「改革」「革命」が必要だ、そういう運気です。
 何事にも意識改革、これまでのやりかたを改めるべきこと、行動も考え方も積極的であるべきで、ただし時機は充分に見計らって行うべきことを示しています。
 仕事運についても、「革」ですから、今までのやり方を変えるには良い運気です。業種転換・配置転換・取引先を変える…といったことについては、大体において良い運勢と見ることができます。
 恋愛運については、特に男性については、あまり良くないと言われています。ただ、「関係が新たな局面を迎える」という意味ですので、場合ごとに検討が必要であると言えると思います。
 
 
 
 次に、「明夷(地火明夷)」の卦を検討します。「めいい」と読みます。最上図、右側をご参照ください。
 
 「明夷」は、「賢明なものが敗れる」という意味です。立派であるがゆえに、周りから叩かれかねない。ここは「能ある鷹は爪を隠す」でいくべきだ、という運勢です。
 
 「明夷(地火明夷)」は、地面の下に太陽があるかたちです。暗黒支配、あるいは有能な部下を上司が押さえつけている、そういうかたちをしめしています。
 「このような時は世間から隠れるべきだ。経済的に苦しいこともあろう、世間から非難されることもあろう。気にすることはない」ということばが示されています。
 
 「明夷」の占いの言葉は、
 
 太陽が地中に隠れた状態。
 このような時は、能力を内に隠して、外面は柔和にいくべきだ。
 文王・箕子といった偉人も、そうして対処したのである。
 
 というものです。
 
 「明夷」の卦が出た時は、「自分は賢明なのだが、そのせいでかえって世間に受け入れられない」という状態です。
 逃げ出そうと思っても逃げ出せません。ではどうすればよいか。「隠れる」「隠す」のです。周りに合わせてしのぐのです。そういう運勢を示すものです。
 ふつうのやり方が通用しにくい時で、「持てる者の悩み」がある時です。たとえばお金持ちであるなら、強盗対策として、あえて地味な生活をする、そのようなやり方をすべき時と言えます。
 恋愛・結婚運については良くありません。自分の美点を隠さなければうまく付き合えない相手ということですから、良い関係とは言い難いのです。
 
 
 
 以上のような「革」「明夷」の卦を踏まえて、英怜奈さんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回はご相談内容を考え合わせ、内包関係として解釈しております。
 
 
 
 結論です。
 
 受験する方向で良いと見立てます。
 が、やや「機略的」になる必要があるかもしれません。「塾に通わせて、勉強や成績が上がる喜びを覚えてもらって、受験に興味を持たせる」ような方向性があるいはお勧めかと感じられました。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「革、明夷へゆく」です。
 
 メインの運気を示す「革」は、まさに「革命」です。
 これまでのやり方が限界に来ているので、それを改めていくことが求められる、という運気です。
 なお、「革」は、改めると言っても、「新たに作る」よりは「古いものを捨てる」というイメージの方が強く現れます。
 
 「革」の卦が得られたことからしますと、「環境を変える」ほうが良いのではないかと感じられました。
 
 それ以上に、易を離れたところとしまして。
 「教育とは、たとえそれが『よいもの』であるとしても、一種の洗脳である」……とまで言ってしまってはドギツイかもしれませんけれど。
 よほどしっかりしたお子さんでない限りは、小学生ぐらいまでは、「お父さん・お母さんが方向性を決めて良い、決めるべきだ」というところ、あると思うのです。
 中学校に上がりますと、やはりいろいろ「難しい年頃」にもなってきますし、そこで学校が「頼りにならない」、「信用できない」のは少々。
 そうしたところは、お子さんには分からないところだとも思いますし。
 
 このような「革」に内包されているサブの運気が「明夷」です。
 「明夷」の卦のイメージは、はるか古代、殷の紂王にまつわる話を想像すると、非常に分かりやすくなります。
 紂王は、暴君でした。運動神経抜群・頭脳明晰。何百年も続いた安定した王朝の、正統の王でした。その故にこそ逆に、暴力的な政治をした彼を止めることは誰にもできませんでした。頭脳明晰ですので、反乱計画すら立てられません。二人の叔父が賢臣として仕えていましたが、紂王を変えることはできず、一人は生きたまま人体解剖され、一人は狂人のふりをするしかありませんでした。また、殷の隣にあった周の国の立派な王様(文王)も彼に睨まれ、10年間牢屋にぶちこまれました。「正しくしていても難しい」とは、このような事情を踏まえたものです。
 
 「何か『考え』があっても、秘密裏に動くべき」とされる運勢です。
 
 どう言いましょう、現在の環境では「受験することがバレたら、いろいろめんどうなことになる」ようなところ、ありませんか?
 学校やママ友さんには、「どうするかはハッキリ決めていないけど、まあ勉強はさせておいて損は無いから」ぐらいのノリで。
 お子さんに対しては、「習い事」「お稽古事」的……とまで言ってはいけないかもしれませんけれど。とりあえず通わせて、「受験してみようかなと思わせる」「そのように差し向ける」ような方向性が、あるいはお勧めになるかと。
 
 学校選びについても、「明夷」ですので、「表には見えてきにくい部分も含めて意識しておく」ことがポイントになるかもしれません。
 「全然違う学校なのに、雰囲気がやけに似ている」的なことも、時によってはあるかもしれませんので。
 ……「嫌な話はするものではない」とも思うのですが、「『明夷』には、そういう『逃げにくさ』を象徴するところもある」ということは、易の観点からはやはり申し上げる必要があるかと判断しました。
 
 
 余計な差し出口、お許しください。
 結論としては、「英怜奈さんのお考えを押し通してよし」かと見立てます。
 
 
 

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<無料占い> これからについて。 咲楽さんより。

 
 
 記事作成が遅れましたことをお詫び申し上げます。
 かなり長い記事ですので、「結論です」以下をお読みいただければ……と存じます。
 
 
 今回は、咲楽さん(女性・50代)からのご相談です。「いま、夫婦2人の生活ですが、いずれ子供達の近くに住みたいと思っています。これはいつ頃実現するでしょうか?」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「家人之既済」(家人、既済へゆく)です。
 
 
 まずは「家人(風火家人)」の卦を検討します。最上図、左側をご参照ください。
 
 「家人」は、文字通り家の人・家族という意味です。家庭・暖かい心使いを象徴します。
 
 「家人」の卦は、上は風、下は火というかたちです。
 火が燃えると風が起こる、火事にならないように小さな言動の間違いに注意しよう、という言葉があります。
 もっとも、上の三本の横線は、風だけではなく木をも象徴するものです。そのため、火に木を継ぎ足して、家庭内の暖炉やかまどの火を絶やさない、そのような配慮を意味するのだ、という解釈もあります。
 
占いの言葉には、以下のように書かれています。
3,000~2,000年前の文章だと言うことを念頭に置いていただきたく思います。
 
家庭で大事なのは、女性が正しくあることだ。
男性が外で働き、女性が家を守る。
男女がそれぞれ持ち場を守ることが大切だ。
それぞれふさわしい態度をとろう。
 
というものです。
 
 そして、「家人」の卦が出た場合の一般的な運勢は、以下のように言われています。
 私的な事情についてはおおむね吉。
 恋愛関係の過ちに注意。特に女性は熱くなりすぎないように。
 人間関係一般で言えば、なれなれしくしすぎないように注意しよう。
 です。
 
 「家人」の言葉は、現在でもそれがあてはまるケースも多いかと思われますが、現代の日本では必ずしも一般化できません。
 やはり重要なのは、火のもつ暖かさと、風があるから火事に注意すること、という、「家人」の本質に立ち返ることだと思われます。
 そうすると、大切なのは、暖かい気づかい、言動の過ちに注意すること、ふさわしい態度を取ること、(昔で言う)女性らしさ、あまり熱くなりすぎないこと、などであると考えられます。
 
