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第10回。 地理 その1 総論 1 気候

 
 
 もう少し詳しい分類、ケッペンの気候区分になっていく原因となるのが…
 アメブロで記事にした、「大気の循環」と「気候帯」に加えて、
 恒常風と季節風海と陸の関係海流の影響/です。
 
 恒常風とは、年間を通して決まった方向に吹く風。 偏西風・貿易風(・極東風)です。
 季節風は、海風・陸風の、大洋・大陸バージョンです。
 海沿いと大陸内部の違いの影響もあります。
 そして、沖合を流れる海流が暖流か、寒流か。それによって違いが出てくるというわけです。
 
 
 熱帯(A)
 北回帰線と南回帰線の間の地域です。
  
 熱帯雨林気候(Af)
 赤道直下です。
 
 熱帯モンスーン気候(Am)
 モンスーン(季節風)の影響を受けます。季節風の影響によって乾季が出てきます。
 
 サバナ気候(Aw)
 熱帯地域でも、やや緯度が高い地域です。
 夏は熱帯低圧帯に入り、高温多湿。冬は中緯度高圧帯に入り、高温乾燥。雨季と乾季です。
 熱帯夏季少雨気候(As)と、細かく分けることもあります。
 
 
 乾燥帯(B)
 ケッペンの気候区分では、亜熱帯という言葉は使いません。
 亜熱帯と言うと、「赤道付近ではないけれど、雨が多い地域(Cw気候)」も含みますので、どちらかと言えば俗語的なイメージになるかもしれません。
 この乾燥帯(B)は、中緯度高圧帯の直接的な影響下にある地域です。
 「寒帯ではなく、乾燥していること」がその定義です。

 砂漠気候(BW)
  緯度20~30度付近の、大陸内部や西岸に多く見られます。(陸と海の関係/海流の影響

 ステップ気候(BS)
 半乾燥地域の、草原です。
 
 
 温帯(C)
 地軸の傾きの影響で、中緯度高圧帯と高緯度低圧帯、双方の影響を受けます。他にも海流や季節風の関係等により、多様な気候が見られます。気温によって定義されています。
 
 温暖湿潤気候(Cfa)
 「f」は湿潤、「a」は夏高温。
 中緯度(30度~40度)で、大陸の東海岸はこの気候であることが多いです。海流と季節風の影響を受けるため、湿潤となっています。アメリカ東海岸、中国沿岸部、日本など。
 
 西岸海洋性気候(Cfb/Cfc)
 「f」は湿潤、「b」・「c」は夏低温。
 大陸西岸の高緯度地域(40度~60度)です。高緯度の割に温暖で、温帯に含まれるのは、暖流と偏西風の影響によるものです。西ヨーロッパ、オーストラリア南東部など。
 
 温帯夏雨気候(Cw)
 「w」は、冬少雨という意味です。
 基本的には、サバナ気候に隣接する、温暖湿潤地域です。香港・ベトナム・南アジア北部など。
 
 地中海性気候(Cs)
 「s」は、夏少雨という意味です。
 基本的には地中海地域です。西岸海洋性気候の南側。緯度的には温暖湿潤気候とほぼ同じ。
 乾燥帯と同様、中緯度高圧帯の影響を強く受ける緯度なのですが、暖流と偏西風の影響でやや降雨がある、ということになります。
 
 
 亜寒帯(D)
 冷帯とも言います。注意が必要なのですが…「亜寒帯」と「亜寒帯気候」は別物です。ここは他にもややこしいのですよね…。
 高緯度低圧帯の影響で、降水量は少なくありません。
 
 亜寒帯湿潤気候(Df)
 亜寒帯は、ほとんど全てこれにあてはまります。しかし、これではざっくりしすぎているということなのか、トレワーサが後に修正を加えました。
 
 <トレワーサの修正>
 湿潤大陸性気候(Da/Db)
 針葉樹林(亜寒帯)気候(Dc/Dd)
 おおまかにいって、亜寒帯湿潤気候と言われた気候帯(亜寒帯のほぼ全域)の、南側が湿潤大陸性気候、北側が針葉樹林気候です。「タイガ」を区別するために作られた区分といって良いと思います。
 湿潤大陸性気候は、針葉樹と広葉樹の混合林で、穀倉地帯。東欧~ヨーロッパロシア~中央アジア西部と、アメリカ合衆国北部~カナダ南部です。
 針葉樹林気候は、いわゆる「タイガ」と、カナダのほぼ全域~アラスカです。
 
 亜寒帯冬季少雨気候(Dw)
 冬に、非常に降水量が少ないこと。また、冬の気温が非常に低いことが特徴です。
 シベリア東部~中国東北部~朝鮮半島北部です。
 
 
 寒帯(E)
 気温で決まります。樹木はほとんど生えていません。
 ツンドラ気候(ET)と、氷雪気候(EF)です。
 
 
 非常に細かい区分であるように感じられますが、理解は難しくありません。
 まずは気温。これは、「北半球なら北へ行くほど寒くなる」だけです。(A~Eは、ほぼそれで決まります。)
 次に、基本的には、「大気の循環」と「低圧帯・高圧帯」で理解できますアメブロ参照)
 より細かい区分の原因となるのが、「恒常風と季節風/海と陸の関係/海流の影響/」です。この記事で、赤字で示した部分です。
 
 丸暗記しようと思うとしんどいものがありますが、理解しながらであれば、すんなりアタマに入るかも。
 
 「気候」は、地理を考える際の視点である、「海」、「土壌と植生/農業」、「都市と農村/人口」、「歴史と文化」の基礎となります。「気候」が理解できれば(受験生でもない限り、暗記は不要ですし)、大分楽になります。
 この記事に、参考になるところがあれば幸いです。
 
 
 

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