 
 
 次に、「既済(水火既済)」の卦を検討します。「きせい」と読みます。最上図、右側をご参照ください。
 
 「既済(水火既済)」は、「すでになる」と訓読みします。万事が完成した状態を表しています。
 
 「既済(水火既済)」は、火の上に水があり、燃え盛る火を水で消し終わったことを示すかたちです。「立派な人間は、災厄の予防に努める」という言葉が示されています。
 
 「既済」の卦の占いの言葉は、
 
 少しだけ伸び栄える。
 運勢の完成型であり、現状を維持すれば順調である。
 初めは吉であるが、やがて混乱に転ずるだろう。
 
 というものです。
 
 「既済」の卦は、六本の爻(横線)が、全て理想的な形に配置されている卦です。
 そのため、運勢の完成型であり、万事が完成した状態であるために、「すでになる」=「既済」なのです。この卦は、「泰」とならび、運勢が最高の状態にあることを示しています。
 しかし、『易経』は変化の書。
 今が最高ということは、後の伸びしろが望めないばかりか、むしろこれから運気が悪くなりかねないことを示しています。
 それが、「少しだけ伸び栄える」であり、「現状維持が吉」であり、「混乱のおそれ」であり、「災厄の予防」である、という占いの言葉に表れているのです。
 ですから、この卦が出た時は、「現状維持」・「新規事業には手をつけない」・「油断大敵」の3つを心がけるのがよいとされています。
 恋愛・結婚運も悪くありませんが、長続きさせるためには十分な注意が必要と考えられる運気です。 
 
 
 
 これら「家人」「既済」は、基礎となる運気です。
 今回は一爻変(最上図をご参照ください。横棒が一本だけ変化しています。このようなかたちを一爻変と言います。)ですが、このような場合には変爻(へんこう/変化する横棒)に付された占いの言葉が、特に重要となります。今回の変爻は、「家人」の上爻(一番上の横棒)です。そこに付された占いの言葉とは、「誠意を尽くし、常に我が身を反省すれば、おのずから威厳が備わる。最終的には、吉」というものです。
 上爻は、その卦が示す運勢の「極み」であり、変換期を意味します。また、「リーダーの、その上」的な意味を持ちます。「時間はかかるが、結果は得られやすい」というイメージの言葉です。
 
 この言葉と関係の深い占いの言葉が、「既済」の上爻に付されています。「進みすぎて、深みに落ち込み、頭までずぶぬれになる。危うい」というものです。
 上爻ですので、やはり運命の転換期。「既済」は非常に良い運勢ですので、「その後は傾きがち」という傾向があります。そのような状況に対する「警告」の意味を持つ言葉と解釈されています。
 とはいえ、「変化して『既済』」という運勢であり、「『既済』から変化する」という運勢ではありませんので、警戒しすぎる必要は無いかと。
 
 
 
 このような、「家人」「既済」、「重視すべき占いの言葉」を踏まえて、咲楽さんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、時期に関する占いですので、変化の関係という点を重視して解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 まず、「近くで暮らす」こと自体は可能かと感じられます。
 時間はかかりそうです。「現在の状況が完全に整理された後で」、あるいは「6年後」など。
 「プッシュしすぎ」には注意が必要かも……と見立てます。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「家人、既済へゆく」です。
 
 現在の運勢を象徴する「家人」は、「家族」という意味です。非常に「家庭的」なイメージを持つ卦です。
 この卦は、上が「風(木)」、下が「火」というかたちをしていますので、昔でいう「かまど」や「いおり」、まさに家庭そのものを示していると言うことができます。
 古い言い方かもしれませんが、「主婦の生活」を象徴している、という意味合いを持ちます。
 
 将来の運勢を象徴する「既済」は、、「運勢の完成型」を示します。非常に良い状態ですが、易では「運勢は変化する」と考えていきますので、「いまが完成型」ということは、「今後は伸びしろがない」、「むしろ傾いていきがちだ」という意味合いも持ちます。慎重になる必要があります。
 もっとも、「これから後は傾きがちだから要警戒、気を緩めるな」というほうばかりが強調されすぎるきらいもあります。
 「既済」は、はっきりと盛運です。また、今回は「変化して『既済』になる」というケースですので、「これから後」の部分を、あまり意識する必要がありません。
 
 
 いずれの卦も、家庭問題については「かなり良い」運勢です。
 「近くで暮らす」というご希望については、「通りやすい」のではないかと見立てます。
 
 が、変化の時期を示す「変爻」は、一番上。
 「かなり時間がかかるかも」、あるいは「現在の状況が完全に終了(変化、整理)されてから」というイメージです。
 またあるいは6年後……などのイメージです。
 
 「特に重要となる占いの言葉」の解釈からは……。
 「最終的にはかなうのだから、あせらずゆっくり準備する」ような発想がお勧めになりそうです。
 「焦ってプッシュすると、険悪になりかねない」ようなおそれあり……かも、というイメージです。
 
 ご相談に対する直接的な結論としましては、「6年後……あるいは、今の『もろもろ』の整理がついた頃」かと。
 きっとかないますので、「じんわり、ゆったり、無理ないペースで準備する」ことがお勧めになるかと見立てます。
 
 
 

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<無料占い> 保育園について。 ふたご座さんより。

 
 
 今回は、ふたご座さん(女性・40代)からのご相談です。「現在通っている保育所をそのまま続けるか、新しい保育所に転校するか迷っています。どちらも同じくらいの距離にあり、一長一短あるのですが、今後のことを考えると、どちらが子供のために良いのかわかりません。お願いします」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「予之兌」(予、兌へゆく)です。
 
 
 「予」は、「あらかじめ」と訓読みします。物事には準備や警戒が重要だ、という運勢です。
 また「たのしむ」という意味があります。心に余裕を持つことが大事であり、また逆に、気を緩め過ぎてはいけないということが示されています。
 
 「予」の卦は、上が雷、下が地です。雷が地上にとどろくかたちを象徴しています。
 大きな音から音楽が生まれたように、心に余裕を持つべきだ、という言葉が記されています。
 
「予」の占いの言葉です。
 
一つの陽に残りが応ずる。時のめぐりに従って動けば吉。
時のめぐりに従って動くから、天地も日月も、四季も動いていくのだ。
このような、予のもつ、「時」にかかわる意義は重要である。
 
 というものです。
 
 「予」の卦が出た時は、「あらかじめ」の準備が大事です。また、「楽しむ」という意味からは、人を楽しませ、自分は楽しみに溺れないように、という心構えが吉を呼ぶと考えられています。
 また、雷は音ばかり大きいものの、実害が生ずる範囲がピンポイントであることから、音ばかりで実がないというイメージを持たれていました。「予」の卦が出た時は、そのようなことがないように心掛けるのもよいとされます。
 「予」の卦が出た時は、雷が地上を震わすに従って、土の中から生き物が顔を出すように、人が世の中に出てくる運気があるとされます。しかし、雷はもともと音ばかり大きいもの。チャンスはあっても慎重にふるまうことが重要です。運気は上昇傾向ですが、不安定なもの、「時機を逸しない」ことが重要です。
 「予」は、恋愛・結婚運については、かなり良い運気です。「たのしむ」という側面があるため、こころ楽しい恋愛や結婚には良いのです。もっとも、「たのしみに溺れ」がちな運気でもありますので、場合によっては注意しなければなりません。
 
 
 
 次に、「兌(兌為沢)」の卦を検討します。最上図、右側をご参照ください。
 
 「兌(兌為沢)」は、上下とも沢というかたちです。「沢」は、口や少女を意味します。少女たちが集まっておしゃべりしているように楽しげなかたちを意味します。
 
 このかたちについて、「友人たちと励まし合い競い合って、向上していこう」という言葉が示されています。
 
「兌」の占いの言葉は、
 
 「兌」は伸び栄える。「よろこび」という意味である。
 外柔内剛の徳性を示している。
 正しい道を行く自然な喜びを貫けば万事順調。
 よろこびの心は、人を励まし、苦難を乗り越えさせるものなのだ。
 
 というものです。
 
 「兌」は、よろこびを意味します。しかし、よろこびに溺れてはいけないわけで、何事にも慎ましさを忘れず、欲望をほどほどにとどめれば、良い結果につながる、という運気です。
 日々の平穏については吉ですが、大きなことをするにはやや勢い不足と考えられます。
 人間関係でも、小さなこと、楽しんで軽い付き合いをするには悪くない卦です。一方、しっかりした人間関係が必要な場合には、慎重にならなければならない運気といえます。注意すべきこととして、「口は災いのもと」にならないように、と言われています。また、相手の人柄について、口ではうまいことを言い、表面の人当たりはいいけれど、虚言癖であったり、やや内実に乏しい人物である可能性があるとされます。
 恋愛関係で言えば、間違いが起きやすい運気であると言われてきました。現代的に言うならば、軽い関係、遊びの恋愛と考えるならばまあそれでも良いのですが、結婚等を考える真剣なおつきあいには向かない運気であるとされます。上記のように、相手側がやや内実の乏しい人物であるという可能性があるからです。
 
 
 
 以上のような「予」「兌」の卦を踏まえて、ふたご座さんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、ご相談内容を意識して、内包関係と解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 教育内容と言った、ある意味で「細かいところ」を見ないほうが良いのかもしれません。
 「ストレスを感じないほうにする」、「(ご自身と子供さんにとって)楽しいほうにする」という発想はいかがかと、提案いたします。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「予、兌へゆく」です。
 
 メインの運気を示す「予」は、重層的なイメージを持つ卦です。
 しかし、そのイメージをまとめますと、「あらかじめ・楽しむ・楽しませる(楽しみに溺れない)」と言う3つの性質となります。
 
 「あらかじめ」は計画性、「先々を見据えて……」という意味には、なりますけれども。
 あまり「細かい」ところを見て、「楽しくない思いをする」のは「予」の卦のイメージではないように感じられました。 
 
 そのことは、サブの運気を示す「兌」にも現れているかなと。
 「兌」は、上下とも「沢」を意味します。
 「沢」は、「少女、笑い、喜び、口、身軽さ」などを象徴しています。悪く言えば、「深みがない、軽薄だ」ということにもなります。
 
 小さなお子さんのことでもありますし、「考え込むな」という意味ではなかろうと。そう感じられました。
 恐らくは、「『楽しい』を選べ」という意味合いであろうと解釈しました。
 
 保育園における「教育」にも、いろいろあろうかとは思います。
 性格を見極め、発達に合わせた幼児教育を……などなど。
 
 ただ、「予、兌へゆく」が持つ「楽しい」というイメージからは、「それ以前のところ」なのかもしれません。
 お子さんが、楽しく通える。ぐっすりお昼寝ができて、お遊戯を楽しめる。……そういった、どう言いますか、「楽しい時間」も、大切なのではないかなあと。
 専門外ですので、無責任な発言にはなりますが。変に「お勉強」をさせてしまって、「嫌な気分」を覚えてしまうよりはずっと良いのではないかと。
 またあるいは、「ふたご座さんが」気楽になれる、ストレスを感じずに預けられる……という視点も、お勧めになるかもしれません。
 やはりシロウト考えですけれど、「お母さんがリラックスしている」ことは、小さなお子さんの発達とか成長といったものにとって、大きな影響があるのではないかななどとも思われたもので。
 
 
 「ストレスを感じないほうにする」、「おおらかなほう、お子さんが(ふたご座さんも)楽しそうにしているほうにする」。
 そのような発想はいかがかと、提案いたします。
 
 
 

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<無料占い> 不倫をやめてもらいたい。 ゆうきさんより。

 
 
 今回は、ゆうきさん(女性・50代)からのご相談です。「主人の不倫が分かり、どうしたら良いのか悩んでおります。互いに五十代、成長した子供がいます。主人は数年前から単身赴任をしています。不倫関係はずいぶん前からだったようですが、最近決定的に分かりました。相手はお金を持っている夜のお仕事の方のようです。不倫をやめてはくれないでしょうか。やっぱり離婚したほうが良いのでしょうか。」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「訟(天水訟)」です。最上図をご参照ください。
 
 「訟(天水訟)」は、上にある天が上に向かい、下にある水は下に流れるというかたちを示しています。上下がますます離れていく。そのために争い事が起こるのです。
 物事は出発点から熟慮して、争い事を未然に防げるよう努力すべき、とされています。
 
「訟」の占いの言葉は、
 
自分に誠意があったとしても、判決が出るまで争うようなことはすべきでない。
和解して、ほどほどのところで折り合うべきだ。
賢者の仲裁を求めよう。
意地を張って大河を渡るような冒険をすると、深みにはまってしまう。
 
というものです。
 
 「訟」の卦は、「訴訟」という言葉からもわかるように、争い事、いがみ合いを示します。
 しかし、これは「師」、戦争とは異なり、規模が小さく、また、武力行使を伴いません。ですから、「たとえ争いになろうとも、戦争のように断固として自らの正義を貫くべき」場面である「師」とは異なり、争いがあってもどこかで妥協する、相手を追い詰め過ぎないことを重視すべき運気であると解釈されています。
 恋愛・結婚運については、いがみ合い、心が離れていく状況ですから、良くない運気であると言えます。
 
 
 
 以上のような「訟」の卦を踏まえて、ゆうきさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 
 結論です。
 
 「完全に要求を通す」ことは難しい、というイメージです。離婚もあまり良くないかと感じられます。
 「状況をコントロールする」、「不倫はあるものと考え、その中での善後策を考える」ような発想がお勧めかもしれません。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「訟」です。
 「訟」は、まさに「訴訟」です。人間同士のいがみあいを示します。ただ、同じいがみあいでも、徹底的に戦いぬくべき「師」(戦争)の卦とは異なり、「訴訟」ですので、話し合いと妥協、和解を心掛けるようにしていくことが要求される運気です。
 全体として、ストレスフルな運気と言うことができます。
 注意事項として、「妥協」というのは、「一方が全面的に譲る」ことではありません。「双方が譲り合い、双方がお互いの主張を通しあう」ということです。 
 
 
 「自分の理想の結論」に持って行くことは難しいかもしれない、というイメージです。
 そこで「オールオアナッシング」の発想をするよりは、粘り強く、「状況の中での最善をつかみとる」ような発想がお勧めになる運気です。
 
 したがいまして、「離婚」を意識するのは「良くない」かと。
 かといって、長年の不倫を「無理にやめさせる」ことも、簡単ではなさそうなイメージ。
 
 「なんで私が我慢しなくちゃいけないの」というお気持ちになるかもしれませんけれど。
 ここは、我慢のしどころかもしれません。
 
 すぐに「別れて(相手と、もしくは自分と)」と言ってしまうよりは、ご主人が「飽きる」のを待つ、あるいはそうなるように仕向ける。そうした方向性です。
 気づいていることを告げるか告げないか、そこはご主人をいちばん良くご存知のゆうきさんこそが、的確な判断が下せるところかと存じます。
 ただ、方針を考える際に、「追い詰められたような気分になること」「二者択一的な発想に陥ること」はあまりお勧めできないかと。
 
 粘り腰、長期的な視点……そういった「冷静さ」が求められているかと感じられました。
 簡単には解決できないかもしれませんけれど、「破綻」もそう簡単には訪れないのが「訟」の卦です。
 参考になるところがあれば幸いに存じます。
 
 
 

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<無料占い> 今後の家族のあり方について。 ぽにょさんより。

 
 
 今回は、ぽにょさん(女性・30代)からのご相談です。「夫婦共に九州の出身ですが、主人の仕事の関係で、ずっと関東で生活してきました。子供も2人恵まれました。いつか九州に帰り、家を建て落ち着きたいという希望を持っていますが、仕事の関係でそのまま生活しています。最近、主人と今後について話しあいました。上の子が高校生になる数年後のタイミングで九州に家を建て、生活拠点を移すのはどうかという話です。この場合、転勤の可能性がある主人は単身赴任になると思います。私も帰りたいので嬉しかったのですが、子供が高校を県外受験することになります。下の子はその頃小学校の高学年。転校させて良いものかどうか迷います。それにそもそも、主人を単身赴任させて家族が離れて良いものかということ自体、迷ってしまいます。主人には親戚が少ないので、いずれ両親の介護問題も出てきますし、私の両親も九州に帰れば喜ぶと思います。しかしやはり単身赴任の問題と、転校・県外受験の問題。つまり、子供のことが頭をよぎります。すぐに引っ越すことも考えたのですが、やはり単身赴任になることは同じ。いろいろな可能性があり、何がどうなるかもわからなくなって、迷ってしまっているように感じています。この先、家族としてどのようなあり方でいれば良いのか、占っていただけますでしょうか。」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「観之艮」(観、艮へゆく)です。
 
 
 まずは「観(風地観)」の卦を検討します。最上図左側をご参照ください。
 
 「観」は、字の通り、「観察する」ことを意味します。
 
 「臨」のように、上からリーダーシップをとって、ある意味にらみを利かせる、そういうものとは異なり、「一歩引いて、主導権を相手に渡して、静かに観察する」のがよい、とされる卦です。
 
 「観」は、上が風・下が地をあらわします。そのため、地上から吹きわたる風を見るように、あるいは、風が地面のほこりを吹き払った後のように、物事をよく見るのがよい、というかたちを示しています。
 
 「観」の占いの言葉は、
 「観」とは、見ることである。
 柔和(地)にして謙虚(風)な心によってすべてを見るのだ。
 よく見ることによってのっとるべき法則を見出し、それに従って行動するとよい。
というものです。
 
 「観」の卦は、専門的になりますが、「中正」という状態が二つあるので、おおまかに言えば悪くない運勢です。
 また、観察する、静かに様子見をするのがよい、という運勢ですので、一般に、ものごとの精神的な側面については吉とされます。ですから、教育や研究、文筆活動には良い運勢と言えます。一方、物質的な側面、利益を上げようとか、販路を拡大しようという面については凶と見ます。ここでとどまっておかないと、「剥」(ひきずりおろされる)に運気が変化しかねないからです。
 
 
 
 次に、「艮(艮為山)」の卦を検討します。「ごん」と読みます。最上図、右側をご参照ください。
 
 「艮」は、「とどまる」という意味を持ちます。
 沈着冷静、沈思黙考を心がけるべき、という運勢です。
 
 「艮」の卦は、上下とも「山」というかたちです。
 このかたちについて、「連なる山々。山は動かない。自分の立場を考えて、高望みはしないように」という言葉が書かれています。
 
 「艮」の占いの言葉は、
 
 艮は、とどまることである。
 とどまる時にはとどまり、行くべき時には行く。そこを間違えなければ、素晴らしい未来が待っている。
 控えめな態度をとろう。
 
 というものです。
 
「艮」の卦が出た時は、足踏み、運勢が動かない、現状維持の段階です。
 動かない、ということで、進展がないのでがっかりされるかもしれません。
 しかし、専門的になりますが、この卦は「解」(ゆきどけ)の卦に進む運気を内包しています。
 その意味で、足踏みといっても、「蹇」(足をひきずる、ゆきづまる)の卦とは違い、小休止の後に運勢が開けてくる可能性が示唆されています。
 ここは「待ち」の姿勢です。
 この卦が出た時は、人に積極的に会いに行くのはあまり良くないと言われています。協力者が得にくいのです。また、家庭であるとか、仲間がかかわるような事に関しても、外に意識を向けるよりは、まずは内輪の結束を固めるのがよいとされています。
 今結果を出すのは難しいかもしれません。しかし、運勢が開けてくる可能性は見えています。
 ちりも積もれば「山」となる、今は努力の時です。また、この卦はその「山」が重なっています。繰り返すこと、地道で継続的な努力をするのがよいでしょう。
 
 
 
 以上のような「観」「艮」の卦を踏まえて、ぽにょさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、卦の性質から考えて、内包であろうと解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 「動かない条件」から順次、「静かに見つめる」ような方向性がお勧めになるかもしれません。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「観、艮へゆく」です。
 
 メインの運気を示す「観」は、まさに「観察」です。一歩引いて、物事を冷静に判断するのに向いています。
 一歩引いて、少し周りを眺めてみる。自分を振り返ってみる。その方が結果につながりやすい、「急がば回れ」的なところがあります。
 
 サブの運気を示す「艮」は、上下とも「山」、というかたちをしています。
 したがって、この卦のキーワードは、「動かざること山のごとし」です。
 
 
 ふたつを合わせますと。
 「動かないもの」(艮)を「観察せよ」。
 ……そのような方向性が、指針になるかもしれないと感じられました。
 
 
 動かない条件として、「いつか、必ず九州には帰りたい」。「ご主人は、転勤の多い仕事だ」というところがあるかと存じます。
 ご両親の介護等、まだ動いてこない(と思われる)問題は、いったん外してみてはいかがでしょう。
 
 「転勤が多い」ということは、必然的に、「単身赴任をする」か、「家族みんなで引っ越す」か。
 そのいずれかですよね?
 この部分について、「心静かに、じっと考える」のが良いかもしれません。
 
 「家族みんなで引っ越す」場合には、お子さんがおいくつであっても、「転校」と「受験」の問題はついて回るかと思います。
 「単身赴任」の場合には、「お父さん不在の影響が気になる」というところでしょうか。
 そうしますと、この問題は、実は「九州に限らない」問題であるように思われます。
 「家族は一緒にあるべきと考える」か、「単身赴任もやむなし。転校と受験のほうが問題だ」と考えるか。ここについて結論が出せれば、九州へのお引越しも、「そのひとつのヴァリエーション」として整理できるのではないかと。
 
 簡単には決められない問題ですし、部外者が口を出して良い問題ではないとも思いますけれど。
 「転校」と「受験」の問題、あるいはその影響について、調べたり人の話を聞いたりして、「ぽにょさんなりのお考えをまとめる」ことから始められてはいかがでしょう。
 それとは別に、「単身赴任があった場合の、お父さん不在の影響」についても、同様に調べたり話を聞いたりして、「お考えをまとめる」。
 ふたつを比べてみて、「ぽにょさん(とご主人)として、どちらは許容できるか」を、大まかにでも決められるのはいかがかと。
 
 「転校・受験の問題は影響が小さそうだ。それよりも家族が一緒にいるほうが大切だ」ということであれば、九州に帰る(家族の本拠地を決める)のは「家族が成長しきった後」、「父親不在の影響を受けなくなる後」という決め方になるかもしれません。(一例です。他の決め方も、もちろんあるかと存じます)
 下のお子さんも安定する年齢になってから(それを小学生と考えるか中学生と考えるか、あるいは高校卒業までと考えるかは、ぽにょさん次第かと思われますが)……ということになるのでは?と思うのです。
 
 「いや、単身赴任のほうが、影響は小さそうだ。転校や受験のほうが、負担が大きい」ということであれば、「単身赴任覚悟でも、九州への引越しという結論は、決めることができる。あとは主にタイミングを考えて行く」だけという発想になるかもしれません(やはり一例です)。
 上のお子さんの高校受験時、あるいは下のお子さんの高校受験時(……ほか、こちらも下のお子さんの高校卒業時)にという考え方もあるかと思うのです。
 
 
 かえって錯綜した記事を書いてしまったかもしれません。
 「観之艮」の卦から申し上げたいこととしましては、「動き回る条件を、複数同時に処理しようとすると、迷ってしまうのではありませんか?」というところです。
 「動かない条件を見極める」。次に、「流動的な条件をひとつ選び、じっと見詰め、自分なりの『判断基準』を打ち立てる」。
 そういった順番で考えてみるのはいかがかと、提案いたします。
 
 
 

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<無料占い> 大学生の息子のこと。 sayaさんより。

 
 
 今回は、sayaさんからのご相談です。「昨年末に相談した者です。その際は『損』という卦が出まして、『自主性に任せずあれこれ気にかけるほうが良い』とのアドバイスをいただきました。あれからなんとか最終学年になれましたが、先日また教授からお電話があり、今度はお怒りでした。『何度も不登校を繰り返し、親に連絡し、ばれると謝る』の繰り返し、しかも教授との約束も守れないのは何を考えているのかとのことでした。その約束も『きちんと学校に行く、朝と帰りには教授のところに挨拶(連絡)をする、メールには返信する』という基本的なことなのですが。寛容なとてもいい先生なんです。息子は『学校には毎日行っている』と嘘をついていたようです。理由を返してくるのですが、私にも良く分からないです。息子はなぜ行かないのでしょうか。どうすれば良いのかさっぱり分からないのです。こうしたことがあればしばらくは行くのですが、長くは続かないのです。ほとほと困ってしまいました。どうか再度お願いします」とのご相談内容です。
 
 
 私用により、記事作成が大幅に遅れましたことをお詫び申し上げます。
 
 
 得られた卦は、「損之噬嗑」(損、噬嗑へゆく)です。
 
 
 「損」については、前回も得られたところですので割愛いたします。
 
 
 「噬嗑(火雷噬嗑)」について検討します。最上図、右側をご参照ください。
 
 「噬嗑(火雷噬嗑)」は、「噬」も「嗑」も、「噛む」ことを意味します。歯の間に物が挟まっていて、それを噛み砕けばものごとが解決する、という運気です。
 
 「噬嗑」は、上が「火」、下が「雷」を象徴しています。盛んな活動力(雷)と明らかな知性(火)により、刑事事件を解決すべきだ、という言葉があります。
 しかし、「噬嗑」(最上図をご参照ください)は、上下の「あご」(上下の実線)から生えている「歯」(下から二本目・三本目・五本目の破線)の間に「もの」(四本目の実線)が挟まっている、というかたちを示している、と考えるほうが、運勢をイメージしやすいです。
 困難があるけれども、それを粉砕すればよい、というイメージです。
 
「噬嗑」の占いの言葉は、
 
上下のあごを隔てている物を噛み砕けば、運勢が開ける。
活動力と洞察力によって、毅然とした行動を取ろう。
刑罰を用いるのにふさわしい時期である。
 
というものです。
 
 「噬嗑」の卦が出た時は、今現在困難に直面しているという状況です。 
 また、その困難(下から四本目の実線)は、上側にありますので、対人関係の困難について言えば、こちら側ではなく先方の側になんらかの原因があると考えられます。
 また、困難を「噛み砕くとよい」わけですから、積極的に自分から問題解決に動くのが良いとされる運勢です。
 なお、この卦は、刑事事件(犯罪)と縁のある運勢を示すことがありますので、場合によってはそれを考慮に入れる可能性が出てきます。(表現が不適切でした。刑事事件と縁が「ありうる」運勢である、と申し上げます。)
 人間関係で言うと、なにか邪魔があるという状態です。それを取り除くことで話が進んでゆきます。
 恋愛運は良くありません。「間に誰かがいる」、つまり相手には(隠れた)恋人がいる、といったことが多いのです。
 
 
 
 以上のような「損」「噬嗑」の卦を踏まえて、sayaさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、卦の性質からみて、内包関係と解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 「基本的な方針は今までと同じ」で、「ただし、徹底すること」が大切かと見立てます。
 お仕事をお持ちであったりする場合には、かなりの困難を伴うかもしれませんけれど。
 「この一年、息子さんと同居する」ぐらいの意識を持たれても良いかもしれません。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「損、噬嗑へゆく」です。
 
 メインの卦は、前回得られたのと同じ「損」でした。
 したがいまして、「基本的な方針は今までどおり」かと見立てます。
 
 サブ……「内なる心構え」の卦が「噬嗑」です。
 「噬嗑」は、「歯の間にものが挟まったような、『はかどらない』状態。どのような結論を選ぶにせよ、ハッキリとした決断をすることが求められる。」という運気を示します。
 
 「徹底」と「行動」、「実力行使」の卦です。
 
 「過干渉になる」、そしてそれを「徹底する」必要があるかもしれない。そういうイメージを得ました。
 前回の記事内容を、再度引用することになりますけれど……。
 「自主性に任せる」ことは、今は少し控えるほうが良いかもしれません。
 「おとななのに、情け無い」とお考えになるかもしれませんけれど。生活習慣の変更は、環境が変わらない限り、おとなでもなかなか難しいものがあると思うのです。
 少し、過干渉気味に。管理をしてしまう。そういう発想で良いのではないかと。
 
 情け無くとも、ここは「徹底管理」かと。
 小学生や中学生に戻ったような気分で、「朝起こして、ごはんを作ってお弁当持たせて、学校へ押し出す」。「夕方帰ってこなければ、電話をかける」。
 生活リズムから「作ってあげる」べきかもしれません。
 お仕事をお持ちであったりする場合には、かなりの困難を伴うかもしれませんけれど。「この一年、息子さんと同居する」ぐらいの意識を持たれても良いかもしれません。最後の一年、ここを乗り越えれば学位も取れる、就職もあるという状況ですし。
 
 
 このような表現をしてしまっては、息子さんには申し訳ないかもしれませんけれど。ひょっとしたら、「気持ちが折れている」のではないかと。
 男性は、自分がその状態に陥ることを非常に情けなく思いますけれど。それでも、そうしたことは誰しも一度二度経験することかと存じます。私にもありました。
 「仕方無い/そういうこともあるさ/そういう状態の自分と、どう付き合っていくか/それでもそれなりに、どうにかやりくり(?)する」……といった、人それぞれの解決策はあるかと思います。
 しかし10代20代ですと、初めてかもしれませんし、なかなか戸惑ってしまうかも知れません。
 一番まずいのは、「そこで動けなくなり、全てを逃してしまう」ことだと思うのです。それを避けるためにできることは、何でもやってみることかと。
 
 「気持ちが折れている」こと、親御さんからも情けなく見えるかもしれませんけれど。
 言ってみれば「骨が折れている」のと変わりません。
 縁起でも無い話ですが、骨折したら動けませんよね。一人暮らしをしている息子さんが骨折したら、しばらく家族がそちらに赴いて生活を手助けすること、別におかしなことではないと思うのです。
 ならば、「心が折れている」場合にそれをするのも、おかしなことではないかと。
 
 親御さん、とくに「お母さん」にしかできないこと、あるかと思うのです。
 「うざい」ぐらいにかまいつけ、息子さんの友達にまで、「どうかよろしく」と頭を下げて回るぐらいの勢いでも、良いかもしれません。
 情けなくとも、「徹底する」。
 「損」に加えて「噬嗑」が得られた今回のケースについて、それが私の見立てとなります。
 
 
 

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<無料占い> 息子と私(母)の関係改善方法。 ゆずこさんより。

 
 
 今回は、ゆずこさん(女性)からのご相談です。「最近、息子と私の関係が良くないように感じています。息子には年上の奥さんと、2人のこどもがいます。私と息子とは、同居していません。」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「坤(坤為地)」です。最上図をご参照ください。
 
 
 「坤」は、柔軟さ・女性性・消極性を象徴します。この卦は、六本すべてが「陰・柔」となっていますから、純粋な「陰・柔」という状態です。静止しながら豊かな力を蓄えている様子です。
 
 「坤(坤為地)」は、上下とも「地」というかたちです。万物を生み育てる豊かさを象徴しています。「乾」とは逆に、静止している様子でもあります。
 このような「坤」のかたちについて、「大地の働き、それが坤である。立派な人間は徳性を厚くし、人々を包容していく」という言葉が示されています。
 
 「坤」の占いの言葉は、
 
 「坤」の生成力は偉大である。その力を受けて万物は生まれるのだ。
 「坤」は大地の象徴である。大地は厚く万物を乗せる。その徳は天の広大さと等しい。
 「坤」の限りない包容力によって万物すべてが伸び栄える。
 「坤」の道は、従順に、堅くわが道を守ること。人に従って目的に達するのだ。
 良い友人に恵まれる。同類に背を向ける時は、友を失うも、よりどころが得られる。
 
 というものです。
 
 「坤」の卦が出た時は、一般的には隠忍自重が良い結果をもたらします。また、先生について勉強をするとか、上司の指示に従って働くということについては、良い運勢です。決断をするようなことには向いていません。「柔」ですから、「優柔不断」で決められないと見るのです。
 仕事運等について言えば、リーダーシップをとるよりは、リーダーを支えて裏方に回る方が良い。
 また、この卦には「西南に朋を得るに利あり……」という占いの言葉があります。これには、「友人と仲良くするのが良い。一方、友人に背を向ければ、配偶者に出会える」であるとか、「簡単なほうを選ぶのも良い。難しい方を選ぶと、孤独になるが結果は出る。これも良い。」とか、「西南方向に移動するなら、大勢で行く方がいいが、東北方向へ行くならば、一人がいい」などのいろいろな意味があり、何か思い当たるところがある場合には参考にできると考えられます。
 恋愛・結婚運で言えば、まとまりにくいとされます。良縁の場合は孤独で困難なものになると考えられています。また、注意すべきこととして、「坤」の場合は、人にだまされるおそれ、という問題があります。
 
 
 
 以上のような「坤」の卦を踏まえて、ゆずこさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 
 
 結論です。
 
 まさに「母」のイメージを持つ卦が得られました。
 伝統的な意味での「お母さん」らしい行動が吉を呼ぶかと見立てます。
 お嫁さんと張り合うような意識よりは、一歩引いて息子さんを「待つ・受け容れる」というスタンスが良さそうです。
 自分から関わって行かないと心配だ……というところも、あるかとは存じますけれど。
 大丈夫かと存じます。息子という生き物は、どうあっても母親には弱い……と言いますか。大概は、母親を悪く思うということはないと思いますので。悪口や愚痴を言ったり、面と向かって文句を口にしたりすることがあっても、「決別する」ようなことはまずできないものかと。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「坤」です。
 「坤」は、「母なる大地」を象徴します。どこまでも広く平らにつづく大地です。そうしたイメージから、「受容性、柔軟さ、分厚く鈍重、動きが少ない…」といった性質がイメージされる運気です。
 
 まさに「母親」という性質を持つ卦です。
 上で挙げたような「坤」の性質からしますと、「何だかパッとしないなあ。主導権や能動性というものが感じられないよ」と思われてしまうかもしれませんけれども。
 「坤」は、「『受容』の中に積極を見出す」卦でもあります。いわゆる、「柔よく剛を制す」、「押してだめなら引いてみな」的なイメージであるとお考えください。
 
 昔ながらの「母」、『サザエさん』の「フネさん」的な発想がお勧めになるかと見立てます。
 
 (ゆずこさんがそのように振舞っているわけではないかもしれませんけれど、)お嫁さんと「張り合う」ような動き方はあまりお勧めできないかもしれません。
 一歩引いて息子さんを「待つ・受け容れる」というスタンスが良さそうです。
 
 「お母さん」は、いくつになっても「息子」が心配なものだと伺います。
 何かと心配になるかもしれませんけれど。
 「息子」もまた、いくつになっても「お母さん」には弱いもの。少しイラついたり、ケンカをしたりすることがあっても、「決別する」ことはなかなかできないものかと思うのです。
 
 あまり心配しすぎず、「どーんと受け止める」、「息子さんの方から話をしてくれるのを待つ
」ような方向性はいかがかと。
 自然と関係改善に向かうのではないかと思われますので。
 
 
 

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<無料占い> 離婚?再構築?相手の気持ちがわかりません。 ぶーちゃんさんより。

 
 
 今回は、ぶーちゃんさん(30代)からのご相談です。「子どもがふたりいますが、主人から離婚を切り出され、現在は別居しています。結婚当初から金銭的な問題で悩まされてきました。主人に浪費癖があるのです。義両親と私の両親を含め話し合いをし、その場では頑張るといってくれたのですが、その後すぐに離婚したいと言い始めました。それをきっかけに、子どもをつれて実家に帰り別居しています。もともとお金にだらしない人だったのですが、別居後の生活費も催促してやっと振り込んでもらうありさま。今年に入ってからは振込みも確認できなくなり、メールで連絡したところ、『やり直したいと思っている』との返事が来ましたが、その後は一切連絡をよこしません。主人の本当の気持ちがわかりません。私や子どものことをどう思っているのでしょう?このまま離婚したほうが良いのでしょうか?」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「同人之訟」(同人、訟へゆく)です。
 
 
 まずは「同人(天火同人)」の卦を検討します。最上図、左側をご参照ください。
 
 「同人」は、「同人誌」の語源となった卦です。同士を広く求めて実行すればうまくいく、という運勢です。
 
 「同人(天火同人)」は、常に高い所にある天と、常に高みを目指そうとする火を組合わせたかたちであり、両者は親しい関係にあると考えられています。
 それを表すものとして、「同人は親しむなり」という言葉が示されています。
 
「同人」の占いの言葉は、
 
 広く同士を集める。
 そうしてたくましい実行力を持てば、難事業でも成功する。  
 知性(火)と実行力(天)が合わさっているのだ。
 
というものです。
 
 「同人」の卦は、ほかの人と一緒に行動すること。心を一つにすること。心を一つにするからには、その目標は不正であってはならないこと。そして、「実行する」こと。等がポイントとされる運勢です。
 いかにも他の人と仲良くやっていそうな運勢ですが、卦の内部を見ると、実は人間関係がうまくいっていない、という運気が見て取れる運気です。それだからこそ、逆に、協力することの重要性を説いた運勢であるということもできるのです。
 
 
 
 次に、「訟(天水訟)」の卦を検討します。最上図、右側をご参照ください。
 
 「訟(天水訟)」は、上にある天が上に向かい、下にある水は下に流れるというかたちを示しています。上下がますます離れていく。そのために争い事が起こるのです。
 物事は出発点から熟慮して、争い事を未然に防げるよう努力すべき、とされています。
 
「訟」の占いの言葉は、
 
自分に誠意があったとしても、判決が出るまで争うようなことはすべきでない。
和解して、ほどほどのところで折り合うべきだ。
賢者の仲裁を求めよう。
意地を張って大河を渡るような冒険をすると、深みにはまってしまう。
 
というものです。
 
 「訟」の卦は、「訴訟」という言葉からもわかるように、争い事、いがみ合いを示します。
 しかし、これは「師」、戦争とは異なり、規模が小さく、また、武力行使を伴いません。ですから、「たとえ争いになろうとも、戦争のように断固として自らの正義を貫くべき」場面である「師」とは異なり、争いがあってもどこかで妥協する、相手を追い詰め過ぎないことを重視すべき運気であると解釈されています。
 恋愛・結婚運については、いがみ合い、心が離れていく状況ですから、良くない運気であると言えます。
 
 
 
 以上のような「同人」「訟」の卦を踏まえて、ぶーちゃんさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 「A之B」という卦が得られた時の、「A」と「B」の関係については、以下のように解釈されます。
 現在、メインとして表に出ている運気は「A」である。この「A」の中に、サブとして、「B」が内包されている。今は内部にあって表に出ていない「B」であるが、やがてこれが成長して、全体として「B」がメインとなり、表に出てくる可能性がある。その結果、運気が「A」から「B」へと変化するということができる。
 すなわち、主に内包関係と見るか、主に変化の関係と見るか、基本的な意味合いは同じですが、どちらを重視して解釈すべきかという点は問題となります。
 今回は、卦の性質からみて、内包関係と解釈しました。
 
 
 
 結論です。
 
 「父親だ」という意識はあるけれど、やや「ふらふらしている」という状況かと。
 「ご両親、義理のご両親との話し合いが大切」で、その過程で決めていくのが良いのではないかと見立てます。
 どこか「妥協する」ことができる場合には、離婚せずに生活するということもできるかと見立てます。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「同人、訟へゆく」です。
 
 メインの運気を示す「同人」は、まさに「同人活動」「同人誌」のイメージです。「同じ志を持った人が何人も集まって、みんなで協力して一つの方向に進んでいく」というイメージの運気です。「二人の協力関係」である「比」とは異なります。周囲のみんなを巻き込むように活動するのに向いた運気です。
 内部に対立をはらんでいるという性質を持つこともありますが、「協力して前へ進む」という運気ですので、人間関係に関しては、一般的に吉であると言えます。 
 また、「同人」と言いますと、「内向き、仲間内」的なイメージを想像されるかもしれませんが、実際には少しニュアンスが異なります。
 「地縁・血縁といったムラ社会的な繋がりで固まらずに、外に仲間を探しに行こう」というのが、「同人」の本質です。
 
 「一対一」ではなく、「多人数を巻き込んで行動する」のに向いた運勢とされます。
 義理のご両親とも話し合いができるご関係であるならば、ご両親も含め、できるだけ数多く話し合いをする機会を持つようにされることがお勧めであるかと見立てます。
 その過程で、方針が見えてくるのではないかと感じられました。
 
 
 このような「同人」に内包されているサブの運気を示すのが「訟」です。
 「訟」は、まさに「訴訟」です。人間同士のいがみあいを示します。ただ、同じいがみあいでも、徹底的に戦いぬくべき「師」(戦争)の卦とは異なり、「訴訟」ですので、話し合いと妥協、和解を心掛けるようにしていくことが要求される運気です。
 全体として、ストレスフルな運気と言うことができます。
 注意事項として、「妥協」というのは、「一方が全面的に譲る」ことではありません。「双方が譲り合い、双方がお互いの主張を通しあう」ということです。 
 
 「訟」で大切となるのは、「見極め」です。
 「譲れないところ」と「譲れる・妥協できるところ」とをしっかり見極めることが大切になりそうです。
 もし妥協できるのであれば、離婚をせずに暮らしていく。
 できないと感じられるならば、離婚ということになるかと思うのですけれど、その場合には、できるだけシビアになっていく必要があるかと。
 義理のご両親との関係をどうされるか、しっかり見極める必要がありそうです。
 
 
 彼の気持ちは「天」です。
 「天」は、「父親」を象徴します。が、同時に「浮気性」であったり「軽くてふわふわ、落ち着きが無い」であったり。そういう性質を持ちます。
 したがいまして、「父親・夫であるとは思っているけれど、行動が伴っていない」という状況ではないかと。
 これを「繋ぎ止める」・「地に足つかせる」ことができるかどうか。
 それによって、離婚かそうでないかが決まるのかもしれません。
 そのように、見立てます。
 
 
 

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<無料占い> 旦那の浮気。 りおんさんより。

 
 
 今回は、りおんさんからのご相談です。「2年前にも相談させていただきましたが、その後も状況に変化がありません。私は今でも元の夫婦に戻りたいと思っています。旦那はどうしたいと思っているのか、戻ってくるならいつ頃なのか。元の夫婦に戻るにはどうしたらいいですか。」とのご相談内容です。
 
 
 得られた卦は、「師(地水師)」です。最上図をご参照ください。
 
 「師」は、「多い」また、「いくさ」という意味です。そして、中国の思想では一般に、「いくさは憂うべきもの」と考えますので、キーワードとしては、この二つの他に「憂い」というものが加わります。
 
 「師」は、地面の下に水があるかたちです。水を必要としている地上に水がないために、大きな争いが起こる、そのようなイメージです。
 そのかたちを解釈する言葉として、「大地は豊かな水をその下にたたえている。それと同様に、立派な人間は、豊かな心をもって人と人とのつながりを大事に養い、いざ争いが起こった時のための準備をしておくべきだ。」と言われています。
 
「師」の占いの言葉は、
 
戦争は大義があるものでなくてはならない。指揮官も立派でなければならない。
多数を率いて正しい戦争をすれば、王者となることができる。
戦争は憂いを伴うものだが、正しい行いならば最終的にはとがめはない。
 
というものです。
 
 この卦は、必ずしも悪い運気ではないのですが、とにかく争い事が起きやすい運勢です。
 適任者を求めること、正しいと思うことは断固として貫くことが重要です。
 人間関係でも不和の多い時期であると予想されます。
 
 
 
 以上のような「師」の卦を踏まえて、りおんさんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 
 結論です。
 
 まずは「不退転の決意」が必要かと感じられます。
 そして、「頼りになる専門家の意見を尊重すること」、「行動を厭わないこと(楽をしようと思わないこと)」、「戦略的に考える(冷たくなる)こと」もポイントになるかと見立てました。
 
 
 
 
 今回得られた卦は、「師」です。
 「師」は、、端的に言って、「戦争だ!」という運気です。「結論を押し通すまで徹底して争うべきだ」という運気を示すものです。
 「師」の卦が得られた時の心構えとは、まさに戦争の心構えです。具体的には3つ。「仕事を委ねる指揮官には適任者を得ること」「決断は速やかに行うこと」「一度決断したら、最後まで貫き通すこと」です。
 
 
 私としても、自分が受けてきた相談、また自分が見てきた周囲の人、あるいは易占の観点……といった「経験」から、あるいはお役に立てるかもしれないという情報を、できる限り提示しているつもりではあります。
 が、所詮は占い師。また個人の経験というものは、どうしても普遍化できるものではありません。
 浮気の問題、また復縁の問題、離婚を防ぐための活動をしている方のノウハウから学ぶことが、大切になるかと感じられます。
 もちろん、「お金ばかりかかって、頼りにならない」という人もあるかとは存じます。
 ですから、自分で勉強されること、とても大切になるかと。
 
 「師」は「戦争」です。どんな手を使っても勝つという「不退転の決意」。そしてそこから、「労力は惜しまない/まだ何か、やれることはないか/やれることは何でもやる」という意識、大切になるかと感じられました。
 
 「やれる努力を全てやる」ことのほかに、もうひとつ、気になったところといたしまして。
 「師」の持つ「戦略性」が挙げられます。
 
 夫婦、家族。「暖かいつながり」であり、それを取り戻そうとされるお気持ちは大変に尊いものかと存じます。
 が、「取り返す」ためであるならば、ご主人を、そしてご自分をも、「客観的に/突き放して/冷たい目で」、「見つめ直す」ような作業が必要になるかもしれません。
 いわば、「駒扱い」です。「全体の戦略像」のようなものを練り上げ、ご主人とご自分について「愛情」という観点ではなくたとえば「利害得失」や「誘導」と言った観点から「動かす」ようなつもりになる。
 そのような発想は、いかがでしょう。
 
 
 別居して2年ならば、時間の余裕はまだあるのではないでしょうか?
 しかし、会わない時間が長くなればなるほど、人間関係は疎遠になるのが一般的かと思われます。
 接触を保つこと、引き戻すために「動く」こと。
 今大切なのは、そうしたことではないかと。
 「師」の卦からは、そのように感じられました。
 
 
 

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<無料占い> 夫との離婚について。 紫さんより。

   

 
 
 今回は、紫さん(女性・40代)からのご相談です。「夫の浮気が発覚し、相手の女性とは会わない、連絡先も消去すると約束したのに、最近になって連絡を取り合っていることに気づきました。子供がまだ小さいので躊躇するところもあるのですが、裏切られたショックが大きく、我慢できそうにありません。離婚した場合としなかった場合、今後についてお願いします。」とのご相談内容です。
 
 
 離婚した場合について。
 得られた卦は、「蹇(水山蹇)」です。「けん」と読みます。最上図、左側をご参照ください。
 
 「蹇」は、「足をひきずる」という意味です。
 
 危険な大河(水)と険阻な山(山)があるかたちを示しています。
 
占いの言葉は、
 
 ゆくてに危険があるのだから、とどまるべきだ。
 このような時は平易な道を選べ。
 人の話をよく聞いて、慎重に対処の方法を考えなさい。
 「蹇」と時機の関係は重要である。
 
というものです。
 
 「蹇」の卦が出た時は、運勢はよくありません。四天王クラスの運気の悪さです。この卦が出た時は、「自分の力」を見極めて、無理はしないようにすべき、と考えられています。
 とはいえ、専門的な話ですが、二本の中正があるので、運気がめちゃくちゃに乱れているというほどのひどさではありません。天の時にあたらない、というほどではないのです。
 平易な道、やりやすいこと、やれることから手をつけていけば、運気が開けてくる。そういう卦でもあります。
 恋愛・結婚運についても、話があっても進みにくい、そもそも良い話ではない、そのようなイメージです。
 
 
 
 離婚しなかった場合について。
 得られた卦は「損(山沢損)」です。最上図、右側をご参照ください。
 
 「損」というと、なんだか悪い卦のように見えます。
 しかし、これは現代風にいうならば、「ボランティア」に近い意味です。
 「損して得取れ」ということわざと絡めて説明されることもあります。
 
 山のふもとに沢があるかたちです。
 沢が深い(低い)ほど、その分、相対的に山は高くなります。
 
 「損」の占いの言葉は、
 
 自らを下の立場に置き、上の人に奉仕する。
 欲望を抑えて、高い理想を目指す。
 誠意をもって、自ら他者のためにほねおりをすれば大吉である。
 
 というものです。
 
 「損」の卦が出た時は、出費や損耗、あるいはほねおりの多い時期と言えます。しかし、「損して得取れ」。後で好転する兆しが見える、そのような運気と言えます。
 仕事でも同様で、苦労や損失の多い時期です。
 人間関係について言えば、こちらが一歩引き、相手を認めるのがよいでしょう。
 
 
 
 以上のような「蹇」「損」の卦を踏まえて、紫さんのお話とあわせて、運勢を判断します。
 
 
 
 結論です。
 
 離婚については、「少なくとも、今すぐは避けたほうが良い」というイメージです。
 離婚しなかった場合についても、「結果は出せる(そう悪いことにはならない)けれど、苦労が多い。目的を果たそうと思うならしっかりした準備が必要」かと見立てました。
 
 
 
 
 離婚した場合について。
 得られた卦は、「蹇」です。
 「蹇」は、「四難卦」とされています。「厳しい運気の四天王」といった意味あいです。
 もっとも、厳しいながらも、どうにもならないというような運気ではありません。
 専門的な話になりますが、「蹇」(と「屯」)は、「中正」が二本あるため、運気がめちゃくちゃに乱れているというわけではないということ。また、卦の性格が分かりやすく、対策が非常にはっきりしているということ。それらの理由により、「四難」の残りの二つである「習坎」や「困」ほどは厳しくありません。四難卦ではないものの非常に悪い運気とされる、「否」や「明夷」ほど厳しくもないのです。
 「蹇」は、「足に障碍がある」という意味です。また、登山をしているようなイメージです。
 足に障碍がある、あるいは足が疲れ切っているような状態で、山中にある。下には大きな川が流れている。「危険が予想される」という状態ですから、「そちらの方へ進んではいけない」、あるいは「疲れをとるべく、しばらく休息するのが良い」、「動くのであれば、無理をせずゆっくりと」と、という心構えが必要となります。
 「にっちもさっちもいかない」「何をどうすればいいかさえ分からない」というような厳しさはない、ということです。「危険だと分かっている」のだから、「留まる」「控える」「休息する」ようにすれば良いのです。
 
 
 「やめておいたほうが良い」という意味に解釈されます。
 ただ、易はあくまでも、「現時点での」運勢を示すものですので、「少なくとも、今すぐは避けたほうが良い」という言い方をすることが適切であろうかと感じております。
 
 「無理の多い山登り」のイメージなのです。
 「離婚した場合、途中で息切れを起こしてしまう」から、「進むよりは、引き返すほうが良い」。
 「離婚するのであれば、しっかり準備を重ねてから」。
 そのように、見立てます。
 
 
 離婚しなかった場合について。
 得られた卦は、「損」です。
 「損」の卦は、現代的に表現するならば「ボランティア」です。何かと「しんどい努力が必要になる」とされる時期を象徴します。
 また、「相手次第」という部分もありますので、やはりなかなか大変なイメージもあります。
 自分から行動していく必要がある運気であり、また、自分ひとりの利益を考えていくにはあまり向きません。「急がば回れ」「損して得取れ」的な動き方が要求されるような運気です。
 
 「苦労(気苦労)が多い」というイメージとなります。
 しかし、結果は悪くありません。
 
 したがいまして、「我慢して、結婚生活を続けるのも、悪くは無い」かと見立てます。
 「気苦労は多いけれど、ひどいことにはならない」かと感じられるのです。
 
 また、「最終的な目標」を離婚に置いた上でのイメージと見た場合も、同様です。
 「急がば回れ」ですので、時間をかけて取り組むべきかと。
 
 
 あわせまして。
 「離婚しない」という結論については、悪くは無い。
 「離婚する」ということであれば、今すぐは良くない。焦らず、しっかり準備をしてから。
 そのように、見立てます。
 
 
 

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